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敦煌 最終戦争シリーズ11

敦煌

タオが復活して、真砂流の救出へ。
このあたり読んでいると、いかに星野に負担とプレッシャーがかかっているかがよくわかります。昔読んだときは、そんなことは全然感じなかった気がしますが。

なんかねぇ、ナリスが死んだ後のヴァレリウスを思い出して、かわいそうに思うんですよ。自分のやりたいことは明確にあるのに、責任感のためにそれをすることができない。大人な人なんですよねぇ。

開放都市

「最終戦争伝説」の連載最後の作品。ここで、掲載誌がなくなって……。その話、なんかパトロールシリーズの時も聞いたような気がします。

星野が思いっきり永都を殴るじゃないですか。あのシーン、昔は意味がわからなかったんですよ。
でも、今読むと、ちゃんとわかりやすいように、その前に笑さんと星野のシーンが入っていて、だからこそ、笑さんを守れない星野の歯がゆさみたいなものも入っているのがとても良くわかります。

そして、この頃からずっと、今に至るまで、自分の後継者を探していることも。もう、自分は荒野に行きたくて行きたくてしかたないんですよねぇ。

そして、ここで物語を終わらせられた読者は、悲鳴をあげたことと思います。

孔雀天使城

ちゃんと、それでもコミックスのかきおろしで、なんとか決着をつけてくれるところが、山田 ミネコの偉いところだと思います。
ソマの王の目覚めまで。

唐突な感じは否めないけれど、それは端折ったエピソードもあったみたいなので、しかたないです。

これでちょっと強くなりすぎて、永都の活躍の場が減ってしまった感じもします。だから、小角が呼ばれたような流れですね。

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CLAYMORE28

「CLAYMORE」最終巻。
大盛り上がりのまま、大団円です。

なんか、いろいろな伏線がバシバシ決まっていくのですが、時間が空きすぎて、ほとんどなんだったのか覚えていないという……。読み直さないといけない感じですねぇ。こうやって、読むべき本がどんどん増えていく(笑)
これは、祝福か?呪いか?

しかし、思った以上にドロドロにならずに、なんというか、爽やかに終わったのがすごいなぁと思います。
まあ、外の世界での戦争はまだまだ続いているし、いつまでこの世界が続くのかというのはわからないのですが。

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甘い生活 2nd season 6

長期の連載で、デリケートな問題を扱っている(?)ので、時代時代や掲載される媒体の違いによってちょっとずつ表現の仕方が変わっているのがわかります。
集英社は、特にそのあたりはうるさそう。でも、弓月 光は、そつなくこなしている感じがしますよねぇ。昔のハレンチ大戦争みたいな気概はないなぁ、きっと。

最近は、ちょっと規制はゆるくなっている感じですね。

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CLAYMORE25

まだ、日本じゃ無理かな?
ハリウッドなら、CGバリバリで映画にできそうな感じがします。

特に、この怪獣大戦争なところを映画で見てみたい気がします。

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黄泉の向こう岸 最終戦争シリーズ9

黄泉の向こう岸

死んだ後の話だから、「黄泉の向こう岸」。
この題名のセンスは、やっぱり凄いと思います。この巻には、もう1つ、山田 ミネコ天才と思わせる題名がありますが。

これが、ラスボス黄泉の王の初登場かな。そして、多分これが、峡たちスリープウォーカーが海王星で発見した邪悪なものの正体。凄いそうだいな伏線だなぁとつくづく感心します。
話自体も壮大で、この1話で、2000年以上の時間がたっていて、そして、合歓はずっと生き続けている。

もしここで、永都が死ぬことなく目覚めたら、未来は大分人間有利になっていたのかなぁとか考えるとおもしろいです。

誰かが街を見ている

タオ&七海のロボット組が合流。
七海はこの後、けっこう活躍の場はあるけれど、タオの方は可哀想な感じ。ましてや、御薗さんは……。

七時の鐘

けっこう便利だった西の22の最後です。
鐘が鳴りながら、西の22が沈んで行くところは、けっこう好きです。このシーンがあって、この話が出来たのかなぁと感じさせられます。

そして、「最終戦争」のセオと凍河のその後が語られます。

木は花の天使のオレンジ

この題名が、最終戦争シリーズのなかでも、特別に好きです。
ものすごい意味わかんない凄い題名。しかも、オレンジのにおいって出てくるのだけど、それも実はキンモクセイのにおいのことで、そこも意味分かんなくてでも好きです。

唯の子ども時代の話で、目が大きくて可愛いです。

そして、しっかりと「西の22」につながっているというのにわたしが気づくのは、何度も読み返した後でした。

ベルテーンの魔女

妖魔ととりつかれた人間の意識がどうなっているかというのは、けっこう、謎が多い部分です。
笑さんや、春車は、完全に人間の意識の方が勝っている感じです。グリンダの場合は、意識が完全に分かれている感じがします。そして、唱の場合は?ハヌマンに好意を持っているのは、妖魔の方の唱のような感じもします。まあ、混ざっている感じもありますが。

緑の丘の白い家

基本、妖魔の人格の名前と人間の人格の名前が同じだから、混乱が起きるんですよねぇ。
この話みたいに、名前も違っていたら、わかりやすい。

ただ、あまりにも長い時間、同じ体の中ですごしていると、だんだん、混ざってわからなくなっていくのかもしれません。

夢のかけら 記憶の海

最初読んだとき、けっこう、オチがない感じで、なんじゃこりゃと思ったのです。
でも、多分、その夢みたいなイメージこそが、唯が大事にしている曖昧模糊とした記憶そのものなんだろうなぁと思うと、切ない。

そして、段々とわたし自身の自分の記憶も、そんな感じになってきているのに気づいて、さらに切ないです。