みなもと太郎,読書みなもと 太郎,リイド社,戦争,風雲児たち,風雲児たち 幕末編

風雲児たち 幕末編31

生麦事件、まだ起こっていなかったかぁとちょっとビックリしました。このタイミングかぁ。
まあ、いろいろお話が前後することはあるのですが、ここから薩英戦争が始まる。
ここから、幕末というイメージですが、それまでにも、こんなにいろんな問題が吹き出していたのですねぇ。

ものすごく圧縮された、本当に激変の時代だとわかります。

田素弘,読書モーニングコミックス,戦争,田 素弘,紛争でしたら八田まで,講談社

紛争でしたら八田まで9

地政学が、戦争の道具的な側面もちょっと見えてきた感じがします。

これ、理想を描かずにただ利用するだけだと、かなりひどいことでも、最低限の被害におさえられたと自分にいいわけしながら動きそうでちょっと怖いですねぇ。

山田ミネコ,読書ふふふの闇,マンガ,リアル,外法童子,山田 ミネコ,戦争,最終戦争,最終戦争シリーズ,月読の剣,eBookJapn Plus

月読の剣

山田 ミネコには、「最終戦争シリーズ」という、もう、唯一無二の物語があるのですが、シリーズ外で1番好きなのは、この「月読の剣」です。
商業誌で活動していた後期の作品になります。
そして、未完。

好きな理由には、多分リアルタイムで読んでいたというのも大きい。まあ、なによりも鳩子のビジュアルが好きというのもあります。少女マンガの主人公の目がどんどん小さくリアルになっていくときに、あのこぼれそうなぐらいおおきな目の少女は衝撃的でした。そして、それでいて性格はけっこうアクティブだしねぇ。
その後、このビジュアルは、「外法童子」とか、少女時代のジャッカルに引き継がれていったと思っています(前後が正確ではないかもしれませんが)。

未完の理由は、まあ、時代にあわなかったとかいろいろあると思います。なによりも、「ふふふの闇」のシリーズと、テーマや雰囲気友にかぶるということもあったのだと思います。同じような2つのシリーズにリソースを割くよりは集中して、「最終戦争」シリーズと「ふふふの闇」シリーズに決着をつけることを多分、多くのファンも望んでいる。
わたしも、妥当な選択だと思います。

それでも、このシリーズが、途中で止まっちゃったのは、凄く悲しいです。
続きが、読みたい。
「最終戦争」シリーズが、終了してからでもいいから。

石ノ森章太郎,読書マンガ,マンガ日本の歴史,中公文庫,中央公論新社,戦争,日出処の天子,日露戦争物語,歴史,江川 達也,石ノ森 章太郎

律令国家の成立 新装版マンガ日本の歴史3

うーん。
膨大な資料があって、おもしろいエピソードもいっぱいあって、でも、1巻で数百年分の歴史をかいてしまわなければならないとなると、どうしても、ストーリーを進めるというか流れを語ることが中心になって、なかなか、人物に焦点をあてるのは難しいなぁ。

その間を埋めるのは、「物語」で、歴史というのは、その物語を知っていることが前提になっているのかなぁと感じながら読みました。

ただ、くわしくエピソードをつなげても、物語にはならないのは、江川 達也の「日露戦争物語」が証明しているという。

杉浦次郎,読書マンガ,戦争,最終戦争,最終戦争シリーズ,杉浦次郎短編シリーズ,追放勇者問題,Pシリーズ

追放勇者問題 杉浦次郎短編シリーズ ラフ

「感情がない」の杉浦次郎が読みたくて購入したラフスケッチなマンガ。
商業ベースというよりは、同人誌的な。
こういうのが、Kindleで買えちゃうというのは、嬉しい。まあ、ちゃんとマンガにしてから売って欲しいとか、いろいろ思うところはあるけれど。

こういう出し方でいいので、続きが読めたらしあわせなマンガってありますよねぇ。
「Pシリーズ」は、そんな感じの出方で、けっこういろんなところでかいていたシリーズをまとめて読むことができます。
実は、山田ミネコの「最終戦争シリーズ」なんかも、同人版も含めて、全部、こういう形で出してくれないかなぁと期待しています。

さて、本作。
勝手に召喚されたはいいけれど、あんまり勇者として適性がなかった人たちのお話です。はみだしものをかく視点は、シビアだけれど優しいと思います。