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青い花7

次の巻で完結。
ラスト1巻までやってきました。

主人公たちも、高校3年生。
そして、この巻見てて、性格だけではなくて、姿形も、みんなちゃんと成長しているのを感じで、すごいなぁと思います。

けっこう、マンガのなかの成長って難しいのです。
特に、子どもの時代って、1、2年で別人かと思うほど姿形が変わっていく。
でも、変わらない部分もある。

2、3年後に突然出てきて、

「かわったねーー」

とか、

「かわらないねー」

というのは、ある意味、簡単なんですけども、このマンガみたいに、連続している中で成長させるというのは、けっこう難しいと思います。

「はみだしっ子」とかは、確かに成長していたと思います。
そのレベルのマンガだと思います。

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青い花6

臆さないこと
卑屈にならないこと
きちんと気持ちを伝えること

真っ直ぐだなぁ。
実は、真っ直ぐだと思っている気持ちが、曲がっちゃってることもあるけれど。

曲がっていると思っている気持ちが、真っ直ぐなこともある。
かも。

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青い花5

鎌倉で、女子校で、演劇で、百合で、と、いろいろ吉田 秋生の「櫻の園」を思い出します…。
アレ?鎌倉なのは「ラヴァーズ・キス」で、「櫻の園」は鎌倉ではなかったかな?

「櫻の園」が、本として、お話として、とてもまとまった1冊だとしたら、こちらの魅力は、まとまらないゴチャゴチャした人間関係にあるのかもしれないと思ったりしています。

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青い花4

ふみちゃんは、毅然としているとこと、ウジウジしているところと、両方あって、めがねで(?)、いいなぁと思います。

そして、このグダグダ感は、「敷居の住人」に繋がる感じ。

姿子さんの狐目も好きです。

まあ、ヴィジアルもあるんだけれど、それ以上に、なんか、キャラが立っていて素敵です。みんなけっこう、ひどいヤツだと思うけれど、それでいて魅力的です。

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青い花3

鎌倉っていう舞台の雰囲気なのかなぁとも思います。
なんか、不思議な空気が流れています。

若草物語とか、広い時間にも物語が広がっていくのは、空間が閉じられた感じがするからかも。
閉じられた空間の中で、時間だけが行ったり来たりする雰囲気は、吉田 秋生の「櫻の園」によくにている気がします。