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KAZE3 完全版

さて、ここまでは、少年キャプテンコミックスで、読んだことがあります。

完結するという4巻目が、楽しみです。

できることなら、はしょらずに描いてほしいですね。

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KAZE2 完全版

なんか、最近、色々なマンガの「完全版」が出ています。
何が違うかということ、カラーページが再現されているとか……。
それは、それで価値のあることだと思いますが、なら、最初から出せよといいたい気持ちもあります。

今回みたいに、今まで読めなかった部分が読めるというのが、正しい「完全版」のありかただと思います。
それから、コミック2.5冊分をいっきに読めるというのが、この話にとっては、良いことだと思います。

惜しいと思うのは、あの熱いあとがきの「For You」が入っていないことです。
あれも、全部収録してこそ、真の完全版!!

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KAZE1 完全版

実は、完結していない名作の多い神崎将臣の作品の中で、「KAZE」が1番好きだったのですよ。
「KAZE」の連載中は、「ゼノン」の決着も、この物語の中でつくのだと思っていました。
ところが、連載誌「少年キャプテン」の休刊のために、途中で切れてしまうという……。

思えば、「ガイバー」とか、けっこう名作が多かったのになぁ「キャプテン」。

ということで、今回の復活は、とってもうれしいです。
ただ、「ゼノン」の完全版の書き下ろし部分は、なんかちょっとチャカチャカしていて、消化不足だったので、今回は、思いっきり書き下ろして、語り尽くしてほしいです。

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アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題

手塚 治虫という神話がどういう風にできあがっていったのかというところが、けっこうおもしろかったです。

みんな、なにかに「ルーツ」を見つけたかったんですねぇ。

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THE WORLD 3

一神教が発明されたことによって、巻き起こった人の不幸というのは、もしかしたら計り知れないのではないかと思ったりします。

この物語の神様2人も、一神教の神様同様、大きな時代の流れにあまり関心を払いません。
ただ永遠に生き続けて、永遠に見つめ続けるだけ。

でも、この神様たちが全能ではないということは、物語のすくいではないかなぁと思います。
全能ではないから、自分にとって好ましいものを守りたいと思うし、寂しさを感じたりもします。

この巻は、ブラック・ワイルドの話だけでした。次の巻では、ホワイト・ワイルドの話になるのかな?
それとも、世紀を隔てたワイルド・ローズの子孫の話になるのでしょうか?