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挑戦的平和論 下 ゴーマニズム宣言EXTRA

これ、最後のマンガ論が、半端じゃなくおもしろい。
もう、「平和論」は、どうでもよくて(爆)……ぐらいの勢いで、おもしろいです。

その時、その時代でなければ感じられないことって確かにあって、こうやって、熱く語った文章を読むことでしか、それは理解できないんですよねぇ。

大塚 英志の手塚論では、若干、「その時代の空気は意図的にねつ造されたものかもしれない」みたいな考え方もあったのですが、それだけではない衝撃も、確かにあったんではないかと思うのです。
後から見てみれば、確かに同時代に似たものの萌芽はあって、そこだけ取り上げられるのはねつ造的に感じてしまうかもしれないけれど、それでも、その時代の空気のなかの微妙な最先端を手塚 治虫は走っていた気がする。
その微妙な差は、今の時代から見るとものすごく些細で差を感じないけれど、実は、その時代には、ものすごく大きく感じられたんではないかと思うのです。

しかし、平和論より、こっちの方に目がいっちゃうというのは、実は不謹慎なのか?
わたしも、平和な時代の子どもだからねぇ。

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挑戦的平和論 上 ゴーマニズム宣言EXTRA

日本は弱いなぁ。
そして、外交は、弱ければ弱いほど、つけいられる世界なのかも。

バランス感覚が難しいですね。

バランスが悪すぎると、暴力的な解決に頼らないといけなくなる。暴力装置そのものは、あってもよいと思いますが、それには出来るだけ頼りたくないと思うのは、やっぱりわたしが、ヘタレだからなのか?

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靖國論 新・ゴーマニズム宣言SPECIAL

8月が来るたびに……って、もう、12月なんですけれど。

まあ、日本人として忘れていけないことはある。それは、昔の人を貶めることではない。そこは、ものすごく了解した。

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鹿男あをによし

ベラボーにおもしろいです。

ちょうど、この本を読む直前に、ねぇさんにさそわれて奈良にいってきたので、余計にそう思えるのかも。
平城京跡のあたりを歩いたのですが、まさに、この本に出てくる景色がそのまま広がっていて、もう、目の前にその風景が浮かんで浮かんで、こんなに突拍子もない話なのに、またしても、

「これ、ホントーの話だから」

とか、言いたくなってきてしまいました。
うん、この人の小説は、ぶっとんでいるけど、リアルだ。そんなことがありそうな気がする。

まあ、このタイムリーな奈良行きにはタネがあって、先に、この本を読んでいたねぇさんが、奈良に行って、この本の風景を見たいと思っていたのだそうです。
で、ならでは、いろいろこの本の話がしたかったのですが、まだ読んでいないわたしのためにグッと我慢していたそうな。

あっこに、サンカクが埋められていたんだよなぁ……。

どおりで、なんか寂しそうな建物なのに、けっこうしつこくねぇさん行きたがっていたはずです(笑)

以下、ちょっとだけネタバレです。

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どうぶつしょうぎのほん

「どうぶつしょうぎ」、近所の子どもたち(4年生)に、けっこう人気です。
「ドミニオン」は、別格として、「ウィザード・カードゲーム」、「ごきぶりサラダ」、「マンマミーア」なんかにならんで、本当に、よく遊ばれています。

なのに、近所の本屋や、イズミヤからは、姿が消えてしまいましたが……悲しい。
なんか、ちょっと、おもちゃ屋の流通も、本屋の流通も、気が短すぎるような気がする今日この頃。
定番になるっていうハードルは、本当に想像以上に高いもんなんですねぇ。

さて、本の方ですが、最初の「あそんでみよう」のキャッチのされ方が、衝撃的でした。
もんだいは、後半は、あってなかったです。弱いわやっぱり。3手以上だと読めていない時が多い。もっと考えないと。