吸血姫美夕 朔7
なんか、ダラダラ続いている感じが強かったのですが、6巻目ぐらいからお話の輪郭がものすごく鮮明になってきた感じがあります。
やっと、おもしろくなってきた。
ちょっと、美夕にしては、登場人物が多すぎる感じもしますが……。それは、わたしの処理能力のせいなのかも。
えっ、これで完結。それは、嘘ん……。
いままで「美夕」と「夕維」で、「西洋神魔編」とか、いろいろなパートに分けて進めてきた物語を、全部ごった煮にして、上手に配置し直した感じです。
かきたい素材自体はもう練り込まれて存在している安定感があります。
その分、読者としては、意外なところは少なくなっているのかな~。
美夕のときからですが、雰囲気だけで読ませるマンガですよねぇ。
実は、平野 俊弘って、けっこう細かい設定までつめてる気がするので、もっと解説いれてわかりやすくできるけれど、そうやって、今よりもおもしろくなるのかどうかはわからない。
逆に、しっかりした設定はあるのだけれど、語らないところは、勝手に想像させる。
これは、狙ってやっているんだろうなぁ。