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いるの いないの

怪談えほんのシリーズの1冊。
今調べてみたら、第1期に5冊でて、第2期ら4冊出ているようです。わたしは、第1期の5冊しかしらなかったです。そのうちで、面白そうだと思ったのが、「悪い本」とこの「いるの いないの」でした。

たしかに、古い家の屋根のところにはなにかいそうだなぁと思っていました。

でも、おばあちゃんの反応が、なんというかいいのです。こっちの反応も、ある意味怖い。

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悪い本

でこねぇさんは好きですが、わたしは読んだことがなかった宮部 みゆきです。
初宮部が、この本であるのがふさわしいかどうかはわかりませんが。

「怪談えほん」のシリーズの1冊。
でも、子どもが好むような因縁話とか、血がドバーッみたいな話ではなくて、上品な(?)話にまとまっています。
子ども向けではないのかも。

「悪い本」も、意味がわからないと言えばわからない。悪い本といいながら、絵のメインにかかれているのは熊の人形だったりします。
でも、きれいなものが汚れていく。そして、人の心の闇が1番怖い。

それでも、その闇の深さこそが、豊かさでもある。

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デルトラ・クエスト8 帰還

けっこう怒濤の展開でした。

まあでも、1番の秘密は、わかるよなぁ……。
その他は、それなりにはビックリした。

でも、だからおもしろかったかというと……。

なんだろう、何回か書いてきたと思いますが、やっぱり、力に対するおそれが少なすぎると思います。
強い力を持った方が勝ち。弱いヤツは、虐げられろ。悔しかったら、より強い力を持て。みたいな部分が、自分自身で読んでいても気になるし、子どもに読ませるとしても、気になります。

そして、デルトラの意味が……って、この世界の共通語は、英語なのね(笑)まあ、言葉ネタは、今までもいろいろあったか。でも、けっこうがんばって日本語にしてきたのに、今まで、努力してきた訳、台無しみたいな……。

まあ、これで完結。
続きがあるみたいですが、まあ、読むことはないでしょう。

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デルトラ・クエスト7 いましめの谷

ついに、すべての指輪を手に入れました。

しかし、この間の様に、ほとんど1冊が謎解き……というよりも、なぞなぞな巻を読むと、やっぱり、大人としてはげんなりしてしまいます。

まあでも、「ホビットの冒険」とかでも、なぞなぞ遊びはあるわけですが。

昔話や、「ホビットの冒険」の場合、ずるをするのは、たいがいにして主人公側です。そこに、物語としての深みがあるのかなぁと思ったりします。

この話では、正々堂々と謎をといてましたから。
まあ、そのあとのどんでん返しが、今回の読みどころかなぁ。

しかし、ますます、力をためて集中していきます。
使うことにためらいがあるのは、敵を過剰に傷つけたり、自分の暗黒面に立ち向かうためではなくて、あくまで、使うと自分が不安になったりするからだけ。
このあたりは、ある意味、潔いです。

おそらく、王家の血族すら、主人公たちに集中させてしまうのだろうなぁ……。ある意味、わかりやすい、たしかにテレビゲームのRPG的ではあると思います。

でも、それに満足できない世界をわたしたちは、知ってしまっています。

ひきかえせないなぁ。

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デルトラ・クエスト6 魔物の洞窟

えーと、少し前に読み終わったにもかかわらず、この本、忘れてほったらかしになっていました。

「で、『デクトラ・クエスト』は、おもしろいの?」

と、同僚に聞かれました。

「まあ、ストーリーが次から次へところがっていくから、おもしろいといえばおもしろいよ。
でも、あとにはなんにも残らないけどねぇ」

と答えていました。

ということで、読んだ直後でないので、なんにもなこっていません……。