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えーと、わたしの仕事には、実は残業手当という物がありません。
なら、残業なんかないかというと、そうもいかないのが世の常です。

時期によって仕事の忙しさというのは、かなり変わるのですが、普段は時間いっぱいまで仕事して、まあ、忙しくなると残業が増えるという感じですね。
けっこう、突然に仕事が降って湧くことなんていうのもありまして、そうなると殺人的スケジュールなんてのになっちゃうこともあります。

家庭を持っておられる兼業主婦の方も、男女同権のお仕事ですので同じだけの仕事量があります。
仕事中は、お子さんを知り合いの方に預けておられるかたも多いのですが、残業となるとそうもいってられなくなります。
小学生に入学しているぐらいの年齢だといいのですが、まだ就学前ってこともおこりえます。
もちろん、子どもの世話をお母さんだけがしなければならないわけではありません。でも、お父さんも残念ながら子どもの世話ができない状況であったりします。

そういう場合は、どうなるのか?
たまに、子連れ狼で仕事をすることになります。
え、職場に子どもを連れてくるなんて非常識ですか?
でも、もう、労働時間過ぎてますから。残業手当ももらいませんし。
つまり今は、仕事場にいるだけのプライベートな時間なんです。
↑ なんて書いたら、「プライベートで仕事ばの電気代を使うな。電気代はらえ」なんて言いそうな管理職も、やっぱりいるので、ここだけの内緒の話。

さて、先日も、そんなお母さんが1人。

えーと、子連れ狼で仕事をされているのですが、子ども小さいから、すぐ退屈するんですね。
だいたいが、お母さんが仕事でまともにかまってもらえないので、ご機嫌ななめなわけです。
しかたがないので、左手で子どもだっこして、右手で名簿を作っておられました。
そして、左手の子は、10秒に1回ぐらいの割合で、自分の存在を主張するためにお母さんに話しかけております。

ちょうど、りんは自分の仕事が終了して、帰ろうかなと思っていたところです。

「あら、子どもがいるわ~」

と手を振って愛想を送ると、隠れられてしまいました(笑)

で、ちょっと、観察してたんですが、こりゃ大変だわ。

「ねぇ、いつ終わるの?」

「もうすぐだから、まってね」

「早く帰ろうよ」

「これが終わったら、帰るからね」

どうも、名簿をしあげたら帰れるみたいなんですが、10秒ごとぐらいに仕事が途切れちゃうので、一向に終わらない様子です。

うーむ。あれは、ちょっと両方とも不幸だわ。

ということで、

「おっちゃんとこ来るか?」

とアヤシイおっちゃん、子どもを誘ってみます。
お母さんは、

「いいよ~。気にせんといて~。大丈夫やから~」

とか言ってますが、全然、大丈夫そうではありません。
子どもの方は、

「イヤ!」

とか言ってるし……。

せめて、仕事場に子どもの気を引くようなものがあって、お母さんの手を離れれば、その隙にお母さんが仕事を終えられそうなのですが。

仕事場に、子どもの気を引くようなものって……。あるわ(笑)
なんで、あるのかというのは、内緒。
内緒ばっかりですねぇ。

うむ。「アレ」ならば、「イヤ!」とか言ってる子どもでも、フラフラフラと引き寄せることができそうです。
15分も引き寄せてれば、「もうすぐ」な、お母さんの仕事も終わるだろう。

ということで、自分の仕事部屋に「アレ」を取りにいきました。

さて、わたしは、なにを取りに行ったかが、今日の問題です。
わかった方は、「雑談部屋」の方に(笑)
賞品は、でません。

ヒントは、実はこのページの中に!

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ピット

今回、いきな子どもたちにヒットしたいたのが、「ピット」でした。

実は、前回ぐらいから、大人たちの間では遊ばれていたんですよ。
子どもたちの間から、

「おとーさんたち、うるさすぎー。ケンカしてるのー?」

という子どもたちの非難をあびながら、楽しそうに大人だけが遊んでいたわけです。

で、わたしは、イエローサブマリン京都店に行ったとき、この「ピット」の箱を見つけたわけです。
速攻買いですよ。
そして、速攻すぎました。

買った「ピット」は英語版。なんと、日本語のルールがないという(泣)。

いや、簡単すぎるほど簡単なルールなんですよ。
なくったって出来るし、訳すのだって英語だし、難しくない。
でも、わたしのような小心者は、ちょっと気になるんですよねー。

そして考えたのが、この前「うつぼゲーム会」で遊ばれていたぞ。今回も、これを持って行って、遊び方を教えてもらおう。

「うつぼゲーム会」に行ってみると、前回遊ばれていたピットがちゃんとありました。
しかも、よく見ればそれば、なんと「日本語版ピット」ではありませんか。
もちろん、ルールも、日本語でした。

これも、ご迷惑をおかけしているゲームファミリーさんの物でした。見せていただくことをお願いすると、快く貸してくださいました。
ほぼ、準スタッフ。というか、スタッフ以上にスタッフです。もっと、精進せねば。

気になっていた部分が全部解決いたしました。

解決したら、遊びたくなるのは、人の常(笑)。
さっそく、子どもと試します。
いきなり、小学校就学前の子も入れてです。

大丈夫。大丈夫。
「ファミリーで子供と遊ぼう」のページでは、「小学生低学年から楽しめるゲーム」に分類されています。
この子は、あの8歳以上のゲーム「カルカソンヌ」で、わたしを破った子どもです。
もうあの時点で、小学校卒業です(笑)。

ヨーイ、スタート。

手札が9枚ずつ配られます。遊ぶ人数によって、使うカードが変わるところは、「そっとおやすみ」と似ています。あれは、4枚の同じ絵のカードを人数分組使いましたが、「ピット」は9枚の同じ絵柄のカードを人数分組使います。

シャッフルして配られていますから、手札は、バラバラです。
これを人と交換して、全部、同じカードにするのが目的です。
うーむ。このあたりも、「そっとおやすみ」と似ていますねぇ。

でも、カードは9枚です。「そっとおやすみ」みたいに、1枚ずつとなりに渡していたのでは、なかなか揃いません。ジョーカーだってありません(基本ルールということで、牛カード、熊カードは使っていません)。

交換のしかたは、大胆です。
なんと、ゲームがスタートしたら、一斉に自分の交換したい枚数を叫びます。

「1枚!1枚!1枚!」

「2枚!2枚!」

そして、枚数が合致した人と、いらないカード同士を交換します。

このあたりは、「そっとおやすみ」とは、正反対。
うるさいわけです。でも、熱くなって、盛りあがるところです。
ただし、交換するカードは、全部同じ絵柄じゃなくちゃいけません。それから、1枚から4枚までの間で交換しなければなりません。

時には自分が、

「4枚」

と叫んでいても、だれも4枚交換がいなくて、

「3枚」

という人がいたら、すかさず自分も枚数を減らして3枚だけ交換するというテクニックもあります。

自分の手札が全部、9枚揃ったら、テーブルの中央のベルを『チン』と鳴らします。
これが、気持ちいいんだ。
わたしのは、もちろんベル付きです。ベル必需品。

で、1回やってみたのですが、小さい子、ちょっと無理っぽい?

無理っぽい理由を考えてみると、最大の問題は手が小さいことです。
9枚のけっこう大きなカードを持ってプレーすることは、かなり難しい。

そして、そのせいで、1番最初カードを配られたとき、揃っているカードを種類別に並べたりするじゃないですか。
↑ ベテランプレーヤーは、手札の内容を知られるのを嫌うため、あえてバラバラにしておく人もいますが、わたしや子どもは、揃えるわけだ。
その揃えるのが、メチャクチャ遅いんですねぇ。

あと、ベルが届かない。

でも、逆に言うと、遊びにくい部分って、それだけなんです。

1番対処が簡単なのは、ベルをその子の前におく。

それから、カードは別に持たなくても、テーブルに置いてふせておいてもいい訳です。自分でも見えないわけなんですが、揃っているカードと揃っていないカードの別や、揃ってないカードが何枚ずつあるのかは、伏せていても分けておけばわかります。
あと、覚えておかなくちゃいけないのは、「自分が何のカードを集めているか」ぐらいの物です。

最後。自分の手札を並べる時間がない。これも簡単。この子が、自分のペースで並べて、並び終わったら、この子が、

「ゲームスタート」

の合図を出せばいいわけです。

そう。最初カードを並べるのに時間がかかりますが、後は対等に出来るのです。

「2枚!2枚!あぁ、1枚でいいわ」

とかも、すぐに出来るようになって、ベルも何回か鳴らしていましたよー。

このゲームで、何よりも楽しい瞬間は、ベルを『チン』と鳴らすことです。
大人でも、気持ちいい。
そして、けっこうみんな一緒に揃うことも多いので、

「あー、わたしも揃ったのにーー」

とかいう悔しそうな声も聞こえてきます。これがまた、賞賛の声に聞こえてくるんですよ。

ガックリくる瞬間は、交換した手に入ったカードと交換に相手に差し出したカードがまったく同じだったときです。
ヘニャヘニャとなります。

そして、またそれを交換に出してみたら、相手も同じカードを出して、交換が成立したりということも、最初のうちはありました(笑)。
同じ相手と、同じ枚数交換してはいけない。同じカードがぐるぐるまわっていることも多いから。

単純で、熱くなれるからでしょうか、その後、子どもたちにも、何回も遊ばれていました。

そして、それを後で見たベテランスタッフが1言。

「おぉ。子どもたち9枚でやっているのか。6枚ぐらいにカードへらしてもよかったのに」

さ、さすが。
そんなことは、思いもよらなかったわたしでした(笑)。

こんな感じの楽しいうつぼゲーム会でした。