アニマル・ファーム
消えたので、書き直しです。
原作、ジョージ・オーウェル。うーん、そんなに、ジョージ・オーウェルも好きではないしなぁ。
その当時は、こういう大人ための寓話って、すごかったのだと思もいます。
基本、原作付のものを集めた短編集です。
小松 左京原作の「くだんのはは」の方が、なんというか、なまなましさがあって、おもしろいです。
解説だけ先に本になっていた「日本SF全集」がとうとう、発刊!!
本当ならやっぱり、1人1冊の全集が読みたかったところですが、それだとお値段的にも、場所的にも、購入すら怪しくなるので、これでいいのかな。
やっぱり、星 新一、平井 和正、光瀬 龍、半村 良、眉村 卓あたりは、文句なしに面白い。というか性に合います。
まあ、この辺の小説が、今の私の好みを作ったので、当たり前といえば当たり前なのですが。
この本を読まなければ、読めなかったいろんな人の物語が読める。全集とかの良さは、そういう思わぬ出会いにあります。
今回は、今日泊 亜蘭の作品が、そんな感じで出会えて良かったです。
本好きが、本についてダベっているだけの本です(笑)
わたしは、山田 正紀は、もうちょっと分析的な人だと思っていたので、ちょっと韜晦しすぎだろうと思いました。
でも、仲間とこうやって、好きな本のことを話すのは、楽しそうだ。
小松 左京は、わたしの視野の中にはいってなかったので、読んでみたくなってきました。
あと、常野物語も、挑戦してみよう。
中島 梓の平井 和正論です。
e文庫で購入。アドエスで読みました。けっこう読めるもんだ。でも、残りのページ数がわからないのは、けっこう、ストレスでした。
平井 和正という人は、今のSFというか、ヒーローものの原型をつくったような人です。
でも、あの頃の日本のSF作家、星 新一、小松 左京、眉村 卓、光瀬 龍なんかからくらべると、明らかに異質な人でした。
わたしは、実は、幻魔大戦から、平井 和正に入ったんです。だから、平井 和正の大変化といっても、変化したあとから入ったので、イマイチよくわかってないのです。
でも、大人になって「ボヘミアンガラス・ストリート」を読んでから、ずーーーっと、この子どものままの感性をなくさない凄い人だということはわかりました。
最近、「地球樹の女神」を読み出したりしていて、本当に、あきれるぐらいに子どもだと思ったりすることもあります。それだけ、純粋なんだろうなあと思ったり。
でも、ウルフガイから読んでいって、天使に出会った人は、本当にびびったのだろうなあと思います。
その衝撃は、今回のこの中島 梓の評論でよくわかりました。
中島 梓も、若くて熱く語っています。
なにかを熱く語れる。そんな時代だったのだなぁ。
でも、今も、わたしたちは、なにかを熱く語らないといけないのだと思った。
ところで、e文庫、いろんなものの続きをちゃんと出せ!!
狼の肖像
(e文庫)
中島 梓