田村由美,読書フラワーコミックスα,マンガ,ミステリと言う勿れ,小学館,田村 由美

ミステリと言う勿れ2

この拉致事件の話を先にTVドラマでもみたのですが、面白さは段違いでマンガの方が上ですねぇ。

人間関係にしても、主人公のキャラクターにしても、かなり難しいわ。マンガだって、説明的なことをそんなにしている訳ではないんですけどね。

栗本薫,読書小学館,栗本 薫,魔界水滸伝,P+D BOOKS合本版

魔界水滸伝20

まあ、そういうラストしかないよねぇという感じのひろがって終わるエンドです。

じゃあいったい、前半に出てきた巻物(?108人の名簿)とかはなんだったのかとか、途中出てきた異界の日常みたいなのはなんのためにあったのかとか、いろいろあるのですが。

うーん、名簿はやっぱり役の行者が作ったのかなぁ。

さて、「新・魔界水滸伝」は、どう繋がるのか、繋がらないのか。
未完出しなぁとも思いますが、次は、それを読みます。

安西信行,読書安西 信行,小学館,少年サンデーコミックス,麗の世界で有栖川

麗の世界で有栖川7

多分、作者ひどいこと考えているし、どっちかというと、共感の度合いは、敵方にあるのではないかと思います。
それでも、物語として熱血という筋を1本通していくことで、おもしろいものができるんだと思います。

島本和彦,読書アオイホノオ,ゲッサン少年サンデーコミックス,マンガ,小学館,少年サンデーコミックス,島本 和彦

アオイホノオ20

「賞を取るのは嬉しいけれども、これじゃなーい」

という話から、もう、20巻ですよ。
でも、マンガとしても、時代の証言としても、おもしろい。

たしかに、あの時代、一本気 蛮のラムちゃんにドキドキして、彼女がマンガ家デビューしたときには、大丈夫かと思った自分がいる。

そういう、忘れたものを掘り起こしてくれる物語です。

栗本薫,読書クトゥルー,ホラー,小学館,栗本 薫,魔界水滸伝,P+D BOOKS合本版

魔界水滸伝19

クトゥルーが、しゃべるんだぜい(笑)とか思っていましたが、この巻ではほぼ、クトゥルーが、そのあたりのおっさん化しております。
すまなさがったり、あせったて大慌てしたり。
なんか、スケール感が、凄い……というか、スケール感が、無茶苦茶です。
いや、おもしろいです。

大笑いして、こんなクトゥルーいないとか思いながら、いやいるということに気づいてしまう。
ラノベ系の軽いクトゥルーって、こんな感じ。そして、ラムレイも、こんな感じですよねぇ。

栗本薫って、多分、ホラーには向かない。そして、ラムレイも。
目指すのは、ダイナミックな「物語」なんだなぁとあらためて思います。

もしかすると、今の日本のクトゥルーのブームの元は、栗本 薫なのかも。

多一郎さん、復活。と思ったらフリーズ。
とりあえずの完結まであと1巻。どう、決着がつくのでしょうか。