灼熱の時代3 3月のライオン昭和異聞
あぁ、このセリフ聞いたことがある。兄貴に教えてもらった。というのが、
「兄たちは頭が悪いから…馬鹿で凡才だったから東大へ」
でした。
将棋指し、ハンパネーと子ども心に思った言葉です。
思えば昭和の時代。離れかけてたとはいえ今よりも将棋は近いところにあったのかも。
女の人たちが、ヒロインの香織も良子も、みんなカエルみたいな顔なんだけど、いい女なんだなぁ。
ラスボス戦。
すべての絶頂と破壊が一緒に来る。まあ、いつもどおりのハイテンションだけども、とても気持ちよい1冊です。
でも、最後って、菅田が読み違いしていたのを谷生が表情で教えたっていうことではないのか?将棋って、1回駒にさわったら、その駒を動かさないといけないというルールがあるみたいな話を聞いた覚えがあるのですが、真剣師には、そんなこと関係ないのかなぁ。それとも、それは盤上の駒を動かす時だけで、取った駒を置く時のルールではないのかも。
まあ、そこまで菅田が持って行っただけで、谷生も満足だったということでいいか。実際、彼の夢は実現された訳ですし。
35巻。長かった。でも、最後までこのノリでいけるのって凄いです。
さて、夜も更けてきましたりので、そろそろラストのゲームです。
「うーん、そんなに時間がかからなくて楽しいゲーム……」
「これは?」「これは?」
という感じで、双子ちゃんが「キングオブトーキョー」とか持ってきますが、ちょっと時間的に苦しいかなぁ。まず、わたしがルールを確認するところから始めないといけません。まあ、興味があるようなので、次回までにはルールを読み込んでおこう。
「これは?」
と、持ってきたのは、「オバケだぞ~」。それは、良いチョイス。
ということで、「オバケだそ~」です。ウチのは拡張入りです。
でこねぇさんは後片付け中なので、4人でプレイ。
「オバケだぞ~」は、スゴロクゲームです。
頂上のゴールにいるオバケを脅かすために、子どもたちが廃墟の階段を上っていきます。
最初は普通のスゴロクで、サイコロの目だけ、自分のコマを進めていきます。基本、1番にオバケのいるゴールにたどりついたプレーヤーが勝ちです。
でも、このサイコロ、オバケの目なんてものがあります。オバケの目がでると、なんとオバケに魔法をかけられて、オバケに変身させられてしまいます。廃墟の上にオバケも、子どもたちが遊びに来たことに気づいているみたいです。
オバケの目を振ったプレーヤーは、好きなプレーヤーのコマ1つ選んで、そのコマをオバケに変えてしまいます。
さて、このゲーム、このオバケへの変身がけっこう素敵で、この上からスポッとオバケのコマをかぶせます。元のコマはオバケのコマと磁石でひっつくようになっています。そうすると、もうそのコマが、誰のコマだったのか、ひっくり返さなければわからなくなってしまいます。
こうして、コマを進めたり、誰かをオバケに変身させたりしてゲームを進めていくと、そのうちに全員が、オバケに変身してしまいます。さて、誰が誰だかわからなくなってしまいました。
「わからなくなったので、ここから先は、サイコロを振った時に、どのコマを動かしてもかまいません!!」
「えー、そんなん、コレわたしに決まってるやん!!」
「そうそう、コレ、わたしやで」
「シーッ。内緒、内緒。これからは、絶対にコマを逆さ向けて確かめてはいけません」
さて、ここからが、このゲームの本番です。
すでに全員がオバケに変身してしまった後に、オバケの目が出た場合、大混乱が巻き起こります。
今回は、拡張セットも入っているので、さらに混乱の度合いが上がります。
オバケの目が出れば、サイコロを振ったプレーヤーは、まずボトルでオバケゴマ1つを動けなくします。これは、オバケを封じ込める緑色のボトルで、ボトルに捕まったオバケは、次にオバケの目がでて、ボトルが他のオバケを捕まえるまで、動けなくなってしまいます。
それから、好きなオバケのコマ同士の場所を交換することができます。まあでも、これなら自分のオバケコマを1つだけ覚えておけば、自分のコマを見失うことはありません。
さて、プレーヤーは、それぞれ自分のコマが何色であるかを示すチップを1枚ずつ持っています。
オバケの目を出したプレーヤーは、オバケのコマ同士の場所を交換する代わりに、このチップを交換してもかまいません。
つまり、ゲームの途中で自分の色が代わってしまうことがあるのです。
子どもたちは、割と素直に自分のコマが前に進むように、コマを交換したり進めたりしていきます。
わたしは、積極的に、混乱を引き起こす作戦にでます(笑)
「コレ、おっちゃんのやで」
と、わざと人のコマを動かしてみたり、
「じゃあ、ポッドちゃんのコマを止めよう」
と、アミーゴちゃんのコマを動けなくしたり。
最初は、ワザとしているのですが、途中で自分でも何が何だかわからなくなります(笑)
「えー、わたしのどれやったっけ?」
みな蔵さん、さっきから、みな蔵さのコマは全然動かされていませんから(笑)
という感じで、でも、子どもたちはチップ交換にもめげずにけっこう、自分のコマをしっかりと覚えている感じでした。
アミーゴちゃんが、コマをゴールさせて終了。
コマを逆さま向けて、色を確かめます。
1位アミーゴちゃん。2位ポッドちゃん。3位りん。4位みな蔵さん。
見事、自分のコマを見失わずにゴールです。
これは、10分ぐらいで終わるので、もう1回のリクエストに応えてラストゲーム。
この手の記憶ゲームは、大人よりも子どもの方が強いことが多いです。そして、男よりも女の人の方が強い気がします。
こんどは、ポッドちゃんが、コマをゴールさせました。
1位ポッドちゃん、2位みな蔵さん。3位アミーゴちゃん。4位りん。
2回目も、見事、自分のコマを見失っていない子どもたちでした。
ということで、双子とのゲームが終了しました。
でこねぇさんが、洗い物に。
4人プレイ。
どうしても、オススメしたかったのが、予想通り2014年の日本ボードゲーム大賞に輝いた「宝石の煌き」。
「これ、おもしろいよ~」
と出して、宝石を並べてみたのですが、前回と同じく断固拒否されてしまいました。
うーん、コンポーネント的に、つかみはOKだと思うのですが。難しく見えちゃうのかなぁ……。
うーん。
双子ちゃんファミリーにもう1つ覚えて欲しいと思っているゲームは、トリックテイキングゲームです。
ほら、トリテって、3人だとイマイチなことが多いじゃないですか。双子ちゃんファミリーが来れば、いつでも5人確保できて、トリテに最適。
「『ウィザード』がいいかなぁ、『七つの印』かなぁ」
と洗い物をしているでこねぇさんに意見を求めると、
「時間もないので、『七つの印』の方がいいんじゃない」
ということで、「七つの印」を。
「七つの印」は、自分が何トリックとれるのかを予想するトリックテイキングゲームです。
でも、最初は、持っているカードでどれぐらい取れるかなんてまったくわからないので、トリックテイキングゲーム自体初めての人と遊ぶ場合は、まずは、予想なしで遊んで見ることをオススメします。
4人なので、使わないカードをよけて、使用するカードをすべて全員に同じ枚数ずつ配ります。
最初のプレーヤーが、自分の手札から好きなカードを出します。これをリードするといいます。
その次からのプレーヤーは、手札にリードされたカードと同じスート(マーク)のカードがあれば、そのカードを出さなければなりません。リードされたカードと同じスートのカードが複数ある場合は、その中から好きなカードを選んで出せます。もし、リードされたカードと同じスートのカードがない場合は、手札から好きなカードを選んで出すことができます。
こうして、最後のプレーヤーまで全員が1枚カードを選んで出し終えたら1トリック終了です。全員の出したカードの強さを比べます。
リードされたスートの1番強いカード(「七つの印」の場合は数字の大きいカード)を出していたプレーヤーが、そのトリックに勝利します。
勝利したプレーヤーが、次のトリックのリードプレーヤーになります。
というのが、トリックテイキングゲームの大まかなルールです。「七つの印」の場合は、そこに、切り札のルールが加わります。
赤いスートのカードは、切り札です。切り札が出た場合は、リードスートがなんであれ、切り札のカードが勝ちます。赤いカードが複数プレイされた場合は、その中の数の大きい方が勝ちます。
ただし、赤いカードはいつでも出せるわけではありません。赤いカードが出せるのは、赤いカードがリードされた場合と、自分がリードされたスートを持っていない場合だけになります。
練習ということで、1、2回実際にやってみると、けっこう小さい子でも理解できます。
「今、緑からスタートだから、緑出さないとだめだよ」
という感じで、注意しながら出していきます。
で、トリックテイキングゲームは、ここから、いろいろなルールがついていって、おもしろくなります。
トランプの「ハーツ」のように、トリックを取らないようにした方がいいゲーム、「ウィザードカードゲーム」や「七つの印」のように、自分が取るトリック数を予想するゲーム、変態的なルールが加わっていく「ドワーフの王様」や「トリックマイスター」。
でも、最初は、素直なルールでトリックを取ったら、その色のチップを取るというルールでします。チップをたくさんとった人が勝ち。
それでも、1回ゲームをするだけで、切り札の使い方など気づくとこもあって、けっこうおもしろいもんだと思います。
「でも、これチップをたくさん取るのって、強いカード持っていたり、切り札いっぱいもっている人が得じゅないですか。
そこで、今度は、最初に自分の手札を見たときに、自分がこの勝負で、何色で何回勝てるかを予想します。
こうすれば、手札が弱くっても公平です」
てな、説明をして、妨害者の説明をして、2試合目からが、本番です。
本番、1回戦目。
みな蔵さん-6点。アミーゴちゃん-4点。ポッドちゃん-2点。りん-2点。
失点を少なくするゲームです。最高が0点。プラス点はありません。
妨害者は、-4点スタートで、自分は予想しなくてもいい。人が予想外のトリックを取るごとに+1点になっていきます(ただし最高0点)。
でも、誰も選ばず。まあ、予想するところが楽しいところだし、-4の大きさは、けっこう微妙です。
今回、みな蔵さんが-6点なので、取っておけば、-4点になって単純にお得です。でも、実は予想外のトリックをみな蔵さん自身が2枚とっているので、-4点以上になりません。ここは、アミーゴちゃんが取っていると、みな蔵さんの2トリック分がプラスになって-2点になって1番お得です。
でも、わたしも実は、妨害者とるの苦手です。
基本、スタートプレーヤーを交代していって、プレーヤー人数分遊びます。
2回戦目。
みな蔵さん-8点、トータル-14点。アミーゴちゃん-4点、トータル-8点。ポッドちゃん-3点、トータル-5点。りん-2点、トータル-4点。
やっぱり、今回も妨害者を誰も取らず。
みな蔵さん、2回予想外にトリックを取り、勝てるはずのカードで1回勝てていません。子どもたち、すごい健闘しています。
妨害者は、多分実は、連続で選ばれにくくなるようにルール改定がされちゃうぐらいに強いのだと思います。
妨害者は-4点以上には下がりませんが、予想が外れるとひどいことになります。わたし、最高で-20点とか取らされたことあります。
でも、わたしも、妨害者選んだ時、どう動いたらいいのかは実はよくわからないのです。
他のプレーヤーが、どれぐらいトリック取る気か(というか、トリック取る気がないか)によるからなぁ。
3回戦目。
今回も、誰も妨害者を取らず。
みな蔵さん-5点、トータル-19点。アミーゴちゃん-5点、トータル-13点。ポッドちゃん-3点、トータル-8点。りん0点、トータル-4点。
りんが、パーフェクト達成!!
双子ちゃん、2人ともけっこうついてきています。切り札でトリックを取った場合は、リードスートで取ったことにしても、赤色で取ったことにしてもいいというろ、ちょっとややこしいルールもあるのですが、それも使いこなしています。
大きいカード出したてトリックを取った後に、小さいカードで逃げるというテクニックも、ちょっとわかって来たようです。
4回戦目。
ラスト。やっぱり、誰も妨害者を取らず。わたしらも、最初プレイしたときはそうだったかも。というか、わたし自身、妨害者を取ったことって凄く少ないです。
みな蔵さん-2点、トータル-21点。アミーゴちゃん-5点、トータル-18点。ポッドちゃん-3点、トータル-11点。りん-3点、トータル-7点。
おぉ、みな蔵さんがコツをつかんだようです。
「これ、ドキドキするなぁ」
総合順位は、1位りん、2位ポッドちゃん、3位アミーゴちゃん、4位みな蔵さんでした。
このゲームができると、他にも(似たような)楽しいゲームがいっぱいあるで。
次は、「ウィザードカードゲーム」をぜひ。それから、「トリックマイスター」に進んで、立派な変た…(自主規制)