悪魔憑きの放課後 デモンパラサイト・リプレイ
なかなか、爆笑まではいかないけれど1なかなか楽しいリプレイです。
ただ、現代劇ということで、けっこうシティアドベンチャーの割合が高くなるのかなぁ。そうすると、ゲームとしての難易度はあがっちゃうよなぁと思います。
- 爆笑が、TRPGのほめ言葉かどうかはおいといて。 [↩]
スチャラカ編、最終話です。
伝説の英雄ではなくて、等身大の冒険者たちの日常の冒険。
今にしても、コレと「ぺっぽこ」は、名作だなぁと思います。
変身ヒーローっていうのは、いいなぁと思っていました。
でも、ガープスは、ちょっとルールがなぁ……。ビーストバインドは、リプレイがないので雰囲気がつかみきれない。
ということで、デモンパラサイトです。
設定的には、ビーストバインドに似た感じかなぁと。
しかし、ちょっとエッチな属性は、必要なんだろうか?
かえって、人をTRPGからひかしてしまう気がします。おもしろいけどね。
これが、ソード・ワールドの1番最初のパーティの冒険なのだから、ビックリします。
だって、これ、TRPGっていうゲーム自体を否定しているのですから。
でも、これからあるからこそ、このパーティは人気があって、このスチャラカ編は、傑作なのだと思います。
モンスターを攻撃する遊びが、基本的に、RPGなんですよねぇ。でも、善良なモンスターですから。
まあでも、「友好的な」モンスターというのは、ウィザードリィでも、出てきたか…。
山本 弘っていう人の考え方を、とってもよく伝えた1冊だなぁと思います。
甘酸っぱくて……ちょっと酢いにおいがして……、こわっぱずかしいお話です(笑)
えーと、ゲームサークル(RPGサークルね)の人間関係が、かわいい女の子の出現によって、壊れていく(ところもある)という、なんともストレートなお話。
まあ、現実的に、ありそうな感じも……特に、高校生とか大学生とか、微妙なお年頃の人がいると……いや、年齢にかかわらず、微妙な感受性をもっていると……。
まあ、せっかくそこに”かわいい女の子”がいるのに、「ゲームばっかりしていたら”かわいい女の子”にモテないので、ゲームをやめる」と宣言するタナケンの考え方は、イマイチよく理解できないのですが……。
というか多分、それも「逃げ」だけから、主人公がゲームにのめり込むのと同じぐらいダメダメなのだと思った。
楽しむための「時間」や「体力」は有限なので、自分が幸福になるために、なにを選ぶかは、やっぱり自分自身が選択していかないといけない。
友だちが離れていってしまうことはさびしいけれど、それを非難したりとめたりするとこはできないです。このあたり、わたしが冷たいと言われる理由ですが。
まあでも、世間でいわれているほど、「恋愛がこの世界のなかで1番大切なもの」ではないと思います。
その部分さえ切り捨てちゃって、世界を見まわせば、けっこう小さな「しあわせになれるもの」って、いっぱいありますね。多分、ゲームもそうだし、本やマンガもそうです。
勝ち組・負け組なんて言葉もありますが、結局、大切なのは、今の自分にそれなりに満足して楽しくやっているかどうかですよね。
だから、人からみてダメダメでも、それで自分がそれなりに満足しているのなら、それはそれでいいんではないかと思います。すくなくとも、その人に、
「お前は、ダメだ!」
と言うことは、決して親切でもなんでもない。
でも、だからといって、間口を狭くする必要はないと思います。期待はしないけれど、素敵な出会いがあったときには、それを大切にしていくのは、当たり前なんではないでしょうか。
まあねぇ……。わたしも……ねぇ(笑)