犬夜叉48
いやぁ、邪見が、ここまでいい動きをするキャラクターだとは。
はっと気づくと、ものすごく考えられた配置ですねぇ。
こういうのがあるから、長期の連載というのは、いい。
でも、若干のばし過ぎなのは……。
これはこれで、ちゃんとそれなりの水準でのばしているというのは、高橋 留美子といい、鳥山 明といいすごいんだけど。
物語は、収束する方向に向かっているようです。
鋼牙が退場して、桔梗が退場して、少しずつ終盤に向かって整理されてきたような感じです。
しかし、今までは、四魂のかけらのはいった鋼牙しか見ていなかったので、かけらなしの鋼牙がどれぐらい強いのかは、けっこう見えないですねぇ。
というよりも、四魂のかけらのちからを取り込まず、普通に四魂のかけらを持っている妖怪と戦っている犬夜叉って、実は、レベル違いに強いということなんでしょうか。
でも、ここで殺生丸の話がはいるというのは、また少し引き延ばすつもりなんだろうか?
それとも、殺生丸の物語にも、なんだかの結論を出そうとしているのでしょうか?
うーん。
ホラーは、行き着くとこまで行ってしまうと、なんか笑えてくる。
菊地作品にも、そんなところがあって、そのあたりがB級のよさではないかと思います。
今回は、舞台が都会ではなく山。
山の妖怪。山の怪談。
なんか、普通だ。
どっちかというと、街の方がおもしろく感じました。
徳間書店
発売日 : 1991-06
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