天使と悪魔一覧

哲学がはじまるところ

ふしぎなキリスト教

これ、かな~り、おもしろかったです。

日本人なので、キリスト教というよりは、宗教自体にちょっとした違和感をもっています。でも、キリスト教徒は日本人にもいっぱいいて、信仰している人は、その違和感をどうやって自分に納得させているのかとか疑問でした。
でも、これを読むと、キリスト教の変と感じる部分が、結構システマチックに作られてきたのだな~ということが、よくわかります。

それから、異端というものがやっと理解できた。異端は、異教ではないのですね。そこに深い根がある。

科学や、哲学など、キリスト教を否定している様に見えるものが、いかにキリスト教と強く結びついているかとかいう話は、スリリングで楽しい。
そういえば、ダン・ブラウンの「天使と悪魔」でもそんな話あったな~。


ウンチクがたりない

天使と悪魔

「天使と悪魔」見てきました。

映画は、イマイチでした。まあそら、原作が全3巻ですから、説明不足にはなってしまいますよねぇ。

わたしは、「ダ・ヴィンチ・コード」の映画→「天使と悪魔」の小説→「ダ・ヴィンチ・コード」の小説→今回の「天使と悪魔」の小説という順番で接しているのですが、やっぱりというかなんというか、原作のある映画って、原作→小説の順番で見ると多少物足りなさが残ります。
まあそれは、最初に接したものの印象が強くて、おもしろく感じるというだけのことかもしれませんが。

原作の小説の方は、「天使と悪魔」は、「ダ・ヴィンチ・コード」よりもおもしろいといわれているそうですが1が、実は、わたしは、「ダ・ヴィンチ・コード」の方がよくできたお話だと思います。
「天使と悪魔」の小説の方は、まあ、あっちへこっちへ引きずりまわされる印象が強かったです。まあ、その引きずられるかんじが強烈で、それが、あの小説のおもしろさにもなっていたのだとは思いますが。

でも、アクションだけでは、全3巻も必要ないし、それほどおもしろいものでもありません。ダン・ブラウン小説の圧倒的なおもしろさは、ウンチクの豊富さにあるのだと思うのです。
もちろん、どうやら、嘘ウンチクもだいぶんあるみたいですが、それも含めて、なんとなく本物っぽいウンチクのおもしろさがあるのです。

で、今回の映画なのですが、このウンチクが、圧倒的に少ないのです。
アクションは、けっこう原作通りにあるのですが、ウンチクは、映像になりにくいというのが大きな理由かなぁ。
だから、謎解きとかも、けっこうあっさりめでした。

うまく作ってあるとは思うんですよ。でも、あれでは、カメルンゴの悲劇とかっこよさ、純粋さが、今ひとつ表現できていないと思うし、セルンのパートとも省略されていて、「科学か?信仰か?」というテーマも、一瞬の映像だけになってしまいます。

あと、イルミナティのアンビグラムですが、肝心の4つ合体したのがなかった……というのは、ねぇさんの不満でした。

まあ、映像になって、よかったなぁというシーンも、もちろんあります。あの枢機卿たちのヴァチカンでの普通のおっさん加減とか……。

これって、テレビシリーズとかで、毎回、1つヴァチカンの名所を巡る作りにして、12回もののドラマにすれば、おもしろいと思うのですが。

  1. 実際に、ねぇさんも、ウチの兄貴もそう言っていました。 []

「真実である」というフィクション

天使と悪魔の「真実」

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」の真相に迫る1冊。

こういうことに興味を持たせて、目を向けさせるという力をもっているので、フィクションにも意味があるのかなぁと思います。それを鵜呑みにしたらダメだけどね。
まあ、「事実である」と書かれていても、それをひっくるめてフィクションというのは、見えてないといけないと思います。

でも、それぞれ立場によって「真実」が違うという事実も、こうやってみてみると見えてきて、けっこう楽しかったです。

ダン・バースタイン,Dan Burstein,
アーン・デ・カイザー,Arne De Keijiter,
沖田 樹梨亜
竹書房
発売日:2006-06

 


信仰とは、神秘へのわき起こる畏れ

ダ・ヴィンチ・コード 下

あれ、もうあんまり映画版のことは記憶から遠いのですが、こんなラストでしたっけ?

わたしの印象(記憶でないのでお間違えなく)では、映画は、もっと突き放した感じで終わっていたと思ったのですが。

なんとなくこの原作では、その突き放した感じがなくなっています。

「ソフィー、これからどうするねん!!」

みたいな感想で、映画は終わっていたのですが、こっちは、家族を見いだして救いのある感じです。

そして、信仰についても、ラングトンや読者に対して、ある一定の結論というか、考え方を示しています。

ということで、こっちの方が、映画版よりも、結論的にも好きです。

まあ、ある意味、原作の方が、キリスト教にある程度配慮しているともいえるのかもしれませんが。

しかし、ダン・ブラウンおもしろいです。
わたしは、「天使と悪魔」よりも、こっちの方が好きかもしれない。


みんな、前作の方がと言うけれど

ダ・ヴィンチ・コード 上

まわりの話を聞いていると、前作の「天使と悪魔」の方がおもしろかったという感想が聞かれたのですが、こっちも、なかなかおもしろいです。

派手さは確かに、「天使と悪魔」の方で、「ダ・ヴィンチ・コード」の方は、移動距離も少ないです。だから、物理的なジェットコースターに乗ってる感じはないんですけども、それでも、知識(ウンチク)のジェットコースターって感じで、楽しい。

「えー、ダ・ヴィンチ、ホモだったの~」

とか(笑)

映画では、変!とかおもっていたシーンも、登場人物たちが、一緒に、

「そんなことありえない」

とか思ってくれると、安心します(笑)
だから、映画よりもよいと思います。

もちろん、画像の謎解きとかは、どうしても、映画や映像にはかなわないんですけどね。

2巻目も、楽しみです。