及川徹,読書インフェクション,ドメスティックな彼女,マンガ,及川 徹,講談社,週刊少年マガジンコミックス

インフェクション30

最終巻。

いろんな選択の上でこの世界は成り立っている。
その中には、もちろん選択しないというのも、選択の1つ。

このマンガは、それぞれがそれぞれの選択をするという方法を選択した。うーん、この話の結論というか、落としどころとしてはそうとしかしようがないかなぁと思います。
もしくは、選択を保留するという選択かのどっちかしか取りようがない。

でも、実はそれは人間にとっては1番きつい厳しい選択だったような気もします。

だって、モータルとインモータルが、一緒に生きている世界ですからねぇ。けっこうな地獄だと思うのですが、どうでしょう。
しかも、それが自分の選択でそうなっちゃって、誰にも責任を押しつけることができないとしたら……。

あとから、やっぱり、やめたってできるのかな。
そして、2世、3世は、どうなっていくんでしょうか。成人したら、選択できるのかな。
まあ、やっぱりやめたができるのならば、それはそれで、どこまでも「保留」に近い選択ということになるのかもしれません。それでも、モータルとして生きようとして年取ってから、やっぱりヤダってなったらどうなるんだろうとか、いろいろ疑問はつきないですねぇ。

うーん。
まあ、ちょっと消化不良感も残るけれど、なんか、新しい地平を見せてくれた気もします。同時期に読んでいた「ドメスティックな彼女」よりは、こっちの方が好きでした。

及川徹,読書インフェクション,及川 徹,講談社,週刊少年マガジンコミックス,SF

インフェクション28

犯人の明確な意図が話される巻です。そろそろ、ラストに向かって走り始めた感じです。
死を世界からなくしていいのか。
その問いに、それぞれは、どう答えるのか。

しかし、紗月の考えていることも、確かにと思わせる。人間って、自分自身で裏の理由なんて気づいていないことも多い。

さて、どんな結論がでるのか、楽しみです。

及川徹,読書インフェクション,及川 徹,講談社,週刊少年マガジンコミックス

インフェクション27

これは、凄い。
と思ったけれど、割とSFが目指しがちな共同意識をもった生命体ってこんな感じなんだろうか。

みんな、人間を越えていて、もしかするとこの戦いが終わる頃には、人間は1人もいなくなっているのではないかと思えたりします。

ラスボスは、いったい何を考えているのか。
理想郷的なものではなくて、科学者だから、ただ実験?

及川徹,読書インフェクション,及川 徹,講談社,週刊少年マガジンコミックス

インフェクション26

人間のままでは生き残れない状況にどんどんなっていくなぁ。
そうして、設定上それをしないと意味がないとわかってはいるが、見方がどんどん覚醒していって敵に回るというなかなか悪夢な展開。

こっち方向の進化だけだと、実は物語的にも、敵を攻略する上でもいきずまってしまうのではないかと思います。
別の解答が用意されているのかな。

及川徹,読書インフェクション,及川 徹,講談社,週刊少年マガジンコミックス

インフェクション25

1度振り始めた旗は、下ろすわけにはいかない。
間違っていても。

本当にそうか?
今までの犠牲が無駄に…という判断こそが、さらに間違えを引き起こすのかも。