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さくらんぼシンドローム1 クピドの悪戯2

この人の恋愛ものは、けっこう上手で好きです。
まあ、今回の男はなにげにモテ男なので、あんまり共感はしないけれど。

でも、キャラクターが自分の姑息さと向かい合っている感じは、いいなあと思います。自分が姑息だから、姑息な人を見ると、ホッとするのか?

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クピドの悪戯7

きっと、7巻も続かずに、もっと1巻ぐらいで終わる予定だったんだろうなぁと思っているのですが。
オムニバスといいつつ、今まで、ずっとこの話でしたからねぇ。

ラストは、うーん、オーソドックスにまとまったなぁ。

でも、睦月が、本当のことを怜子ちゃんに言うシーンがあるのですが、アレ、誠実じゃないなぁとか、わたしは思ってしまいます。
なんか、もう、いいやみたいなのがただよっているし。

ところで、虹玉の正体があれだったとしたら、怜子ちゃんも妊娠するのでは?
と、思わず5巻を読み直しました……。あぁ、ちゃんと、玉を摘出していますね。

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クピドの悪戯6

初恋同士がうまくいかないことが多いかもしれないのは、やっぱり、お互いの余裕のなさかなぁと思ったり。

でも、この恋愛がうまくいくかいかないかは、本当に、タイミングとか、いろいろ運命的なことがかかわってくるなぁと思います。

わたしは、でも、怜子ちゃんの余裕のなさが好きだなぁと思います。
アレを言われるのは、男としてはメチャクチャつらいけどねぇ。

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クピドの悪戯4

すごい設定のお話なのに、ミョーにリアルなところがありますねぇ。まあ、普通じゃない設定と普通じゃない気持ちでは、共感できるところがなにもなくなってしまうわけですが。

恋愛には、見たくない面も、両方あります。まあ、身も蓋もない部分といいますか。嫉妬であるとか、性欲とか。
そのあたりのことも、オブラートに包みながら、上手にかけているところが、このマンガのすごいおもしろいところだなあと思いました。

それは、ちょっと、作者の「悪意」にも、思えたりするんですけどね。

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クピドの悪戯3

ついに、次巻で、病気のことを告白するようです。
わたしは、玲子ちゃんの初々しいところが、好きですね。

逆に、麻美ちゃんの方は、人のものしか好きにならないじゃないかと思います。
今、むーに入れ込んでいますが、それは、むーが玲子ちゃんのことが好きだからという気がちょっとしてきた。
そうやって、自分を傷つけ続けないと落ち着かないというのがなにかあるような。

ということで、玲子ちゃんにふられたむーが、そのまま麻美にも振られて終わるという結末は、どうでしょう?