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夢の果て4 Pシリーズ12 夢の果てシリーズ4

トゥリオが、合流。
基本、スロウだけだとあんまり話が動かないというのはありますねぇ。リーみたいに、強烈な動機があるわけでもない。そこに、トゥリオが合流すると、ちょっとお話が動き出す感じがします。

でも、受動的なスロウだからこそ、Pシリーズ全体をつなげる中心にいるのかもしれないと思ったりもします。

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夢の果て3 Pシリーズ11 夢の果てシリーズ3

あとのPシリーズの主人公たちが、けっこう出てくる3巻目。
こうやって見返してみると、緻密にそれぞれの人の関係全体をつくってからかきはじめたというよりも、やっぱりかいた順に話が膨らんでいった感じかなぁ。ロト氏とかも、「砂漠シリーズ」で見るのと比べると、そこまでの人とは思えない。
まあ、「夢の果てシリーズ」の中で見えている部分というのと、「砂漠シリーズ」で見えている部分は別なので、それはそれで、うまく機能している感じです。

うーん、今回のこのシリーズって、割とお話が時代順にならんでいる感じなのかな。でも、こういう編集の仕方をすると、物語が追加されたとき後半、時系列がバラバラになると思うんですよねぇ。例えば、「L7」とかは、まだかかれていないけど、おそらく「夢の果て」よりも前の時代の話になると思うし。

だから、この手の本は、かかれた順に並んでいる方がいいなぁと思っています。

まあ、売れなければ続かないので、売れそうな有名なのを前にもっていくというのもアリなんですが。

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夢の果て2 Pシリーズ10 夢の果てシリーズ2

パスワードは、「TRUMP」。
いや、高校生ぐらいのときに読んだときは、けっこうドキドキしていましたが、今となっては、その初期設定みたいなパスワード何年パスワードそのままやねんとか、いままでめっちゃ漏洩してるんと違うやろうかとか思ってしまいます。

まあ、そういう部分は置いといて、でも物語の部分は、凄いなぁというか、時代を感じさせないなぁと思います。

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夢の果て1 Pシリーズ9 夢の果てシリーズ1

はじめて読んだ「Pシリーズ」は、多分、これです。
この頃のwingsは、ものすごくいい雑誌だったなぁと思います。あっというまに、どんどん路線変更されて行ってしまいましたが。物語として、硬派な作品が多かったし、少年マンガでも少女マンガでもない、他の雑誌では読めないマンガが載っていた印象でした。

今のところ、このお話がPシリーズの最大のハブになっていて、他のお話をつなげているところもありますね。
原点にして、最重要作。

まあ、トランプ計画のパスワード、あれではダメだろうとか、さすがに思うことはあるけれど。
今読んでも、古くもなっていないし充分に面白いです。

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砂漠をわたる風 後編 Pシリーズ8 砂漠シリーズ4

砂漠スリーズが、リーの強さを示して、いったん終了。
次は、長い「夢の果てシリーズ」に入ります。

この「砂漠をわたる風」とか、もう、商業誌じゃなくて同人誌で出ていて、まあ、昔だったら通販ぐらいしかまったく読むすべがなかったのですが、こうやってまとまって読めるのは、本当にうれしいです。
まだ、「耳に残るは君の声」は、このコミックスのなかには入っていないみたいなので、続々、つづいていって欲しいと思います。

ほんとうはこれを早川書房にしてほしかったんだよ~。