まよいが えほん遠野物語
まよいが。
結局、なんで幸運になれるのかとか、どういう人がまよいがに行き着けるのかは、まったくわからない。
不思議な精霊たちの絵が素敵です。このイメージは、良いなぁ。雰囲気がある。
あいかわらずおもしろく、そして、おもしろいと思った時点で、全然話が進んでいないというスタイルです。
悪くないんだけどね。
今回のお話は、なんとなく今までの集大成的な感じがしないでもない。今までのお話が全部絡んできていて、そこがおもしろかったです。久遠寺さん、ものすごくいい人で好きです。
お話のメインは、禅。
これは、「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」で、ちょっと理解したような気がしていたけれど、わかったようになるのが1番危ないとグッサリとクギを指された感じでおもしろい。「伝えられないもの」を「伝える」というのは、いったいどういうことなのか。そういうどうしようもなさそうな事を延々と積み上げてきたんだなぁ。
薔薇十字探偵シリーズ、第4弾。
それでも、英恵は、けっこうお母さんに良くしてくれたんだよという話に、ちょっとホロッとしたりする。
なんか、お母さんがヤバい状況になって、英恵が思わずかばうシーンとかもあれば、さらに良い感じなのになぁと思います。
わたし、本を読むときって大概、カバーを外して読んでいます。
ねぇさんが、それを見て、
「なんで、こんな地味な人が表紙なの?」
と。
えっ、表紙。榎さんでは……。とよく見てびっくり。
確かになんで、この刑事さんなんだろう。活躍もあんまりしていないのですが……。
と思ったら……。
今、カバーをしたら……。
これまでのカバー下の表紙も見てみよう。