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ビブリア古書店の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常

大輔の元カノ登場。
彼を搦め手でゲットしたとのこと。

これがなにを表しているかというと、栞子さんも、彼を搦め手で捉えようとしているということだと思います。
この栞子さんの黒いところを見せているのが、この作者のすごいところというか、このお話のいいところかも。

黒い人が嫌いかというと、実はそんなことはないかも。
というか、その部分にけっこうひかれているかも。

そして、栞子さんは、自分の黒いところとか、主人公を搦め手で捉えようとしているところとかをけっこう自覚しているっぽい。
そこが、けっこうよいなぁと思います。

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百器徒然袋 山颪 薔薇十字探偵の憤慨

薔薇十字探偵シリーズ、第3弾。
おもしろいけど、京極堂シリーズほどのすごみは感じないです。まぁ、マンガも1巻完結ですし軽い感じがします。

榎津さんが、あまりにも強すぎるというのもあると思います。

「悪い」と「真面目」の同居が、いい味をだしています。

山嵐(やまあらし)ではなくて、山颪(やまおろし)だということには、今、気づきました。

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狂骨の夢5

文覺長者の結末が、びっくりというか、いかにもなところです。
バシッって決まって、好きだけど。

お前、さっきまでしゃべっていたやろう。京極堂、いつ気づいたんだ!!みたいな。

実は、わたしも相貌失認の気がちょっとあります。
人は、だいたい雰囲気と場所で覚えるので、シチュエーションが違うところであうと、びっくりするほど誰かわからないです。
きらいな訳ではないのですが。

朱美さんが、いい女過ぎて怖いぐらいですねぇ。

でも、好きなのは「魍魎の匣」なんです。

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ビブリア古書店の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち

はやりの(?)書店ミステリー。
まあ、わたしの読んでいる書店ミステリーは、威風堂書店事件メモぐらいですが。あと、京極堂シリーズは、書店ミステリーじゃないか。
マンガだと「鞄図書館」とか、「金魚屋古書店」なんかも、広い意味では、書店ミステリーといってもいいような回もありますね。

こうやって見てみると、意外と古本屋率が高いですねぇ。古い本は、ドラマを抱えている。いいわぁ。

わたしとって古本屋さんは、昔からら、本を買いに行くところではなくて、置けなくなった本を売りに行くところです。
うーん、だから、古本に愛がないので、本やマンガはそれなりに読んでいて好きですが、多分、この人達の定義では、「愛」はないのだと思います。
まあ、そりゃあまあ、持っている本でも、判型がかわったりしたら欲しいと思うし、あたらしくシリーズで出たから買い直した(たとえば、藤子・F・不二雄全集とかね)からといって、昔の本は残して置きたいとは思うんですけども……。
本を置ける場所っていうのは、無限にあるわけではないですからね。
藤子・F・不二雄の作品達は、全集以外は全部、東日の本大震災のときに、読んでもらうように被災地に送りました。
まあ多分、死蔵されちゃうよりは、誰かに読まれて、元気の素になった方が本もよいのだと自分に言い聞かせて。
あぁ、無限の本棚が欲しいです。
でも、今でも大概な量の本が家を侵食しているので、これ以上贅沢はいえないです……。

それで本屋さんになりたいとか、わけのわからないことを考えるんですね。本屋さんだって、無限に本を置けるわけではないとわかっちゃいるけれど。

ということで(?)、愛はないけれど、それなりには「好き」なので、本の話、本のウンチクを聞くのは大好きです。
そして、この本は、ウンチクがいっぱいあって、いいねぇ。

短編連作的な作りで、1話ごとに、ゲストがもってきた本の謎を、名探偵栞子さんとワトソン役の主人公の大輔が解いていきます。
お話も、人情話で、けっこう好きです。特に、3話目の夫婦なんて大好きです。
そして、最後の話で、今までのキャラクターが総出演してフィナーレを迎える。
今、4巻ぐらいまで続きが出ていますが、この1冊だけで、1冊の本として、すごくまとまっています。最初は、続編がない予定だったのかも。

けっこう、好きなお話のなのですが、ただわたしが感じている小さな違和感があるとしたら、栞子さんですねぇ。
以下、ネタバレありです。ミステリーですので、読んでからお願いします。

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狂骨の夢2

京極堂登場。
本当に、登場しただけですが。

そして薔薇十字探偵も、登場(笑)

これで役者は、みんなそろった感じなのかな~。まだなんか、お話自体のパーツは集まっていなくてバラバラな感じがします。

志水 アキ,京極 夏彦
角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2011-07-23