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神秘結社アルカーヌム

実は、もっといい加減で軽い感じを期待していたのですが、けっこう、真面目な感じのお遊びでした。
クトゥルー神話っぽいお話が中心になるのかと思っていたのですが、それも、けっこう薄味でした。敵も、けっこうちっちゃい感じが……。

まぁ、いきなりつかまって錯乱しているラヴクラフトには、噴きましたが……。

でも、ラヴクラフトの純真なアウトサイダーな感じ、フーディーニの常識人だけど危険に際してハイになるところとかが、よかったです。
マンガのようなキャラのかきわけ。魅力的でした。

そして、最後のドイルが格好良すぎです。

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ジャングル大帝1 手塚治虫文庫全集

「ジャングル大帝」です。

レオです。
わたしにとっては、アニメの印象が強いです。あれ、日本で初めてのカラーテレビアニメでしたっけ?
多分、見ているのは、何回も繰り返された再放送です。

コミックのレオは、大人になってから読みました。

その志の高さ、想像力の広さに、ビックリしました。

特に凄いと思ったのは、人間世界で育ったレオが、最初、ジャングルを見て、

「ぼくのふるさとはこんなところじゃない」

と嘆くシーンです。

テーマには、ジャングルへの自然への賛歌があるのに、あえて、1回転させてそれを見せる。そのすごさ。

子どもに、本物を伝えようとしているのだなぁと、ものすごく感動しました。

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せかいいち うつくしい 村へかえる

「せかいいち うつくしい ぼくの村」のシリーズ3冊目。
(多分)完結編です。

2巻でミドラーというキャラクターが出てきて、パグマンの村から出て行ったのは、このお話に続けるためだったのだと思います。

冬の後には、春が訪れる。
希望に満ちた終わり方で、子どもに読ませる本としては、「せかいいち うつくしい ぼくの村」だけを読ませるよりは、とっても正しい終わり方だと思います。

でも、その物語の裏で、戦争が続いていることを、大人は決して忘れてはいけない。

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悪魔の花嫁3

今、読んでいて気づいたのですが、セーラービーナスの名前が、愛野 美奈子なのは、このマンガの影響でしょうか?
美奈子で、ビーナスと読めないこともない。

けっこう、デイモスの言うことを聞かずに、問題を起こしているのは、美奈子だったりするという……。

顔だけか?この女。

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花と奥たん1

えーと、「最終兵器彼女」みたいな世界で展開する、帰ってこない夫を待つ奥たんのお話……。

「最終兵器彼女」みたいな世界……というのは、正確ではないか。あの世界は、戦争があって……ですが、このお話では、謎の植物の大発生(?)のために、東京が壊滅状態みたいになっている様です。

もうすぐ、世界の終わりが来る……。

そんな雰囲気のなか、奥たんフィルターで見る世界というところが、ちせフィルターでみる世界だった「最終兵器彼女」と似ていると感じたのかも。

今回の作品の大きなテーマの1つは、「食事」みたいです。
わたしみたいに、雑食の人間にはわからない、こだわりとうんちくが、ぎっしりとはいっています。

無邪気さと、お米を食べるときとかのエッチさと、生きていく必死さ。
本当に、高橋 しんは、計算し尽くしてかいています。それは、ほめ言葉には聞こえないかもしれないけれど、今のこの特別にカラーで単行本をだしてもらえる地位とか、いろいろなものを、実力で勝ち取ってきた人なのだと思います。

次は、「きみのカケラ」が読みたいなぁ。