孔雀王 曲神紀7
阿修羅も出てきて、いい感じ、コピーだから、心も一緒とかなかなかか熱い展開。
まあ、登場人物の姿形はともかく、みんな性格がほぼ同じという感じはあるのですが。
みんな熱血で、好きです。
2021年ラストの1冊です。
2007年のマンガです。あぁ、もっと古いと思っていたけれどそうでもないな。まあ、「孔雀王」自体も、作者亡くなる2019年までかかれ続けていますしねぇ。デビュー作も「孔雀王」。凄い。
いろいろ、矛盾もはらみながらも、おもしろいです。アイデアはねぇ、いろんなところから引っ張ってきていて見たことありなのが多いけど。遮那の夢幻能でタイムスリップというのも、山田 風太郎だしねぇ。でも、その組み合わせでどうおもしろくつくっていくかというのは、この人の手腕だと思います。
ただ、今のところお話が完全に2つに分裂しております。重なるのかな。
ん?
ループを断ち切ろうとした話を知っているぞ……。
と思って、考えていたら、たがみ よしひさの「化石の記憶」だった。1985年。ループ物なんて言葉ができたのは多分2000年代だと思うから、その天才に震えます。
まあ、あれは今回ループから逃れることができなかった。でも、なんかいもループするうちにきっとほころびが……。それを信じてループを続けようみたいなラストでした。
で、そのループを回避するほころびはなにかという、たがみ よしひさが出した宿題を、延々と探し続けることで今のループ物の流行があるのかもしれない。
これも、そんな話の1つじゃないかと感じながら読んでました。