小山宙哉,読書モーニングKC,宇宙兄弟,小山 宙哉,講談社,

宇宙兄弟30

同じ時代に、お互いに目標になったり意識をしあう相手があるというのは、きついことでもあるけれど、楽しいことでもあると思います。
そして、そのきつさの面も忘れていないところが、このお話のいいところかな。

小山宙哉,読書モーニングKC,宇宙兄弟,小山 宙哉,講談社,

宇宙兄弟29

思いは、距離よりも強いのかもしれない。
そう思うこともあります。

距離と時間は、確かにものすごく強いものだけれども。

蛇蔵,読書モーニングKC,ロン先生の虫眼鏡,決してマネしないでください。,蛇蔵,講談社,

決してマネしないでください。3

もったいないけど、完結編。
小さい頃に「ロン先生の虫眼鏡」を読んでいたときの感覚を思い出させてくれた名著でした。

まあ、いろいろあなは穴はある気がします。姉弟って、あの人はじめ名字呼んでいた気がしますし、途中で設定かわったのかなぁ。けっきょく、ゾンビちゃんとはなんだったのかとかね。
まあでも、主眼はそこではない。それは枝葉の問題です。

変人であれ、変態であれ、人格的にアレであれ、その人の見つけた不変の真理というのは、正しいものならば正しいものとして受け取っていく。そして、出来ることならば、その真理が発見された物語も残していく。そうすることで、人類は前に進んで行くのだなぁと。

蛇蔵,読書モーニングKC,決してマネしないでください。,蛇蔵,講談社,

決してマネしないでください。2

言っていることが正しいかどうかと、やっていることが正しいかどうかは、あまり関係がない。
そこは、わけて考えるのが、正しい世界との付き合い方だよということを教えてくれる希有な本です。

どうしても、わたしたちは、その人の正しさと行動を結びつけて考えてしまうので。

正しいことは、どんな嘘つきの口から発せられようと正しい。そこを見抜けなければいけない。

と思うんだけど、難しいよねぇ。

大和田秀樹,読書モーニングKC,大和田 秀樹,政治,疾風の勇人,講談社,

疾風の勇人1

日本が、元気で上向きを信じていられた時代。
読みながら、でも、なんでそれを信じていられたのかは謎だなぁと。

良い政治があったから、信じられたわけでもないだろう。
多分、舵取りを誤ってれば、偉いことになったのは確かだろうし、それなりの志をもっていたことも確かだけれど。そして、多分、それと同じぐらい野望も持っていて、それはそれで、悪いことではないのではないかと思うのだが。
どうしていても、繁栄していたとはいえないとは思う。

それにしても、あの敗戦の後、なんでそれでも気力がある人が多かったのかと不思議です。
今との違いは、なんなんだろう?

それとも、今の時代も、もう何年もたてば、懐かしく「元気な時代だった」と振り返られることがあるのかなぁ。