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大島弓子が選んだ大島弓子選集1

竹宮 惠子と、萩尾 望都と、大島 弓子は、神様みたいな存在なのですが、大島 弓子は、この2人に比べると、過激さが少ないのだと思っていました。

でも、今の年齢になって、この1冊を読み返してみると、よくこの時代にこんな話をというぐらいに過激ですねぇ。

もちろん、その時代の少女マンガの限界みたいなのはあって、「荘園」ってなんだよとかいうのはあるのですが、心理的なこと、性的なこと、どれをとっても、ものすごく切実で、それでいて過激なことを切り取っていてビックリしました。

大島 弓子のマンガで性をものすごく感じたのは「たそがれは逢魔の時間」なのですが、多分、今このマンガを読んでいる自分と、何年か前にこのマンガを読んだ自分とでは、まったく解釈が違っている気がします。

それでいて、ものすごく不変なものがかかれている。
大島 弓子は、角川に移ってからがすごいと思っていましたが、読み返してみて、そうではなくてはじめから凄いということをあらためて感じました。

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ふたつのスピカ2

ほのぼのした絵柄や、シュールな展開に騙されがちですが、実は、けっこうハードな話です。
それぞれに事情があるけれど、それを知っていくスピードというのは、ゆっくりなもので、もしかしたら、知らないままで別れていってしまうかもしれません。

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怪・力・乱・神 クワン 7

クワン、完結です。
途中、時間かかりすぎて、英明とか、「誰?」という感じですが……。

神は神の世界へ、人は人の世界へ。
でも、仙人は、年をとらず(笑)

ちょっと、納得いかんところもあるけどなぁ。

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怪・力・乱・神 クワン 6

あと1巻で完結までこぎ着けました。
一気に読むぞ……と思っていますが、どうなることやら。

クワン自身が、人間とは関わるべきではないと考えて、曹操の前から姿を消すというのは、やっぱり、成長だなぁと思いました。

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ふたつのスピカ1

気になってはいたのですが、NHKのドラマでやっていて、ちょっといい感じだったので購入。
まあ、ドラマは見続けるなんてことは、不可能なのですが。1

ドラマを見てたときの印象は、岩本 隆雄の「星虫」を思い出していました。でも原作は、絵の印象は、フワフワで、テレビドラマほどギスギスした感じではないです。
そして、それなのに、ピンとした張り詰めたものがあって、いい感じです。

うん、多分、NHKのドラマは、なにもかもを詰め込みすぎだな。

人の成長の物語って、真面目に語るには、それなりのそれにふさわしいスピードがあるのだと思います。このお話は、この原作のスピードが、ちょうどいい感じです。

  1. マメじゃないので。 []