ふたつのスピカ10
過去と未来が繋がっていく1冊です。
なんか、終了に向けて動き出した感じですねぇ。最後の「転」か、「結」の始まり。
柳沼 行は、このお話の中で、いろんなことを全部かききってしまおうとしているみたいです。そして、お話として、それは、けっこう正しい気がします。
その上で、広がっていくものもあるのだと思います。
過去と未来が繋がっていく1冊です。
なんか、終了に向けて動き出した感じですねぇ。最後の「転」か、「結」の始まり。
柳沼 行は、このお話の中で、いろんなことを全部かききってしまおうとしているみたいです。そして、お話として、それは、けっこう正しい気がします。
その上で、広がっていくものもあるのだと思います。
今のととのった絵よりも、昔の荒い絵の方が、あのナレーションにはあっているような気がするバイオレンスジャックです。
もう、1回終わっちゃっているお話ということで、キングの正体は……金髪だから……あの人ですね。とか、そのあたりの謎は、無いに等しいのですが、繰り返しのお話としても、とてもおもしろいです。
悪役に、ウルヴァリンとサイバートゥースのそっくりな人がいたり、蜀軍がいたり、笑わせてくれるわ。この節操のなさが、すごいなぁと思います。
自選集ラストです。
まあ、名作が網羅されているかな?でも、大好きな「ジョカへ」とかはないんです。あれは、本人の中では、未完成だからかなぁ。いつか、描き直すとかいっていた様な気が。
この巻は、サバの話が中心です。
この同居人を得ることで、あきらかに、大島 弓子のなかのなにかがかわったんだと思います。そして、そういう変化は、作家にとって大切なのです。
ゆっくりだけど大きく動いているなぁ。そんな感じ。
ふっちいが情熱的で、ちょっとビックリした。割と、人の世話ばかりしているな、この人。
最後の秋のセリフ、いいなぁ。これまでの物語の重さを背負って出ているので、説得力があります。
この物語らしく、とてもゆっくりなのですが、何かが動き出そうとしているのを感じる巻ですね。
ところで、女子は3人しか残っていないんじゃなかったっけ?
なのに、なにあのラブレター。だれから?教員か(笑)
女子の職員っていたっけ?
割と、女性の登場人物って少ないよな。と、案外、硬派な物語だったりする。