ミステリー一覧

名探偵登場

栗本薫・中島梓傑作電子全集1 伊集院大介1

アレクサにキンドル読んでもらって車の中で聞いています。

栗本 薫の傑作全集。
「魔界水滸伝」と「グイン・サーガ」という、二大タイトルは入っていないもののそれ以外は網羅していると思っていいのかな。
いや、同人誌系のはないのかな。

あれ、今、天狼プロダクションも、天狼叢書とか、あのへんの売ってないのかな?
あれは、あれで好きなんだが。

弦の聖域

本も読んでいるはずだけど、これまた、全然おぼえていないですねぇ。

多分、読んだときは、このお話が理解できる年齢に精神年齢も含めて、達していなかったのではないかと、お話を聞きながら感じました。
今回は、ものすご面白いし、めっちゃ印象に残るシーンがあったし。1

昔ほど、物事に感動できなくなっていて、昔ものすごく好きだった本を読んでも、今ではすっかり理解できなくなっていることの方が多いので、こうやって、昔楽しめなかったものが楽しくなっているのは、とっても嬉しいです。
衰えではなくて、変化……だといいなぁ。

なんか、昔読んだ印象として残っているのは、なんで伊集院 大介は、こんなに偉そうなんだという。読んでいると、全然そんなことないのに、なんでそんな印象が残ったかというと、それは多分、最後のシーンとかのせいだと思います。

芸の道は、中学生に理解するのは難しいんです。

逆に、栗本 薫が探偵の「ぼくら」シリーズは、ものすごく覚えています。今読むと、どうかな。

優しい密室

伊集院大介シリーズ第2弾。

ダイちゃんが、大介ではなかったことだけはかろうじて覚えていたけど、これ、本当に読んだのが状態です。
わたしのもっている女子校の雰囲気は、これかなと思ったりしたけど、よく考えると、氷室冴子の「白書」シリーズも、まざっているかもしれない。

いつ読んだのかも定かでないけれど、まあ女子に夢を持っている時代に読んでいることはたしかで2、そうすると、ラストのひどいところとかは、あんまり印象に残らない感じだったのかも。

栗本 薫って、おもしろいけど、登場人物のだかれに、ものすごく感情移入して読むタイプの物語ではないのかも。

鬼面の研究

伊集院大介シリーズ第3弾。
これも読んだことあるはずですが…。

よっぽど、このあたりを読んだときのわたしは、ミステリーに興味がなかったのかも。
いまも、あんまり得意なジャンルではないしなあ。
頭悪いので、登場人物が多いと、途端に誰が誰だかわからなくなります。

まあでも、伊集院 大介が偉そうというイメージは、この話では持ちそうです。
推理披露するときの名探偵は、みんなこんなもんかな。伊集院 大介の場合は、普段とのギャップがあるから、余計にそう感じるのかも。

伊集院大介の冒険

短編集。
読んでいるけど、やっぱり記憶に残っていないなぁ。

まあ、だいぶ自分のこと名探偵だと思ってきてますよねぇ、伊集院 大介。
あんまり傲慢でない名探偵というのも、珍しいか。

伊集院大介の私生活

短編集、その2。
なんか、短編の伊集院 大介は、狂言回しになりがちだけど、これは、わりと主人公ぽいのが多い感じがする。

題名が全部、「伊集院大介の……」だからかも。

伊集院大介の新冒険

短編集、その3。
車で移動中に、アレクサに読んでもらっているので「私生活」と「新冒険」のきれめがどこだったのか、イマイチわかっていないという。

ただ、「天狼星」っぽい話が書いてあるので、もしかして、「鬼面の研究」と「新冒険」の間には、いくつか長編があるのではないかな。と調べたら、「猫目石」とか「天狼星」が間にあるみたいです。
まあ、「猫目石」は、「ぼくらシリーズ」の後の方がいいし、こうなったのかな。
このあたり、執筆順ではなくて、テーマ別にしているので、ちょっと難しいところですね。

  1. と言いつつ、数年すればすっかり忘れている可能性も大ですが []
  2. 今でもですが。 []

バディ

応天の門1

なんか、夢枕漠の「陰陽師」を読んでいるような雰囲気です。バディ物だしねぇ。
でも、不思議なことが起こるわけでない、なんだろう、ジャンルとしてはミステリーかな。

いいなぁ、これ。ずっと、本屋で見かけてすごい気にはなっていたのですが、読んで正解。


10年、15年、30年、35年、40年

探偵小説四十年 上 江戸川乱歩全集28

さて、いよいよ、江戸川乱歩全集もこの「探偵小説四十年」の上下巻をもって終了です。
2018年中は無理でも、2019年には読み終えられそうです。

どんな知識でも、知識があるっておもしろいって事だなぁと思います。わたしが、オタクに憧れるのも、そういうおもしろさです。
むかし、植物博士と呼ばれる人と、山を一緒にあるいたことがあります。その人が、ものすごくいろんなことを説明してくれて、見えている世界が、まったくわたしの何倍もあることに気づかされたことがあります。そして、その人が見えている世界を教えてもらうだけで、自分の視野も広がってめちゃくちゃ楽しい。
もちろん、その広がった視野は、その人がいなくなったら、あったいう間に元に戻っちゃうのですが、それでも、その話を聞いている時間というのは、やっぱりいいものです。

で、この本。
江戸川 乱歩が、日本のミステリーの歴史について話しているんだから、もう、おもしろいに決まっています。
本当に、今も生きていて、栗本 薫や、京極 夏彦のことをどんな風に語ったかとか、聞きたいです。


真犯人は…

陰獣 江戸川乱歩全集3

さて、2003年から読み続けてきている「江戸川乱歩全集」も、残すところあと2冊。「探偵小説四十年」の上下巻でおしまいになります。
長かったと思うのですが、全部、読んでこれたというのは、やっぱり江戸川 乱歩が、とてつもなく面白かったのだと思います。

「陰獣」と「芋虫」が、この本の中では良い感じですね。普通な評価ですな。そういうものです(笑)

「陰獣」は、最後、ぼかしてあるとこが批判されているみたいだけど、アレはもっと深読みするんだ。わたしは、真犯人がきっと別にいて、それを分からなくするためにあの小説が書かれたのだと思っています。つまり、春泥の本当の正体は……。
そして、それを暴けという、乱歩からの挑戦なのです。
だから、あのラストの思わせぶりな言葉があるんだよ~と、信じています。

「芋虫」は、話自体は知っていたけど、読んだのは初めてです。ミステリーでも何でもないじゃんと思いながら、けっこう、想像していたほど陰惨な印象はなかったです。
どうなんだろう。今なら、書くことも、発表することも出来ないのかなぁ。

それはそれで、難しい時代だと思ってしまいます。


哲学的な何か。もしくはSF。

冬の円盤 最終戦争シリーズ1

さて、いよいよ最終戦争伝説シリーズです。
最初は、白泉社の花とゆめコミックス版から出ていたお話。このあたりのお話が読めたのが、この文庫シリーズが出て1番うれしかったことです。
山田 ミネコ自身が、秋田書店のプリンセス・コミックス版では、「同じ様な題名でかいていた古い作品があるけれど、あれは別の世界の話だから忘れて」的な発言をしていて、もう出す気がないのだと思っていました。
こうやってみると、でも、明確にこれらの話を前提として話がつくられています。

うーん、元気だったら、このあたりの話も、書き直したりするつもりがあったかもと思ったり。

冬の円盤

円盤が、アダムスキー型なのが、なんとも時代を感じさせます。
真砂流は、「風のし天使」の落ち着いた雰囲気からしか知らなかったので、やんちゃな感じで、ちょっとビックリしました。
まあでも、まだ子どもだったということなんでしょうね。

でも、絵柄がかわったとはいえ、星野はしっかり星野です。そして、9歳の笑を見初めているという。ちょっと、危険だな、この人(笑)

わたしのなかでは、すっかり大人組である笑にも、こんな時代があったということで、やっぱり、山田 ミネコは成長をかけるマンガ家なんだなぁと思います。

誕生日がこない

「誕生日がこない」
まず、題名が凄いですよねぇ。

恋愛については、なんというか無茶な展開というか時代を感じたりもしますが、それでも、こんな話をかく人って、まあ、いないよねぇと思います。

笑は、自分の体が弱っていくのを感じています。星野の迎えが自分の死に間に合うかどうかと不安に思っている。
でも、星野の方はというと、笑が死んでしまう未来をそれこそ、何月何日まで知っていて、それを待っている。

実は、お話の軸ってそれだけで、あとの登場人物たちは、それぞれの人生を右往左往しているだけという感じもします。

時間移民として、笑を連れて行くことは正しいことかどうかひたすら悩み、自分の魅力にも悩み、絶対的に笑の意志を尊重する星野の真面目さ。でも、笑にちょっかいをかける男子には、冷静にきつい一言をかけるところとか、星野かわってないなぁと思います。

西の22

唯。
秋田版の唯しか知らないわたしの唯のイメージは、サイボーグ。
それから、「木は花の天使のオレンジ」というあの素晴らしい題名の短編での子ども時代の姿だけです。

ということで、この話を読んだ時は、唯がサイボーグじゃなくて、彼女の方がサイボーグだったりして、いろいろ戸惑いました。
あと、カーニバルな場面が、なんでこんなに続いているのだろうという印象がありました。

これはでも、アストロノーツとマリンノーツとの文化の違いとか、世界の違いをかくためには、必要だったのかなぁと今読むとわかります。

侏羅は、もっと弱くて、もっと利己主義で、もっと人間的で、もっと魅力があるというのが、このお話の中心。そして、物語は、いよいよ最終戦争が始まり、怒濤の悲劇へ。この突き放したラストは、今読んでも凄いです。

ペレランドラに帰りたい

最初、この2人が、ダ・マーヤとバーツマコだということがわからずに、なんでこの話がここに収録されているのだろうかと悩みました。
特にダ・マーヤ。長髪でないので、全然、わからなかった。星野とかは、顔が変わっていてもわかったんですけどね。
そういえばでも、秋田版の方でも、この2人の話はあったかな。

この次の「遙かなり我が故郷」は、まだSFなのですが、これは、本当にSFだったのかどうかもわからない感じの話になっていて、そこがまたミステリーな感じなのです。

まあでも、金星は滅んだはずなので、あれは戴冠の花火ではないような気がします。

山田 ミネコは、シナイとアビラとセリスなら、セリスでありたいと願うようですね。

遙かなり我が故郷

コメディな2人……でもないですねぇ。
けっこうシリアス。
でも、あとがきを読むと、また、コメディに(笑)いや、コメディと呼ぶには、重いかも。

ダ・マーヤの髪がちょっと伸びて、今の顔に近づいて来た感じです。
この2人の関係って、どれぐらいモデルの2人のことを反映しているのだろうかと、ちょっと気になりますねぇ。
詩とか見ていても、かなり長い付き合いなんだなぁと思うし。リアルな関係を物語に持ち込むのは、けっこう勇気がいると思うのですが。

そういえば、バーツマコは、テレポートができたのでした。