ボーネルンド草津一覧

年末・年始のお買い物 その4

ころぽっくるの家

「あのー、そちらのお店でハバゲームは、あつかっておられるでしょうか?」

とお昼過ぎ電話をかけた先は、「tsukaのおもちゃ箱」で紹介されていた「ころぽっくるの家」というお店です。

「はい。木のおもちゃとか、ハバの小さいお子様用のおもちゃなどをあつかっておりますが」

今回のお店は、百貨店のハバではなさそうです。

お店があるのは、大津市観音字。観音字といえば、三井寺のあたり。三井寺のあたりは、昔けっこう通ってたところですが、おもちゃ屋さんなんてあったっけ?
もっとも、わたしが三井寺のあたりをよく通っていたのは、もう十数年も前のことですから、変わってしまっているのかもしれません。
けっこう、細い道の多い町並みです。

「えーと、お店には、どういったらいいですか?」

「どちらの方からこられますか?」

「大津の方ですが……」

と言っても、相手も大津ですから、それではわからないですねぇ。

「浜大津のほうですか?」

「そうです。そうです」

「国道161号線を来られて、浜大津から2つめの信号を左に曲がったところです。三井寺の駅のところで曲がってください。でも、三井寺の駅よりは、湖岸沿いにあります」

ローカル会話で、すいません。
まあ、これで、大体の位置は理解できたわけです。
三井寺の疎水の近く。でも、どう考えても、お店の立ちそうなスペースってなかったけどなぁ。
まあ、近くまで行ってみたらわかるでしょう。

「あと、車で行っても大丈夫でしょうか?」

「はい。3台ぐらいまでなら、駐車できます」

ということで、今回は、草津から自動主に乗って、大津のお店へ。
「ポーネルンド草津」の時は、大津から自動車に乗って草津へ向かっていましたので、つくづく行動がいきあたりばったりで、衝動的なのがよくわかります。

車の中で、滋賀県の地図を開いて、「ころぽっくるの家」の住所を確認。
161を進んで、浜大津から2つめの信号を左。競艇場まで行ってしまった行き過ぎです。

浜大津。信号1つ目。2つ目。
あれ?浜大津の信号は、いれるのかな?いれないのかな?
本能と、お店の方の説明と、地図は、この曲がり角でまがれと言っています。
でも、理性が、

「こんな細い一方通行の道に行ってはいけないよ」

と告げています。
ということで、疎水を越えてまっすぐ行くと、すぐに競艇場の前の道に。
ここまでくれば、行きすぎです。

競艇場のまわりは、地域住民の方のご迷惑にならないように、ガードマンがいっぱい出て、不法駐車がないように見張っています。
そんなわき道で、一旦自動車を止めて、地図を確かめる……。

やっぱり、さっきの一方通行の道があやしいかなぁ。
後戻りして、ほそい疎水の一方通行の道に引き返します。
一方通行の道を登っていくと、すぐに京阪電車の三井寺駅に。三井寺の駅を越えて……。

「三井寺の駅よりは、湖岸沿いにあります」

という店の方の言葉がよみがえってきます。
今、登ってきた道に、そんなお店あったかな?右手は、疎水が流れているので、お店があるとしたら、左手だけです。あと、小さな商店街の通りがあるのですが、そこには、車をおくスペースがあるようなお店は、なさそうです。

ぐるっとまわって、もう1回、一方通行の道に挑戦。道ぞいの左手のたてものには、それらしい建物はありません。
商店街のほうに入ってみますが、やっぱり、ないようです。

うーむ。地図からすると、疎水の登っていった右側が「ころぽっくるの家」のある住所の番地のようです。
疎水の左がわ一方通行の道を登って、橋で疎水を越えて、イメージ的には、そのあたりにあるはずなのですが。

というわけで、そのあたりをグルグル。

疎水の橋をわたった向こう側は、三井寺から降りてくる一方通行の道になっていまして、十字路の端っこには、庭付きの一軒家が建っているだけです。

郵便局まで行ってしまうと行きすぎだし……。このあたりのはずだが……。

庭付きの一軒家を見上げると、2階の窓の下に、でっかい木がつるしてあります。
木には、カラフルな汽車の絵。
看板です。

ここかぁーーー。
やはり、本能と、お店の方の説明と、地図が、正しかったようです(笑)。

さっきから、この家の前を何回も通っていたのですが、あまりにも普通の庭付き一軒家だったので、全然気が付かなかったのです。
でも、よく見れば確かに、2階の看板には、「ころぽっくるの家」とかいてあります。
門の前にも、看板がおいてあります。
えーと、普通の家とかで予約専用のレストランとか、お茶の教室とかしているお家があります。あんな感じの看板です。
全然、意識にはいってませんでした。

車を止めるスペースは、確かに、お店(というかお家)の前にあります。というか、玄関の前の歩道に乗りあげる感じです。
そこに車を止めて、車から降りて、あらためてお店を見ました。

玄関。庭。それから、庭の向こうに部屋。部屋の窓からは、いろいろなおもちゃが見えていました。
部屋と庭のあいだの窓のところに、靴がおいてありまして、おそらく、そこから入るのだろう。
でも、ちょっと気後れも。こういうお店には、入ったことないです。
イエローサブマリンや、プロジェクトコアは、自分のお店を買いに行くところですが、このお店は、自分のおもちゃを買いに行くところとというよりは、どっちかというと、自分の子どものおもちゃを買いに行くところという雰囲気です。
思わず、自分に言い聞かせてしまいました。

わたしは、パパ。とっても、いいパパ。小学校低学年か、幼稚園児ぐらいの子どものいるパパ。妻は、いつもなら一緒に来ているはずだけど、今日は、一緒にこれないので、しかたなく1人でここに買い物に来た。
ちなみに、わたしは結婚してません(笑)。年齢的には、無理のない設定ですけどね。

設定としては、穴だらけですなぁ。まあでも、決心して、窓を開けました。

部屋の中には、窓のところでくつを脱いで、スリッパに履き替えて入ります。
8畳ぐらいの部屋です。ところせましと、いろいろなおもちゃがおいてあります。
木のおもちゃを中心に取り扱っているお店ということで、子どものための積み木のようなものもあれば、大人でも、置物にしてみたいなぁと感じるようなものも、かなりたくさんおいてあります。

「いらっしゃいませ、どういったものをおさがしですか?」

とお店の方に声をかけられました。

「お昼頃に、ハバのゲームありますかと、電話かけさせていただいたものです。
ボードゲームとか、カードゲームとか、さがしているのですが」

「はい。おいくつぐらいのお子さんのものをおさがしですか?」

きた。この質問。本当は自分のものですが、いっしょにするのは、小学生です。

「えーと、小学校の低学年ぐらいのものを考えているのですが」

「ぐらい」とかいうところが微妙にあやしいパパです。

「ちょっと、まってくださいね」
ボードゲームや、カードゲームは、部屋の一番奥の棚に置かれていました。ちょっと見てみると、なんとこの前「ボーネルンド草津」で買った「つなげていこう」の日本語版が!題名は、「コンタクトゲーム」とかになっていて、微妙に違うのですが、箱も、写真も、まったく同じです。

「あー、これ日本語版あるんや」

店の方は、目線に気づいて、

「これですね。このゲームは、道とかのタイルをつなげていくゲームです。ゲームとして遊んでもいいですし、ただ、パズル的にカードをつなげていくだけでも、子どもさん、よろこばれますよ」

「はいはい。あー、これ、わたし、英語版をもっているんですよ。日本語版って、あったんですねぇ」

おーい。わたしもってるとか、思いっきり言ってますが。
実は、英語版は、ルール訳がなんだか抄訳みたいな感じで、その辺に不満を感じていたのです。

「あー、そうなんですか。それが、おできになるお子さんでしたら、これなんかいいですよ」

出してきていただいたゲームは、「リーチ」というゲームでした。

「木のおもちゃで、たいへんいいですよ」

これは、子どものころによくした井の字の三目並べのゲームに似たゲームでした。
盤は、しっかりとした木で3×3のマスが、白黒交互にならんでいます。
その盤に、白黒3つずつの木のコマをおいて、そのコマをルールにそって動かしていって、先に3つ縦、横、斜めどの方向にでも、そろった方が勝ちという簡単な対戦ゲームです。

「1回、やってみましょうか?」

「えっ、今ですか?」

「はい」

で、絨毯の上に座って、ゲーム盤の上にコマをならべて、リーチをやってみました。

なんといえばいいのかわからないのですが、すごくうれしい感じがしました。
お店にあるものは「商品」なのですが、「商品」である以上にそういったおもちゃ類のことを大事に思っておられるのだなぁ。子どもが、このおもちゃで遊ぶということは、必ず子どもによい影響を与えるはずだと信じておられるのだなぁとそういった印象です。

わたしは、自分がこういったおもちゃ、ゲームが好きということもありますし、子どもにも好きになってほしいなぁと思っていますので、このお店は、信用できるなぁという思いを強くもちました。

「あぁ、それはいい手ですねぇ。そうしないと、わたしが3つそろってしまいますからねぇ」

と3分ほどリーチをしましたが、ちょっとやっぱり、恥ずかしい感じもするので、途中で終了しました。
でも、けっこう簡単で、考えるゲームですし、なによりも、コマを盤上で動かしたときに、両方木だから、すごくいい音がするんですねぇ。それが、気に入ったので、購入を決心しました。

「えーと、ハバの『そっとおやすみ』とか、『妖精さがし』は、ないですか?」

そう、この店に来た目的も、忘れてはいけません。ここになら、あるかも。

「あー、どちらも、ちょっと今は、きらしていますねぇ」

そのゲームなに?とならずに、すぐに回答がでてくるところも、ポイント高いです。ちょっとがっかりしたけど。

「『そっとおやすみ』さがしておられるんでしたら、こっちのカードも同じようなルールでできますよ」

と紹介してもらったのは、「ディンゴ」というカードゲームでした。なるほど、同じようなカード集めゲームです。なかなか、的確なアドバイスです。
棚をみせてもらっていると、「にじいろのへび」が。これは、すごい簡単なカードならべゲームです。実物、はじめて見た。

「それは、ちょっと対象年齢的には、小さくなってしまいますが。お子様、おいくつでしたっけ」

その時には、すごくお店のことが気に入っていましたので、まあ、いいや全部話してしまおうということで、いろいろな子どもたちと遊んでいること。Webサイトの情報で、このお店に来たこと、どんな仕事をしているかということなどを話しました。
多分、こんなお客は、少なかったと思うので、少しビックリされていたようでした。

「ハリガリジュニア」(ベルつき)なども見つけて、わたしのゲームも、低学年にも対応できるようになったぞと、喜んで帰ろうとしたとき、棚に見つけました。
「そっとおやすみ」の缶を。

「あ、あるやん」

多分、店の方は、売り切れだと思っていたのが1つ残っていたのでしょう。

「これも買います」

とレジに。
いい買い物をしました。
それに、すごいいいお店を見つけました。

お店には、おもちゃを売っておられる部屋以外に、子ども用の本や、育児や子育てについての本を売っておられる部屋などもあり、見せていただきました。
子どものために、子どもを育てている親のために。商売以上にそういったことを感じさせてくれるお店でした。

「また、来させてもらいます」

といって、自動車に乗って、草津へ。
でも、帰りの自動車のなかで、こんな不安が。
「そっとおやすみ」、お店の人、「売り切れ」と言っていたのに、かってもよかったんだろうか?
もしかして、店おきの見本やったとか……。

缶のなかのカードは、ビニールでくるまれて未使用状態でした。
でも、家に帰って、ビニールを取って、カードを見てみてビックリ。
いえ、不良品とかでは、全然ないのです。
カードが、多いのです。
13枚でいいはずの「おねむちゃんカード」は、20枚入っています。
4枚ずつでいいはずの「顔」のカードは、6枚ずつ入っています。全種類、緑とオレンジが2枚ずつ入っています。
日本語ルールの「セット内容」にかいてあるものと比べると、あきらかに多い。

やっぱり、見本品だったのでしょうか?
次回、お店に行ったときに、聞いてみたいと思います。
もしそうだったら、あやまらないと……。

帰りしなに「ころぽっくるの家だより」という通信をいただきました。そこには、このお店のWebサイトのアドレスなどと一緒に、「ころぽっくるの家」であつかわれているおもちゃなどの紹介や、子どもをまじえての活動の紹介がされていました。
おもちゃを売る。売ったら売りっぱなしにするのではなく、子どもたちのために色々な活動をされていることがよくわかりました。
小さなお店ですが、とてもあたたかくて、りんのお気に入りのお店になりました。

ではでは、「年末年始のお買い物」シリーズは、これにて終了です。



年末・年始のお買い物 その3

ボーネルンド草津

子ども用のゲームがほしいよう。
ということで、「tsukaのおもちゃ箱」というWebサイトを教えていただいたことは、以前このページにも書きました。
滋賀県のお店も、何件か載っていて、

近々、行こう。すぐ行こう(笑)

と思ったわけです。

そこで、新年があけてすぐに、一番手頃なこのお店に行ってまいりました。
「ボーネルンド草津」です。

まず、なぜこの店が1番手頃かというと、地理的にすごく近くて、場所がしっかりとわかっているというのがあります。

なんせ、草津近鉄百貨店のなか。草津近鉄百貨店なら、仕事しているときも、何度かお昼ご飯を食べに行ってるところです。

おお、こんな近くに!!

それから、お手頃なもう一つの理由。
それは、「ボーネルンド草津」に行こうと思い立ったのが、正月も正月、ど正月の真っ最中だったので、他のおもちゃ屋さんが開店してないかもしれないなか、まあ、近鉄が開いていたら、なかのお店も開いてるだろうてな思いもありました。

なぜかその時、実家に帰っていたのですが……、そして、どう考えても下宿に帰ってから行った方が、場所的に効率が良かったのですが……。
思い立ったら吉日。
すぐに車を走らせて、行ってきました草津近鉄。

ボーネルンド草津は、近鉄百貨店のなかにあるごく普通のおもちゃ屋さんでした。
テレビゲームも売っているし、ミニカーや、プラモデル、ぬいぐるみなんかもおいてあります。

でも、そんななかで、ちょっとだけ他のおもちゃ屋さんと違う一画が。
そこは、木のおもちゃや、外国のおもちゃのおいてあるスペースです。
大きさ的には、棚2、3個分ぐらいでしょうか。おもちゃ屋さん全体の1/3から、1/4ぐらいのスペースでした。
たくさんあるのは、積み木とか、バランス系のゲーム、かたちをあてはめて遊ぶようなパズルがあったと思います。
りんのめざしているボードゲームや、カードゲームのスペースは、さらに少なくて、棚ひとつ分ぐらいです。

でも、感動しました。
ラベンズバーガーのゲームが、普通の百貨店のおもちゃ屋さんにおいてあったのですから。

カードゲームとかは全然なくって、あったのは、ラベンズバーガーのボードゲームが3つほどありました。
メビウスさんとかであつかっているゲームよりも、より子ども向けのゲームがおいてあるという感じでした。
どれも、外国のゲームにルール訳がついて販売されていました。
多分、全部、英語の題名だったと思います。

その棚のあたりを眺めていると、店のお姉さんが、

「なにかお探しですか?」

と話しかけてきてくれました。

わたし、今まで、いろいろなおもちゃ屋さんに行きましたが、話しかけられたのはけっこうはじめてです。
というか、テレビゲームの棚とかにいれば、絶対に話しかけられることってないですよねぇ。

ビビった。

「いや、なんか、楽しくて簡単なボードゲームがないかと思ってさがしているんです」

と言うと、

「うちであつかっているので、お勧めは、これです」

と、ラベンズバーガーの「Snails Pace Race」というゲームを勧めてくれました。
えーと、全て日本語訳のルールがついていて、日本語名がついていたのですが、忘れてしまいました。
おそらくすべて、英語の題がついていたと思います。この題名は、家に帰ってから、Webで調べたものです。

「これは、カタツムリのレースなんですよ。それで、サイコロが2つついていまして、サイコロの目が色になっています。サイコロを振って、出た目の色のカタツムリが進めるんです」

おお。くわしい。

けっこう、しっかりとしたゲームの説明に、感動してしまいました。
こういった外国のゲームが、一般のお店で売られているとき、やっぱりお店の人が、そのゲームの内容についてお客さんから聞かれたときに、しっかりと答えられるというのは、すごく大切なことです。
でも、ゲーム的には、ランダムな要素がなくて、運だけのゲームのような感じです。

「ちょっと、幼いかなぁ。これは、どんなゲームなん?」

わたしが手にとってはのは、大きな家とその中の部屋の絵が描いてあるゲームです。
部屋はタイルになっていて、ならべかえが出来そうです。原題は、「Race To The Roof」。

「そうですねぇ。こちらは、すごろくゲームなんです。さっきのカタツムリのやつよりは、大きいお子さんも楽しめると思いますよ。
なかのお部屋を自由に変えて、いろいろなコースをつくることが出来ます。この赤い○に止まるとですねぇ、カードを引いてもらって、カードで出たお部屋までなぜかとんでいっちゃうんです」

これも、考えるというよりも、ランダムな要素を楽しむゲームです。カタツムリよりは、スリリングそうですし、1回説明したら子どもたちだけでも遊べそうな感じのところはよさそうです。

ボードゲームは、もう1つあって、それが、「つなげていこう」でした。原題は、「Rivers, Roads & Rails」。
原題と日本語名の示すとおり、「川」と「道」と「線路」のかかれたタイルをつなげていくゲームでした。
見たときは、ちょっと「カルカソンヌ」みたいな感じで、4方にのびていくゲームだと思いましたが、つながるところはタイルの両端の2つだけで、かなり簡単そうです。でも、考えるところがありそうです。

「Race To The Roof」を買うか、「つなげていこう」を買うか、かなり迷ったのですが、ちょっと考える要素もほしいなぁということで、今回は、「つなげていこう」をゲットしました。

カードゲームとか、ハバのゲームも見たかったので、お店の方にちょっと質問。

「あー、うちの場合は、木のおもちゃとかが中心になっていますので、そういった外国のカードのゲームとかはないんです。あつかっているのは、日本のトレンディング・カードぐらいなんです」

カードはないのか。残念。ハバは?

「ハバというと、海外の大きい百貨店の名前かなにかですよねぇ。ちょっと、わかりかねるのですけど」

そういうハバもあるのでしょうか。りんにも、ちょっとわかりかねますが、多分、そのハバとわたしのさがしているハバは、違うと思います。

でも、なんだか、「自分があつかっているおもちゃを愛しているな」という感じがして、とってもうれしく感じました。