放課後の魔術師7 スマイル・ウィズ・ユー
完結編です。
ボードゲームは、出てこなかった。まあ、怒濤の展開で、遊んでいる間なんかなかったか?
妹、大活躍です。この人とジェシカシステムがあれば、何でもできそうだ。
香音が、すっかり人間らしくなったなぁと思います。
1ゲーム、見開き1ページ。
読み始めたら、あっという間に読めました。
9人のボードゲーム慣れていない人たちのクロスレビュー。
ボードゲームに慣れていないということは、ここに出てくる和尚は、小野さんではないということですな。
まあ、そんなことはどうでも良くて、でも、この本に出てくるゲームをどんな順番で遊んだかということとかは、けっこう、重要な要素だと思います。多分、1つ目のゲームを遊んだ時には、ゲームに慣れていない人だった9人も、50こ目のゲームのときには、もはや慣れていないとはいえないと思うからです。
多分、どんな順番で遊んたら、楽しさを感じやすいのかなぁとか、そういう、微妙な部分もあるのだと思います。
最初のゲームにこのゲームを選んだ理由みたいなのも、きっと作者のふうかさんの方にもあるはず。極力、そういうことを排除して、ゲームの面白さだけを伝えたいと思っても、ゲームの面白さって、いつ、どんなゲームに出会うのかというのも、けっこう、大きいと思います。
あと、どんなインストうけたとか……。順位は何位だったのかとか……。
まあ、本で伝えられることって少ないので、全部詰め込むのは難しいですけれど。
時系列に、9人の人たちがどうやってボードゲームにはまっていったか(もしくは、離れていったか)が書かれていると、さらに楽しいかもと思います。
それから、点数表の一覧があると、どの人がどんなゲームが好きな傾向があるかとか、わかってよかったかも。
でも、この本のなによりも素晴らしいところは、そうやって遊べる環境をふうかさんが持っていて、広げていってるということだと思います。
こういうボードゲームを紹介する本がコンスタントに出るという事自体、数年前から考えたら、凄い事です。
夕ご飯は、コーンシチューでした。
食べ終わったので、全員集合。
ポッドちゃんは、「ペアペア連想ゲーム」をリクエスト。
アミーゴちゃんは、「クク21」をリクエスト。
キミたち、意見をまとめてから伝えろ(笑)
「『ペアペア』やったら、アミーゴやらへんもん!」
「じゃあ、ポッドも『クク』やったらせえへん!」
いや、どっちも、人数多い方が、楽しいゲームですから。どっちもするから、どっちも入れ。
まあ、「ゆかいなふくろ」、「カードライン 動物編」とポッドちゃんのリクエストが続いたので、先に、アミーゴちゃんリクエストの「クク21」から。
今回は、ポッドちゃんも「スルー」が正しくできました。だいぶん慣れてきた。
でも、今回も、ハコテンになったのは、ポッドちゃんでした。
1位アミーゴちゃん、28点。2位でこねぇさん、21点。3位みな蔵さん、18点。4位りん、7点。5位ポッドちゃん、0点。
わたしも、1回もコイン取れてないですねぇ。
さて、皆さん遊ぶ用意が出来たので、まずは、「クク21」から。
前回、「式典」のカードは、「自分から交換を申し出て」というルールでやっていましたので、そこは、修正しておきます。
「『式典』ですが、前ポッドちゃんのやったのが正解でした。なんせ、このカードを手放して『5』以上のカードが来たら、『ご祝儀ありがとうございます』って言って下さい」
親が山札とカードをチェンジした時の効果は、かいてあるけど、ぱっと見ちょっとわかりにくくて注意が必要かも。
たしか、「クク」の「カンビオ」の場合は、最強の「ふくろう」のカードは、確か山からめくられた場合は交換不可だったような気がするのですが、「クク21」の場合はなんの説明もかかれていません。つまり、「クク21」の「ふくろう」のカードは、交換不可にはならずに交換できるということのようです。確かにその方が、普段の交換可能というルールと矛盾なくわかりやすい感じです。ただ、普通の「クク」の「カンビオ」に慣れていると間違えます。
あと、今回なぜかポッドちゃん、「馬」とか「家」を持っている時に、カード交換してから、
「スルー!!」
って言ってました。
前回、そんなことなかったのにな。カードを交換してから宣言する「式典」のルールだけをゲーム前に説明したので、それが残ってしまったのかもしれません。
勝負は、2ラウンドに3人アウトになって、コインが貯まりまくる回があって、その回を制したわたしが勝ちました。
1位りん、22点。2位みな蔵さん、17点。3位アミーゴちゃん、16点。4位でこねぇさん、15点。5位ポッドちゃん、0点でした。
「王さまのマカロン」が、あっという間に終わったので、次。まだ、ポッドちゃんはゲームをする感じではないらしい。というか、3DSに夢中。
2人用で遊んで楽しいゲーム。それなりの時間で遊べるゲームうーむ。
最近の2人用のお気に入りは「タシュ・カラール」ですが、これは、カードのテキストを読む特殊能力バリバリのゲームで、ちょっと難しそうです。そして、大体ひどいことが起こるので、でこねぇさんですら、もう遊んでくれません(笑)おもにわたしは、BGAで遊んでいます。
「これは、おもしろいよ」
と出した、予想通り2014年の日本ボードゲーム大賞だった「宝石の煌き」は、なぜか、断固拒否。
うーん。箱の絵が怪しすぎるのか??
最近、でこねぇさんと遊んでいるゲームは、「コンコルディア」とか、「アルルの丘」とか、重いゲームが多いです。
うーん、「フタリコラ」は出来そうですが、大人対子どもでするのは、微妙か。
いろいろ探して、出してきたのは「アン・ギャルド」。
「これしましょう」
と並べだしても拒否しないので、このゲームを。
「アン・ギャルド」は、フェンシングをテーマにしたボードゲームです。
いろいろな版が出ていますが、今、手に入りやすいのは、ニューゲームオーダーの日本語版です。なんと、この日本語版は、日本のフェンシングの選手の写真が使われています。まあ、日本のフェンシングの選手は、まったくしらないですが、それでもそういうローカライズは楽しいです。
以前、ラベンズバーガー社から「デュエル」という名前で、「アン・ギャルド」をリメイクしたゲームが出ていて、それは、メビウスゲームスが取り扱っていました。
ただし、「デュエル」は、「アン・ギャルド」よりもちょっと攻撃のルールが簡単になっていて、その代わりに試合に特殊な条件をつけるカードがついていました。
今回は、試合に特殊な条件をつけるカードはなし、移動攻撃ありのオリジナルルールの「デュエル」です。
でも、いきなり全部のルールを入れて遊ぶのは、ちょっと難しいので、段階的に付け足していきます。
元々、「デュエル」のルールも、基本ルール、標準ルール、応用ルールに分けられています。
最初は、基本ルールです。
一直線のボードの端と端に、それぞれ自分のコマを置きます。これが、フェンシングの選手です。
プレーヤーには、手札として5枚のカードが配られています。カードは、数字かかかれています。
手番のプレーヤーは、その手札から1枚を選んでプレーして、その数字の分だけ自分のコマを動かします。
コマは、前でも後でも、好きな方に動かすことができますが、ボードから出るような動きや、相手のコマを飛び越してしまうような動きをするカードを出すことはできません。
1枚カードをプレイして、コマを移動させると、手札が5枚になるまで補充して手番終了です。
最初は、取りあえず前へ進んで相手に近づいて行くしかできません。お互いに間合いをつめていきます。
こうして、お互いに充分に近づいて必殺の間合いに入ったら、攻撃します。攻撃も移動と一緒でカードを1枚出します。ちょっきり相手までの距離と同じ数字のカードを出すことができたら攻撃成功です。
基本ルールでは、攻撃をしたらゲーム終了で、攻撃をした方が勝利します。
つまりどうなるかというと、カードの最大値が「5」なので、「5」の間合いに入らないように、動こうとします。そうすると、コマが離れたところをヒョコヒョコと移動しているだけになるように感じるかも知れません。
でも、攻撃が決まらないまま山札がつきてしまったときもゲーム終了で、その時には、スタート位置から出来るだけ前に出ている方が勝利します。
また、あまり後に逃げてばかりいると、相手に端に追い詰められしまうこともあります。自分の手羽で移動できる手札がない場合は負けてしまいます。
こうやって、先に5勝した方が勝利します。
まずは、1回戦目。
まあ、ルール説明ということもあるので、不用意に相手の間合いに飛び込んでみる。
「ここで、3出せたら攻撃終了やで」
「3!」
ということで、取りあえず一敗。
2回戦目。
今度は、アミーゴちゃんが果敢に攻めてくるけど、わたしにちょっきりのカードがない。安全を見て、カードがない場合はバックばかりしていたら、後に追い詰められて移動不可に。
2敗目。
このあたりで、慣れてきただろうということで、次は、標準ルールであるパリイのルールを付け足します。
今までは、攻撃は必ず受けてしまっていたのですが、このパリイのルールが入ることで、相手の攻撃を防御することができる様になります。
パリイの方法は、相手が攻撃で出したカードと同じ数字のカードを出すことです。そうすると、相手の剣をなぎ払ったことになり、さらに連続でカードを出して動くことができます。
もしここで、さらに同じ数字のカードをもっていたら、パリイから連続で相手に攻撃して反撃することもできます。
その他、標準ルールには、カードを複数枚出して攻撃する方法とそれを防御する方法もあるのですが、そっちは、後で追加することにして、取りあえず、このパリイのルールを追加しました。
このときに、
「同じカードは5枚しかないよ」
ということを伝えておきます。ここからは、カードの枚数は重要です。
3回戦目。
さて、このルールが追加されると、お互いに間合いに入らないように後に下がっていくだけではなくて、積極的に相手の懐に入っていくという作戦もでてきて楽しいです。(もっとも、アミーゴちゃん、けっこう、このルールなくても懐に突っ込んでいましたが)
「3」のカードを2枚持って、わざと間合いが「3」の場所に突っ込んでいきます。
すると、アミーゴちゃんが「3」で攻撃。
すかさず、こっちも「3」でパリイ。そして、そのまま「3」で攻撃。
取りあえず、1勝。
4回戦目。
アミーゴちゃんは、割と小さい数字からスタートして、大きな数字は残す感じでプレイしていました。わたしは、どっちかというと最初大きな数字で間合いをつめていって、小さい数で攻撃する感じです。
またまた反撃で勝利して、りん、2勝目。同点。
5回戦目。
さすがに、りんが飛び込んでいくところに素直に攻撃をしたら負けるということに、気がついたみたいです。
間合いに飛び込んだら、攻撃せずに後に下がったり、反撃に反撃を返してきたりします。
我慢できなくなって近づいて来たところを、攻撃、反撃、攻撃で倒す。
3勝目。
「ここで、さらに難しいルールを」
というと、
「えー、イヤだー」
というので、このままプレイ。できら、移動攻撃のルールまでいきたかったけど、まあ、このルールだけでも充分おもしろいので、これでいいか。たしか、「デュエル」のルールはここまででした。
6回戦目。
間合いに飛び込んだわたしに、アミーゴちゃんの攻撃。りんの反撃。その攻撃にアミーゴちゃんの反撃が決まって、ご満悦
アミーゴちゃん3勝目。またまた、同点。
7戦目。
お互いに様子を見合っていましたが、下がりすぎたりんがカードを出せなくなって負け。
アミーゴちゃん4勝目。なかなかのシーソーゲーム。そして、アミーゴちゃん、リーチ。
8戦目。
後がないわたし。
今度は、アミーゴちゃんを追い詰めてカードを出せなくして勝利。
4勝目。りんも、リーチ。
実は、けっこうあっさり勝つのではないかと思っていたので(最初の1敗は、ハンデぐらいの気持ちで)、まさかの最終戦。
ラストは、割とあっさりとわたしの攻撃で勝負がつきました。
次は、複数枚のカードを出して攻撃のルールと移動攻撃のルールを入れて遊んでみたいですね。