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ボクを包む月の光10 ぼく地球 次世代編

優しい子どもたちにはドキドキしますが、どんな事情があっても、子どもにこんなに気を使わせる大人には、イライラします。

物語を読んだ大人が、

「どうして、うちの周りの子は、この子たちのように気が使えないの」

と言う心ない言葉を子どもに投げかけて、子どもを傷つけることがないことを願っています。

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ボクを包む月の光9 ぼく地球 次世代編

結構、みんなの感想を気にしているということが「1/4のたわごと」に書いてあったのですが、人の感想見ても、あんまりそれにこだわらずにかいて欲しいと思います。
読者って、勝手なものだから。
声の大きな読者と作者が一緒になって走って、いい結果になったことって、あんまり知らない……。

いいひ……

今は、見たくないものを突きつけられたと感じても、それが実は大切なものだったことに気づくこともあるかもしれません。

好きなキャラクターが、自分の思い通りに動かないのが悲しいのはわかるけど、それは、作者に直接お願いして変えてもらうものではないと思います。

あと、サイコメトリーは、のぞきと一緒なので、本人の許可なしにしてはいけないと思います。

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ボクを包む月の光8 ぼく地球 次世代編

「帽子の記憶」が終わって、「カチコの事情」に入ります。

でも、この「帽子の記憶」で、なんか、本当に「ぼくの地球を守って」が終了したという感じがするお話でした。

そして、第2世代の子どもたちも、ここから、今までのお話から自由になって、自分のお話を紡いでいくのかも。

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ボクを包む月の光7 ぼく地球 次世代編

紫苑にしろ、チビ輪にしろ、過去の記憶をサイコメトリーしたものなんですよねぇ。
でも、その過去の記憶が、現在の状況によって動かされているとうのが、不思議です。

だから、ラストシーンの紫苑が笑ったのも、本当に笑ったのではなくて、記憶が、今と響きあって笑ったという。

それは、もしかしたら、今を生きている人間の思いこみかもしれない。

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ボクを包む月の光6 ぼく地球 次世代編

サイコメトリーは、今の意識とコミュニケーションがとれるわけではなくて、あくまで、ある時間の強い思いを読み取ってしまうもの。

これは、確かにそうなんだけれども、それをここまでしっかりとかいた物語って、けっこうなかったかも。と思ったけれど、「ぼくの地球を守って」も、確かに、そういうかかれ方をしていたのかも。
今回の様に、いろいろ解説してくれる大人がいなかったけど、そうすると、確かに、紫苑と輪の関係とかは、すごく鮮明に見えてきます。
なんか、はじめて、「ぼく地球」を理解した気が……というより、今まで理解できていないのが判明した感じです。

まぁでも、輪は働けよという感じですね。ありすは、母親じゃねぇんだから。