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「キャントストップ」 もうどうにも止まらない

さて、きのうの続きです。
きのうは、『プロジェクトコア あべの店』に行ったところまででした。
で、次にむかうところは、『イエローサブマリン 大阪日本橋店』の『1号店』と『2号店』でした。
天王寺駅まで帰るのは簡単。来た道を戻るだけです。
地下鉄に乗り込んで、恵美須町駅へ。
ここで少し問題が。
『イエローサブマリン』Webサイトの中の地図では、この駅「恵美須駅」になっています。でも、駅の運賃表では、「恵美須町駅」になっています。
ちょっと、よぎる不安…。
まあ、都合よく考えれば、

  1. ただ単に、地図が間違ってる(だって、『プロジェクトコア たあべの店』の地図も、間違ってたし)。
  2. むかしは、「恵美須駅」だったけど、最近「恵美須町駅」になった。
  3. 本当は、「恵美須町駅」が正式名称だけど、地元の人はみんな「恵美須駅」って呼んでる。

という解釈が考えられます。
でも、最悪の場合は、

「恵美須町駅」と「恵美須駅」は全く別もので、全然知らない世界に連れて行かれてしまう。

実はこの時点で11時40分ぐらいです。仕事は1時から。12時50分ぐらいには、会場に着いておきたい。食事に30分ぐらいは見ておきたい。
移動時間や、店の中見て回る時間を考えると間違えるわけにはいきません。
で、地図と運賃表を比べながら、うんうんとうなります。
「地図にも、表にも、地下鉄堺筋線ってかいてあるよな。堺筋線をずっとたどるとーー。
うん、恵美須とつく駅は、『恵美須町駅』だけだな」
結論づけて、切符を購入。地下鉄のホームに。
「あっ」
その時、駅のホームから電車がまさに発車していたのでした。
これは、都会で住み慣れた人にはわからないかもしれませんが、田舎育ちの人間にとっては、とってもショックなことです。なぜなら、田舎では、1本電車を逃すと、次にいつ電車が来るかわからないから。1時間まち、2時間まちなんてのはザラ。場所によっては、朝、昼、夕の3本しか電車が来ないこともあるのです。
もちろん、ここは大阪。そんなことあるはずもない。5分もすれば次の電車が来ます。理屈ではわかっていても、長年しみついた習慣からくる反応というのは、侮れません。
うー。傷心が癒えるよりもはやく来た次の電車に乗って、「恵美須町駅」へ。
「恵美須町駅」に降りたって、地上に出ました。今回は、目印になる建物「あさひ銀行」と「浪速警察」の近くに出られるようにしっかりと出口を確かめて地上に。
でんでんタウンの通りは電気屋が集まっているので、だいたいの方向もわかります。
不安なのは、普通のビルの5階とか4階に店があることです。
お店の入り口をひとつひとつ見ながら、さがすとちゃんと見つかりました。『イエローサブマリン 大阪日本橋1号店』。
さっそくエレベータに乗って、5階のお店に。
このお店は、20代を越えた大人の人が多いようです。ボードゲームの棚を見に行きます。
今回は、いい感じです。
『京都店』と品数は同じぐらいなのですが、『京都店』で見たことないものが、結構置いてあります。
目についたのは、「キャントストップ」と「カルカソンヌ追加キット」です。それも、同じゲームが2、3個ずつ置いてあります。
「キャントストップ」は、以前、ボードゲーム紹介マンガ「アクア・ステップ・アップ」で紹介されていたゲームです。なんか、箱が想像以上に長細い。こんなでかいゲームをアクアたちは、喫茶店でやってたんでしょうか?
「カルカソンヌ追加キット」は、「カルカソンヌ」を買ったとき『京都店』で見かけたのですが、その時一緒に買っておかなかったら、次行ったときはなくなっていたゲームです。
どっちもほしいなー。でも、『2号店』には、もっといろいろあるかもしれないぞ。それを見てから、決めよう。
もしかしたら、「キャントストップ」と「カルカソンヌ追加キット」は売れているのかも。だって、何個も置いてあるよな。だったら、向こうのお店に置いてある可能性も高いよな。
人間、いいことがあるとすぐ楽観的になるものみたいです。
で、『1号店』を出て、『2号店』探しの旅に。

地図によると『1号店』の延長ぞいに『2号店』は、あります。
途中で、ショックなものを発見。それは、でんでんタウンのなかにある「恵美須町駅」への入り口。
「もしかして、地上にわざわざ遠回りして出たんか?」
まあでも、帰りにここ利用して帰ったらはやいしいいだろう。
そう思って、また店の入り口をのぞきながら、ドンドン進んでいきます。
ドンドンドン。ドンドンドン。
おかしい。この地図では、NTTこえたらすぐぐらいにビルがあるはずやのに。いつまでたってないぞ。
ドンドンドン。
12時20分になってしもた。やばいぞ。
ドンドンドン。
道路をへだてた向こうに見えるのは、「高島屋東別館」。
さすがのりんも気づきます。
行き過ぎや。見落とした。
あわてて、Uターン。
「やばい。メシくってる間、あるやろか」
焦りながらもどります。結構戻ります。もし、『1号館』まで戻ってしまったら、もう、今日は『2号館』は、あきらめよう。
もどっていくと、さっき駅を発見したところに、『イエローサブマリン』の看板が。
「なにー。ここかー。」
どっから入るんや?と見ると、地下鉄の駅のホームに向かうためのエレベーターに、「ホーム階」、「地上階」、「1階」、「2階」……の文字が。
わ、わかりにくすぎるー。
4階までエレベーターがあがるのももどかしく感じながら、お店に。
エレベーターの出口の前が通路になっていて、店内がエレベーターから見渡せないのは『1号館』と同じ感じです。
店内に入ってみると、お客さんはこっちの方が少ない感じ。でも、おばあさん連れの小学生がいたりして、この手の店にしてはファミリアーな雰囲気です。
そこで、りんは知りました。
そう、2号店のことをよく知っている方ならば、もうこのオチはわかっていることでしょう。
2号店は、
なんと2号店では、
ボードゲームは、扱っていなかったのでした……。

さて、ここで選択の時間。
ここで、このまま駅まで降りて、大阪商工会議所までいけば、ファーストフードか、コンビニによれば、何とか食事がとれます。
でも、『1号店』にもどって買い物をして、ここに帰ってくれば、食事をする時間はありません。
今回の仕事がいかに自主的なものといえども、他人が関わってくださっている以上遅刻することは許されません。
でも、ゲームは、今日手に入れないと、2度と巡り会えないかも。大阪にだって、早々出てこられるものでもありません。
昼飯か?ゲームか?
ゲームを選びましたよ(泣)。
「腹は減っても、仕事はできる」
と言いますからね。一食ぐらいダイエットだと思えば。
で、手に入れたのが、「キャントストップ」でした。
「カルカソンヌ追加キット」は、またいつか京都店とかで出会えるかもしれないので、おあずけにしました。
この話、まだ続くんや。われながら…。

しかし、ここは、更新履歴を書く予定だったところでは、なかっのか??

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「バケツくずし」 優しさと偽りの街

仕事関係の用事で、本日に大阪に行ってまいりました。
大阪商工会議所でその用事があったのですが、なかなか行けない大阪です。
ついでにということで、大阪のゲーム屋さんに行ってきました。
えーと、りんの普段の行動範囲の中でゲーム屋さんというと、「イエローサブマリン 京都店」しかないのです。
さて、大阪には、どんなゲームがあるのか楽しみにしていました。もしかすると、ずっと探している『カラバンデ』なんかがあるかもしれません。
まずは、ネットで大阪にあるゲーム屋さんを調べました。
出て来たのは、『シュピーレブルグ』、『プロジェクトコア あべの店』、『プロジェクトコア 高槻店』、『イエローザブマリン 大阪日本橋1号店』、『イエローサブマリン 大阪日本橋2号店』の5つです。
リンクをたどって、お店のWebサイトなどを確認。
あれ?『シュピーレブルグ』だけが、うまくリンクからとべません。変な英語のサイトに行ってしまいます。
1時間ぐらい、いろいろなサイトを見てまわって、どうやら、もうお店をされていない事が判明しました。なんだか、ファンがつくったあったかいお店という事で、すごく期待していただけに、残念でした。
りんが今年になってからドイツゲームに興味を持ち出したように、ここ数年で少しずつドイツゲームも有名になりつつあるように思うので、今の時代ならば…、時代を先取りしすぎたのか?などと思ってしまいました。
他のお店のサイトは、すぐ見つかりました。『プロジェクトコア 高槻店』のページには、店内の棚にボードゲームがいっぱい並んでいる写真も掲載されていて、期待も膨らみます。
『プロジェクトコア』、『イエローサブマリン』、各店のお店の地図も印刷しました。

場所を調べながらたてた計画はこうです。
午前中、大阪駅・梅田から一気に地下鉄天王寺駅に行く(今、地図をみてよく考えたら、地下鉄でなくてJRでそのまま天王寺駅に行けました)。そして、『プロジェクトコア』を覗く。
それから、地下鉄の恵比寿駅へ行って、『イエローサブマリン』1号館と2号館を見る。
地下鉄の堺筋本町筋駅で、1時からの商工会議所で用事を済ませて、また大阪駅・梅田にもどって、JRに乗って高槻駅に。『プロジェクトコア 高槻店』によって終了。
なかなかに、パワフルな充実した1日になりそうです。

朝、地下鉄天王寺駅を降りて、プロジェクトコアへ。
地図もあるし、バッチリ………の筈でしたが、りんの一族は、方向音痴だったのです。
まぁ、大阪の地下鉄の駅は広いから、出口間違えると迷子になるということもあります。
地図には、いくつか目印になる建物も書いているのですが、駅から見える位置の建物は書いてないので、あんまりというか、ほとんど役に立ちません。
だいたい、駅から店までがどれぐらいの時間かかるかというのも、想像もつきません。
地図を持ってウロウロ、ウロウロ。
と、でっかいマンションの前でだべっていたおっちゃん2人が、地図を持ってうろついてるりんを見かねて、
「にいちゃん、何処行きたいねん」
と声をかけてくださいました。
地図の中で目印になりそうなものは、大阪教育大付属小です。
「大教大の付属小学校の方へ行きたいのですが」
「小学校か、小学校やったら、大分違うほうにきとるぞ。結構、遠いぞ」
と言いながら、親切に道を教えて下さいました。
やっぱり、関西の人は、親切だなぁと思える1コマでした。
で、教えられた道を行くと、鉄道病院があって、教育大付属小学校があって……。
って、まて。地図では小学校があって、その道の向こうに鉄道病院があることになっているのですが?
不安になりながらも、小学校の横を通りました。小学校では、運動会をやっていました。門の前には、警備員の方と一緒に、保護者か、先生らしい人たち。入れるのは、首からパスポートをかけた人だけで、どうやらそれをチェックしているようでした。
大教大付属池田小の事件は、やっぱりこんなところまで影響しているようです。本当なら、役員の人だって、自分の子どもたちの演技見たいだろうに(もしかしたら、交代ぐらいしてるかな?)と、少し暗い気分になりました。
そのちょっと先には、でっかい「コーナン」とかいた看板。地図では、このコーナンの前にお店が。さて、お店はこの辺にあるはずだけど…。
あれは、看板だけなのかな?だいたいコーナンて何だ?甲南か?まさか。でも、常盤があるぐらいだから、もしかして甲南も。などとローカルでない人には全く分からないことを考えながらも結構直進すると、ありました。『プロジェクトコア あべの店』。
自転車がいっぱい止まっていて、外にも声が漏れている活気のあるお店でした。
お店に入ると、小学生ぐらいの子どもたちがウジャかえっておりました。第一印象は、せ、狭い。
「はーい。次のデュエルを発表します。」
みたいなこと(すいません。TCGはしないので、いい加減なうろ覚えです)を店の人が言っています。
りんは、一路ボードゲームの棚に。
「う、少ねぇ」
『イエローサブマリン 京都点』の半分位の品揃え。
写真では、棚いっぱいのボードゲームがあったのに(でもそれは、高槻店のページで、あべの店ではなかったです)というのと、大阪ということで過剰な期待をしていたようでした。
で、気を取り直して、何があるか見ます。
欲しいなと感じたのは、「バケツくずし」と「グラディエーター」です。
グラディエーターも興味があったのですが、りんのゲームの相手が、小学生たちでしかも、ゲーム時間が長くて30分ぐらいしか取れないということを考えて、ここは、「バケツくずし」を選びます。
歩き回ったり、仕事の用事に行く事を考えると、小さいほうが都合がいいということもあります。
買うときに、
「高槻店は、もっと広いの?」
と聞くと、店の人は、察してくれたようで、
「はい。ボードとかは、向こうの方が品揃え良いですよ。」
とのことでした。ちょっと、また希望が出てきます。
そして、「バケツくずし」をゲットして、再び天王寺駅へ。
絶対、このWebサイトにのっている地図、まちがっとるぞーーー。
と心の叫びをあげながら。
文章、くどい?長いので、明日に続く。