更新雑記ブラフ

この叫びが出てきてこそ「ブラフ」ですか?

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ブラフ

えーと、本当は、前に遊んだメンバーが集まれば、「ラー」の遺跡タイルと厄災タイルを抜いたので、もう1度「ラー」に挑戦してみたいと思っているのですが。

わたしの拠点にしている地域の小学校は、今、インフルエンザの流行真っ盛りということで、どうやら、「ラー」組の4年生たちは、学校も休んでいるようです。

そして、彼らが来ないところに、また別グループの4年生が。
いんなにいろいろなグループが、しかも、同じ学年のグループが、入れ替わり立ち替わり、この短期間のうちに遊びに来るというのは、けっこう、めずらしいパターンです。

今までは、いろんな学年の子が、でも、けっこうメンバー固定で来ていることが多かったですから。

うーん、4年生というのは、情報網も、他の学年と違うのかもしれません。

で、今日来たのは、2人なのですが、さっそく、断りもなくゲームをゴソゴソとやっています。
また、自分らだけで遊ぶつもりのようです。

あ、侮れんわ。

カードゲームをさがしていたみたいですが、「そっとおやすみ」は、缶を開けてカードを見て、

「あかんわ」

と一言。
やっぱり、「そっとおやすみ」は4年生を呼ばず、4年生も「そっとおやすみ」を呼ばなかったか!
思わず横で見ていて爆笑していましたが、実は、ただ単にやったことないのでルールがわかんなかっただけかもしれません。

はい。すぐ横で何を選ぶのかなぁと黙ってみておりました。
こっちからは、極力さそわない。好きにさせるというのが、いちようのわたしのルールです。

「ワードバスケット」とかも見ていたのですが、これを2人でやってもちょっとむなしそうだというのはわかったようです。

「おっちゃん、オススメのゲームは?」

「人数によるなぁ。何人でするつもりや?」

「2人かなぁ」

「2人?2人のゲームなぁ。2人、2人……」

2人用のゲームといえば、「カフナ」、「ギプフ」、「ガイスター」とかかなぁ。と考えていたわけです。

「おっちゃん入れて、3人でもいいで」

決して、わたしも一緒にいれろとか、そんな催促をしたり、わざと焦らして、3人と言うのを待っていたわけではありません。
でもまあ、どうしても一緒に遊びたいというのなら、しかたないじゃないですか。
彼らも、新しいゲームを知っておけば、また、友だちと遊ぶときの幅が広がるというものです。

時間を見て、20分ぐらい。
ちょっと人数は少ないけれど、よし、「ブラフ」。

3人。サイコロたった15個スタートです。
その分、極端な目が出やすくなって、数は当てにくくなります。
説明しながらの1回目。
どんどん、子どもたちのサイコロは減っていきます。
わたしは、まだ大丈夫。
サイコロ、10個。

「10個やったら、だいたい3個~4個ぐらい同じサイコロがあるのが相場や」

てな感じで言ってあげていると、

「それ、言うたらおもしろくないやん」

と頼もしい一言。
まあでも、じゃあどうやって、だいたいの数を知るのかと言うことをとりあえず教えて、以後、黙っておくことにします。
で、子どもがしてきた宣言は、

「3が6つ」

言わんこっちゃない。なんちゅう、宣言してくんねん。サイコロ全部で10個やぞ。
おっちゃんのとこ、たしかに「★」と「3」で2つ「3」あるけど、きみらのサイコロあわせて5つのうち4つが「3」やなかったらあかんねんど。

「あるわけないやろう。ブラフや!!」

子どものサイコロ、「3」と「★」。
もう1人、「★」3つ。

「そんな、あほなーー」

今日は、3人ということで、負け抜けルールでやってみました。
1回戦目は、それでも、りんが1位だったのでした。

でも、2回戦目。
スタート早々、同じような極端な★の目にやられてしまって、一気にサイコロを3つぐらいなくしてしまいました。
1番はじめに、負け抜けしてしまったという……。

「1人負けたら、ゲームはじめっから!」

なんぼ言おうかと思たかしれん。

子どもたちも、

「おもしろかったー」

と満足な様子でございました。

「あと1つルールあるし、今度、教えるな」

こんどは、振り直しのルールを教えて、本格的な「ブラフ」をまたまた楽しみたいと思っている週末でした。

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ブラフ

実は、この話はきのうの話です。
きのう、書きたかったのですが、「そっとおやすみ」の方を優先させたわけです。
それを考えると、このところかなり充実したゲームライフを送っています。
自分的にも、ゲームがおもしろくて、おもしろくて、しょうがない時期にあるのかなと感じています。

「ブラフ」と「ヒューゴー」と「ガイスター」は、わたしがはじめてまともにプレーしたドイツゲームです。
それ以前は、興味があって購入をはじめていたのですが、遊ぶ相手も、機会もなかったのでした。
もしかすると、Webのカタンは、それ以前に経験していたかもしれませんが、本物のボードを広げて、生身の人と対面してゲームするというのは、この3つが、はじめてだったです。

遊んだ相手は、父方のいとこの子どもたち3人でした。
中学2年生、小学6年生、小学3年生の3人で、「ヒューゴー」と「ブラフ」が、特に子どもたちのお気に召して、「ヒューゴー」は、夏休みの間、彼らの家に貸し出されていました。

「ブラフ」は、中学2年生がいたく気に入っていました。この日、この子にはサイコロの神様がついていたようで、★4つとかを平気で出していました(笑)。

「ガイスター」は、何回かやってみて、絶対におっちゃんに勝てないということが判明して(そういうゲームに全然慣れていない子たちだったんですね)、人気がなかったです。

わたしは、この日に、「ヒューゴー」を死ぬほどプレイして、ちょっと、「ヒューゴー」に飽きちゃったところがありました。
逆に、

「あー、いくらでもしていたいー」

と思ったのが、「ブラフ」でした。

何でなんでしょうね?
お気に入りのゲームや、楽しくてまたやりたいゲームは、いっぱいあったのですが、こういう感覚になったゲームは、あと「クク」ぐらいです。
は、もしかして、ギャンブルから、足が抜けなくなるタイプ……?

というわけで、時間的にも短い時間でできるし、このゲームを子どもたちとやりたいなぁとは、けっこう前から考えていました。
このとき、一緒に遊んだメンバーの最年少が3年生だったということもあり、3年生ぐらいならできるか?と3年生が集まったときにやってみたことがあったのです。

ですが、残念ながら、結果は撃沈でした。
3年生は(というかうちに来る子たちは)、おとなしい子がけっこう多いわけです。
ブラフの数字を宣言していくというのは、けっこうその子たちにとってきびしい選択だったのです。

例えば、「キャントストップ」。サイコロを4つ振って2つずつの組み合わせをつくります。出た目にあわせて、自分の一番得になる道を考える。これはできます。
例えば、「フォレロッテ」。フォレロッテしたとき、次のサイコロを振るか、振らないか?これも、安全策で振らないという選択ができるわけです。

でも、「ブラフ」。
特にボーダーライン。
おっちゃんは、

「ちょうどあってもおかしくないぐらいやなぁ」

とか言っています。
そんなときに、

「ブラフ」

と言うことも、

「4の目が8こにあげます」

と言うこともできなくなっちゃうんですねぇ。
じーーっと、考えて沈黙。
そ、そんなにきついものでしたか?
性格もあるとは思うのですが、全然すすまなかったのです。

これ以来、

「あぁ、やっぱり、子どもにブラフは無理かなぁ」

と長らく封印していたのでが、「うつぼゲーム会」に行くたびに(といっても2回しか行っていませんが)、「ブラフ」の卓がたっていて、見ていると我慢できなくなってきました。

そこに颯爽と救世主のように現れたのが、我らが4年生たちです。
といっても、いつものメンバーとは別グループです。
いつものグループが「やんちゃ組」とするならば、こちらは「おしゃべり組」です。そして、やっぱり、他の学年を圧倒する元気を持っています(なんでなんでしょう?)。

「何人くるの?」

「えー、とりあえずわたしだけ来た。あと、1人はくるよ」

「おっちゃんまぜて、3人か。5人ぐらいいるといいんやけど」

「5人。まっててや」

はやいはやい。止める間なく、同じく4年生を5人集めてきました。
6人の最大人数でのブラフは、わたしもはじめてです。

「ブラフ」は、サイコロの目とその数を当てあうゲームです。

プレーヤーは、最初に5つずつサイコロを持ちます。そして、すべてのサイコロを他人からは見えないようにダイスカップに入れて、振ります。

手番のプレーヤーは、全員のサイコロの目を予想して、「何の目」が「いくつ」あるかを予想します。
このとき、自分のダイスカップのなかのサイコロを見ることができます。でも、他人のサイコロは、見ることができません。

サイコロには、「6の目」のかわりに「★の目」があって、この「★の目」は、どんな数字にもなります。
だから、「1~5の目」がでる確率は、「★の目」を入れて1/3になります。
「★の目」が出る確率は、1/6です。

全体のサイコロの数と確率を考えて、宣言していきます。

次のプレーヤーは、この宣言をつりあげることができます。
サイコロの目を大きくするか、サイコロの数を多くして宣言し直します。
でも、もし、前のプレーヤーが宣言しただけのサイコロが場にないと感じたら、

「ブラフ」

といって、すべてのプレーヤーのダイスカップをオープンにして、実際にその数があるかどうか調べます。
もし、そのサイコロの数が、前のプレーヤーの宣言の数よりも多かった場合は、「ブラフ」といった人の負けです。負けた人のサイコロがへります。
もし、そのサイコロの数が、前のプレーヤーの宣言の数より少なかった場合、嘘を見抜かれた前のプレーヤーの負けです。負けた人のサイコロがへります。
もし、そのサイコロの数が、前のプレーヤーの宣言の数とまったく同じだった場合。宣言したプレーヤーのみが勝者です。それ以外の人のサイコロが全員1つずつへります。

こうやって続けていって、サイコロが最後まで残っていた人が勝ちです。

さて、全体のなかで「ある目」を出しているサイコロの数を宣言するわけです。
これは、サイコロが30個だったら、「だいたい同じ目は10個ぐらいあるな」と確率で考えていくわけです。
でも、自分のダイスカップのなかのサイコロが、極端に同じ目ばかりでていたらどうでしょう?
可能性として、その目は、確率で考えるよりもたくさんあるかもしれません。
また、自分の前の手番の人が、ある数字を極端にたくさんの数宣言したならば、その人のダイスカップのなかには、その数がたくさんあるのかも知れません。
でも、なかには、自分が全く持っていないサイコロの目を、さも持っていそうに宣言してくる人もいます。
そう、このゲームの名前は、「ブラフ」(ハッタリ)なのです。

ふり直しといって、宣言するときにサイコロをいくつかダイスカップから出してもう一度振るルールがあるのですが、今回は、そのルールはなしでやりました。
あと、本来は、サイコロがなくなるとゲームから脱落していくルールなのですが、今回は、1人のサイコロがなくなった時点で、またはじめっからスタートというルールでやりました。
こうやって、厳しさをちょっと緩和すると、負けてもすぐにゲームに戻れて、プレッシャー小さくなるかな?

決断力と行動力の4年生ですが、やっぱりボーダーのときは、すごく悩んでいました。

「あー、ドキドキする」

とか、それを楽しんでしまうところがいいところです。
今回は、極端な目というのは出なかったのですが、30分ほどしているうちに、けっこう勘のいいところを見せてくれました。
ひとつは、

「あー、おっちゃんの横の席は、イヤやーー」

別に、嫌われているとか、そういうわけではないですよ。
わたしのところで、急に宣言をあげるので、左隣の人は、きつい選択を迫られるんですねぇ(笑)。

「えー、どうしようかなー。もう、星いっとこ」

宣言は、必ずあげるしかないのですが、★は1/6の確率でしか出ないということで、他の数字と1/2ぐらいの数を宣言すればいいことになっています。
失敗したときも、宣言している数が少ないのでへるサイコロの数が少ないんですねぇ。
それが、なんとなくわかっていたようです。

これができると、楽しみ増えたなー。
というきのうの出来事でした。

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ダーク・サイド

さて、これで「プロジェクトコア ゲームウォーク」の日記、最終回です。
長くかかりました。
今回のように、いろいろな日記のシリーズをまぜこぜに書いていくということをしたわけですが、やっぱり、後になればにるほど記憶がうすれていくのは、いかんともしがたいです。

今後は、時系列にそって書くのではなく、印象的なことから書き始めて、忘れちゃったことは、無理には書かないということも必要かもしれません。
頭よくないので、それがなかなかに難しいのです。

最後のゲームです。

他のゲーマーのみなさんは、少し歯ごたえがなかったなかったとに感じられたようですが、りんはけっこう楽しみました。この「ダーク・サイド」。

ダーク・サイドといえば、スターウォーズを思い出します。
このゲームのボードも、なんか宇宙っぽい雰囲気です。謎の金髪の女の人の顔なんかが書いてたあります。
なんかちょっと、アメリカーーンな感じがします。まあ、わたしのアメリカーンな印象が、どれだけ国際的にみて正しいのかはわかりませんが(笑)。

で、ゲームの内容はというと、ジェダイの戦士として巨大な力を振るいながらダークサイドに落ちないように戦っていく……というものでは、全然なくて、わたしたちの日常生活のなかで見落としているような小さな悪事を暴き出していくというゲームでした。

ゲームは、自分の悪事は上手に隠して、人の悪事を暴き立てます。
自分や人の悪事は、カードに書かれています。カードは、「家族」、「友達」、「近所」、「仕事」、「休暇」の5つのジャンルにわかれています。そして、それぞれのジャンルでは、悪事の種類によって、その悪事の点数がついています。
例えば仕事のジャンルでは、「私は毎日机で居眠りをしています」みたいな軽いものなら1点ですし、「私は保険金をだまし取るため、職場に火をつけました。」のように犯罪と言わなければならないようなものは、5点です。

はっきり言って、ジャンルと点数だけが大切で、この悪事の中身は、あんまりゲームとは関係ないのですが、この全然ゲームとは関係のない部分が、このゲームの最大のおもしろいところです。

読むだけでおもしろいですよ。

「私はプールでおしっこをします。」とか、「私は母のハンドバッグからお金を『借りました』。」など、なんか青春の思い出っぽいのから、「私は狂った叔母を屋根裏に隠しています。」などのドキッとするやつ、「私は子供にサンタクロースはいないんだと言いました。」など、これはあかんのかーーと叫びたくなるヤツなどいろいろです。

でも、見てると1点の悪事の1つや、2つ、やっぱりしているかもしれませんねぇーーー。とそういう部分でも、ニヤリとできます。

読むだけでも、おもしろいですが、それではゲームの説明にならないので、ゲームをはじめます。

まずプレーヤーは、悪事のかかれた「秘密カード」を配られます。そして、手札を5つのジャンルごとに合計します。一番点数が高くなったジャンルが、その人のダークサイドです。
プレーヤーは、自分のダークサイドが、どのジャンルであるかを他のプレイヤーに悟られないようにしなければなりません。

手番にできることは、「アクションカードを引く」ことと、「誰かを告発する」ことです。

「アクションカード」には、いろいろな種類があるのですが、基本的に、手札を公開すればするほど、たくさん点数が入ってくる仕組みになっています。
ただし、手札を公開すればするほど、自分のダークサイドに関する情報を他のプレーヤーにさらしてしまうことになります。

「誰かを告発する」のは、リスクがともないます。もし、その告発が間違っていたら、点数がマイナスになります。だから、ある程度、証拠がそろってからになります。

最後のアクションカード実行されるか、全員のダークサイドが明らかになれば、ゲーム終了です。
点数ボードにコマを進めていって、ゲームを終了したとき、点数が1番高いプレーヤーが勝利するというのは、けっこうオーソドックスなゲームのルールです。
でも、自分のダークサイドがなんであるのかを他のプレーヤーから告発され、暴かれてしまったプレーヤーは、この勝利競争からドロップアウトしてしまいます。正体を見破られると、勝てなくなるのです。
そうなると、他のプレーヤーのダークサイドを全部暴いて、自分のと同じ立場に立たさなければ、いけません。全員のダークサイドが暴かれれば、その中で、1番得点の多かったものが勝利者になります。

実際のゲームです。
それぞれ自分のダークサイドがなにかわかったら、スタートプレーヤーを決定します。
スタートプレーヤーは、見かけが一番怪しい人物を選ぶのがよいでしょうととルールに書いてあります。
もちろん、「プロジェクトコア高槻店 ゲームウォーク」に来ている人たちは、みんな大人なので、

「せーのーでで、いっせいに指さして決めような。みんなでいっせいに、『見かけが一番怪しい人物』を指さすで。せーのーで」

てな、後に遺恨を残すようなことはしなかったのですが(笑)。

「ジャンケンポン!」

やはり、わたしがスタートプレーヤーか(笑)。みんな、うなずいていたような気がするのは、被害妄想ですか?

「アクションカード」のなかで、わたしがメチャクチャ気に入っていたのが「自慢カード」でした。

「自慢カード」は、数字を言って自分の前に置きます。
これによって、1つの悪事のジャンルについて手札に1枚か2枚で最低でもその数字になるカードがあることを自慢します。

「俺よー、おめーら気づいてへんやろうけどよー、実は、ワルなんだぜ。家族に7点ぐらいの悪事をしてるワルなんだぜー」

てな感じで、自慢するわけですね(笑)。
もちろん、これは、ハッタリでもかまわないわけです。
ここで他プレイヤーは相談して受け入れるか疑惑をかけるか決めなければなりません。もし自慢が受け入れられれば、その自慢チップ分の点数を獲得します。
もし疑惑がかけられたら、本当のところを言います。手札からカードを公開して証拠を示せば、自慢チップの2倍の点数を獲得します。
もし嘘をついていたら、それを認めて点数を獲得しません。

でかい点数を言うと、ハッタリだと疑惑をかけられることになります。
でも、それかせ本当だと、でかい点数×2倍の点数が入ってくるわけですよ。

えーと、わたしの悪事のカードは、2つのジャンルの得点が極端に高かったのです。
本当に高い方の悪事のカードは、そっとふせておいて、2番目のカードを使って、この自慢をやりまくって、点数を稼ぎまくりました。
こういう、ブラフ系のゲーム大好きです。

普通は、1点、2点の自慢をするんですよ。それを、6点、7点の自慢をして、しかも疑われて2倍の点数ですから、点数、バンバンですよ。
笑いが止まらないというんですか?はっきりいって、本当の悪者です。いやあ、悪いっていうことは、必要以上に自分が大きく見えることなんですねぇ。

点数も、ダントツトップ。

で、中盤、終盤の告発のときが!!
でも、安心。みんなが注目しているのは、2番目のダークサイドです。

トップをたたけということで、告発されるりん。
とうぜん、告発されるのは、2番目のダークサイドです。

告発は、2段階になっています。
告発されたプレイヤーは「法廷での証明」を求めることができます。

「じゃあ、出るとこ出ましょうか」

あくまで、不貞不貞しいワルりんです。
ここで、告発したプレイヤーは告発を撤回して告発チップを戻すことができます。ここで撤回すれば、告発側のリスクはありません。

「訴えてやる」

相手も、引く気はないようです。

「ジャーン、わたしのダークサイドは、これではありません」

この気持ちいいこと。
でも、周りの人間は、

「こんなけこのジャンルが悪いというのに、まだもっと悪いところがあるのかーー」

とビックリしていたと思います。

そして、何周かして気づくわたし。
あの2番目のダークサイドがバレてしまったら、もう、守ってくれるものがなにもない(笑)。

その後すぐ、あっさりと、ダークサイドを暴かれてしまいました。
あとは、人のダークサイドを暴くだけだーー。
と暴れようと思いましたが、すでにゲームは終盤戦。
全員の告発はできずにゲームは終了してしまいました。

ワルになりきれなかったので、いい人ということでひとつ。

後日、このゲームのことを妹に話しておりました。
けっこう、うけておりました。

「いやあ、でも、そんなカードあったら、わたしやったら、どんな悪いこと書くやろう。お兄ちゃんのマンガを勝手にお風呂にもって入って読んでることかな

悪事カードを、自分で書くのだと思ったようです。

「お前、その悪事、何点ぐらいやと思う」

「うーん、1点」

優しいお兄様の指導が入ったことは、書いておきます。
妹虐待?
この悪事は、何点ぐらいですか?

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プロジェクトコア高槻店

 

新しいお店も開拓しましたが、やっぱりりんの基本は、このお店です。
大阪までは遠いので、行くのは月1回ぐらいにしようといいながら、12月~1月のあいだに4、5回は行ってしまっています。

年末によったときには、「ナッシュ」と「ビーバーバンデ」と「ギプフ」と「ラー」を購入しました。

「ナッシュ」は、「バンプレス」の2号に載っていたゲーム。「ビーバーバンデ」は、「バンプレス」の10号に載っていたゲームです。
「バンプレス」の2号と10号をプロジェクトコア 高槻店で購入して、帰りの電車の中で読んでいると、さっきゲーム屋で見たゲームが、載っていて、けっこう子どもにもできそうなルールで、

「あぁ、なんでさっき買わなかったんだよ~~」

と電車から飛び降りて、また、高槻にもどろうかと思ったぐらいでした(その時は、そのあと高槻にこれほど来ることになるとは思ってもいなかったという…)。

どちらも、レビューによると20分程度で終わる短いゲーム。そして、シンプルなルールで、小学校の低学年ぐらいの子でも、遊べそうです。

「ビーバーバンデ」は、今までの1回戦だけ「マンマミーア」の地位を奪いつつあります。
もちろん、「マンマミーア」は、とても楽しいゲームなのですが、現状の時間設定では、最後まで遊べません。
その点、「ビーバーバンデ」は、時間が来たと思えば、その場でノックして終了することができますので、せわしない世界で遊んでいるわたしたちにとっては、とっても、遊びやすいゲームです。
どっちも、それほどしゃかりになって覚えなくてもいい、覚え系のゲームです。

「ナッシュ」は、箱を開けて最初に思ったのは、

「お、『フォレロッテ!』だ!!」

です。

メーカーが、「フォレロッテ!」と同じで、サイコロの入り方、カードの入り方、カードの裏面のロゴなどが、「フォレロッテ!」と同じだからです。
箱は、上箱、下箱にわかれてパカッと開くタイプではなくて、グリコのキャラメルの箱みたいなタイプです(伝わりますか?)。
うーむ。この手の箱は、ちょっと開け閉めがしにくいという欠点があります。特に片づけるとき、箱の中に入れる舌の部分が、カードをひっかけてカードが折れたりしちゃうんだよなぁ。

「6ニムト」や、「ボーナンザ」みたいに、パカッと開くタイプの箱の方が好きだなぁ。ただ、パカッと開くタイプの箱は、持って移動するときにもパカッと開いてしまうという欠点もありますが…。

「フォレロッテ!」は、どっちかというと人とあまり関わりなく、1人でサイコロをころがしていくゲームでした。一方、「ナッシュ」は、騎士同士の戦いがテーマとあって、人の城を攻めにいったりと積極的に人に関われるようになっています。
このゲームは、まだ実際に遊んでいないのですが、多分、「フォレロッテ!」が好きだった子たちは、気に入るのではないかと思っています。
「ギプフ」は、ちょうど「ノイエ」の7号でのデザイナのクリス・ブルム氏のインタビューやレビュー、「バンプレス」の9号の特集などを読んで、

「今までアブストラクトゲームには、あんまり興味ないなぁ」

と思っていたのが、ちょっと変わりつつあったために購入しました。

あと、「うつぼゲーム会」に行ったときに、ギプスプ・ロジェクトのおそらく「デュボン」(だったと思うのですが)を見かけて、全然、ゲームとかはしなくて、やり方とかはわからなかったのですが、

「ちょっと、かっこいいなぁ」

と思ったからでもあります。
それから、ちょっと計算高いところでは、ちょうどこのころ、自分の中で、

「子どもと一緒にゲームを遊ぶときに、親に受け入れやすいゲームとは?」

とか考えていて、

「親が見て子どもがかしこそうに見えるゲーム。それは、アブストラクトゲームではないだろうか?」

てなことも考えていたということもあります。

まあ、子どもがわたしのところに遊びに来るのは、やっぱり親の許しがあってのことです。
わたしの願いは、夕食後のちょっとした時間などに、家族が食卓を囲んでゲームをしている姿です。
もちろん、ゲームのことを大好きな人間が、自分たちでサークルなどをつくって遊んでいくという今までのボードゲームの文化は、とても大切だと思います。
この日記を読んでいただければわかるように、わたしも、そんなサークルや集まりに参加させていただき、とても、楽しませていただいています。
その楽しさを、家庭に少しでも広めていきたいと考えているわけです。

そのためには、やはり、保護者の理解というのは、大切になってくると思います。
楽しいゲームがたくさんあるのに、保護者が引っかかる可能性があるゲームをするよりは、少しでも受け入れられるゲームをしたいなぁと思うわけです。

だからといって、おもしろくない見た目だけ小難しそうなゲームをやるとか、勧めるという意味ではないですよ。
やってみておもしろくなければ、子どもは正直ですから、すぐに来なくなります。

そのうちに、親をまきこんでいきたいなぁと思っているのですが、まぁ、託児所ぐらいに思われていればいい方なので、気長にいきたいと思っています。
子どもが、ゲームで一人遊びしている様子を写真に撮って帰られたお母さんもいるので、「まきこむ」の「ま」ぐらいはできたかな?
でも、まだこの子の場合は、一人遊びだったんだよなぁ。

「ギプフ」は、たっぷり時間がとれて、少し子どもが少ないときに、1回じっくりとしてみようと思います。

あと、もう1つぐらい大きいゲームがほしいなぁと店内を見回します。
競馬のゲームとかもおもしろそうなのですが、子どもにはちょっとかなぁ。ルールがということではなくて、上でしゃべっているように内容的な問題です。
うーん。お父さんには、大うけかもしれないけど、やっぱりまずかろう。
といいつつ、碁石をチップにして、5、6年生の子に「クク」は教えてますので(しかも「大人の時間」という言葉つき。だって、これメチャクチャ理解しやすい言葉です。ほぼ一発で子どもも理解します。この言葉考えた人は天才やーー)、基準は、りんの中にあるすごくあやふやなものです。

候補にあがったのが、「プエルトリコ」と「貴族の務め」と「ラー」でした。

一番最初に候補から落ちたのが、「プエルトリコ」。はやっているし、やってみたいゲームではありますが、今のわたしのゲーム環境で、プレイできるわけがない(笑)。子どもともできないだろう(時間的にも、ルール的にも)。

ということで、候補はあと2つ。
「貴族の務め」か、「ラー」か。

「貴族の務め」は、「じゃんけん」のゲームと、「安田均のボードゲーム大好き!」に書いてありました。
一方の「ラー」は、「競り」のゲームという情報を仕入れています。
「じゃんけん」と「競り」なら、「じゃんけん」の方が簡単そうです。

「貴族の務め」のマイナスファクターとしては、「泥棒」。貴族の務めとして泥棒をやとって人の美術品を盗むということをゲーム中にしなきゃいけない。
うーん、ちょっと抵抗あるかなぁ?

「ラー」のマイナスファクターとしては、「神様」。ゲームとは多分何の関係もないのだろうと思うけれど、宗教関係については、きびしく考えられているお家もあります。
そういったお家の子が混ざる場合は、「オバケ」が出てくるゲームなどはできませんので、とうぜんこの「神様」も難しいでしょう。
そうすると、その子は(ある程度は自分の信仰の問題なのでなっとくしていますが)、ゲームには参加できないことになってしまいます。
まあでも、その場合は、その子がいないときだけ「ラー」をするということも、注意すればできます。

簡単そうで子どもたちとできそうなのは「貴族の務め」なのですが、「ラー」は親からの苦情がなさそう(苦笑)。

うーむ。と、ちょっと箱をとってみる。

「貴族の務め」プレイ時間60分~90分。
「ラー」プレイ時間50分。

「競り」ゲームと「すごろく」ゲームで、なんで、「すごろく」ゲームの方が長い時間かかるのだろう?
もしかして、「ラー」の方が簡単??

30分という制限時間から考えると、両方プレー不可能ということも考えられるが、とりあえず、短い方を買っておくべきだな。

ということで、「ラー」を購入しました。

家で、箱を開けて、
うーーむ。難しそうだ。

「競り」ゲームということで、1人では不可能かもしれないけれど、ルールを見ながら、タイルをならべたりしてみます。
こみいった交渉というのがないので、1人でも、ルールを理解するぐらいのことはできました。

「なにこれ。すごいプレーしやすい」

見た目から、想像もつかないほどわかりやすいルールです。
点数計算に少し癖があって、早見表みたいなものを作った方が良さそうですが、

「これやったら、子どもにもできるわ」

という印象でした。
時間が問題ですので、遺跡のタイルを抜いて、2期でおわりということになるかもしれませんが、それでも、充分に楽しめそうです。

この「ルールわかりにくそう」と思わせるゲームのセットに対して落差のあるわかりやすいルール。
それから、いろいろな方法で点数をとるやり方。
どっかで、経験あるぞ。
エポックから出たゲームで、難しそうやと思ってわたしが敬遠したゲーム。しかも、やってみたら、一番簡単やったあのゲーム。

「アフリカ」と似てる。

「ラー」のデザイナーは、「アフリカ」と同じくライナー・クニツィアでした。
そんなことも知らんと買ったのか?と言われそうですが、知りませんでした。
子どもとするのにいいよ、以前、「The Game Gallery掲示板」の書き込みで勧めていただいたデザイナーでした。

ラッキー。そして、わたしの選択は正しかった(爆)

問題は、早見表を作っている時間がないということでね。

さて、以上は、年末のお話。
新年あけてからも、行ってきましたよ。プロジェクトコア 高槻店。
以前に書いたとおり、ゲームウォークというイベントがありましたので、遊ばせてもらいに行きました。

せっかく大阪まで行ったのだから、なんかゲーム買わないとねぇ。
うーん。
なんか、あるゲームで、ほしいものは、みんな買い尽くしたという感じがしないでもない……。

今日、遊ばせていただいた「そっとお休み」とかは、ここにはないんだよなーー。
うーむ。前回、買うのを見合わせた「貴族の務め」にしようか?
↑ 何で「プエルトリコ」を買わないことにしたのか、その理由は、すっかり忘れているらしい。同じ理由で、買ったって意味ないだろうに。

「『ババンク』は、持ってますか?」

と白紙さん。

「聞いたことないです」

と見てみると、けっこうちっちゃな箱に、とっても濃いめのおっちゃんとおばちゃんの絵(この際、りんの顔かて濃いということや、この日にちょうどやった「ダークサイド」というゲームで、もっとも見かけがあやしいプレーヤーに認定されていたということは、Webで読んでいる人にはわからないので内緒です)。

こわい絵なので、目に入っていても、買ってなかったと思います。

「どんなゲームですか?」

と聞くと、一緒にゲームしてくださっていた方が、いろいろと教えてくださいました。

クイズ番組で、最後の問題だけ1万点とか一発逆転のチャンスがあったりします。なんか、そういう感じのおバカなところ(とは言わなかったかな)か、すごく楽しいゲームなのだそうです。
ゲーム時間は、30分。
あ、けっこう軽い。できるかも。
対象年齢、12歳以上って書いてあるなぁ。そこが気になるといえば気になるけど、対象年齢12歳以上なら、10歳ぐらいからできるでしょう。

クイズというのが気になります。

「あのー、言葉がドイツ語で書いてあるとか、そんなことはないですか?」

この日遊んだ、「ダークサイド」は、わたしにとっては、すごくうけたゲームでしたが、言葉がドイツ語で、白紙さんは、わざわざカードに日本語訳を貼っておられました。
「うつぼゲーム会」でやられていた「プエルトリコ」も、たしか、訳のカードを作って遊んでおられたのを見ました。
そういった作業は、少しきびしいです。

「全然、そんなんないですよ」

ということで、「ババンク」を購入しました。

家に帰って、ルールを読んでみる。
うーん。カジノのゲームか。
子どもとは、無理かな?

一応、1人で、コマをならべたりして遊んでみる。

「あ!このゲーム。たしかに、遊んだらうけるやろうな」

カジノで、お金を稼ぐゲームなんですが、そのお金の稼ぎ方が、後になるほどうなぎのぼりになって、まさに、一発千金、一発逆転のゲームなんです。
クイズ番組の点数といっておられたのは、そういう意味でした。わたしは、てっきりクイズゲームだと思って、「クイズ」がドイツ語で書いてあるのかと心配してたのですが、もちろん、そんなことはありません。
どっちかというと「ブラフ」系で、「ギャンブル」という感じではありません。

やりたいな。

「ギャンブル」というと抵抗ありますが、クイズの賞金だったら抵抗ないかな?
どこのテーブルに、いいカードが隠れてて、どこのテーブルに、悪いカードが隠れているかを当てるクイズ。
じょうずに当たると、50万点(円じゃないところが、ポイント)!!

うーむ。出来そうな感じ。

高槻からの帰りのJRの中で、バラックさんとこんな会話を。
なん個ぐらいゲームを持っているかという会話の後、

「まあ、でも、ゲーム増えるの止まるかなぁと思ってるよ。わたしが買うのは、軽い子どもと出来るゲームばっかりやから」

と言うりんに、バラックさんは、

「そう思うでしょ。それが、そうはいかないんですよ」

と笑っておられました。
さて、どっちが正しいか?
ところで、この「お買い物」日記も、あと2日ぐらい続く予定です(笑)。
結論は、でているようで。