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きまぐれ乗車券 小山田いく選集1

「すくらっぷ・ぶっく」に続いていく「小山田いく選集」の1巻目です。
読んだことないのばっかりでした。
わたしが追いかけられた小山田いくは、少年チャンピオンに連載されたものだけですからねぇ。

「きまぐれ乗車券」は、国鉄の時代のお話です。でも、こういういなかの人情ものって、あんまり古くならないのかも。
最近は、原稿がなくなって、割ときれいに復刊されるのですねぇ。

昔は、ひどかったから。1ページなくなった「天地を喰らう」とかは、なんの説明もナシに、あんな絵が出てきますからねぇ。

ところで、気になるのは、「くすのき亭の日々」。
ホラー風味の人情物を目指したみたいな感じですが、マジで、こんな展開こわいって。
しかも、毎回毎回。
お払いしてもらえ~!!

「すぺしゃる料理人」、「約束」は、どっちも好きです。
ふっと体が傾く感覚は、味わってみたいかも。

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衆楽苑

なんか、このお話の元になった食堂の話を聞いたような気が。
そして、それはそのお店がもうなくなってしまうという話だったような気が。

おっさん、おばさんばっかりの人情話。そういうのが受けなくなっていくのと平行して、そういうお店もなくなっていくのかも。

でも、そういう風景はあったのだと。
この本が、復刊する状況というのは、まだ、それほど悪くないと思いたいです。

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アニマルDr.由乃

小山田いくは、小学校高学年から中学校、高等学校時代ぐらいまで大好きだったマンガ家さんです。じつは、考え方とは、けっこう影響をうけていたりするかも……。

ただ、少年チャンピオンから離れてしまってからは、追いかけられていないのです。

ということで、「アニマルDr.由乃」は、復刊されたマンガですが、全然、読んだことがなかったものです。

1話完結の人情、獣医、ホラー物語でした。

人情、獣医はわかるけど、ホラーって……。掲載されていた雑誌が、「サスペリア」だったのですね。しかし、よく考えれば、人情も、獣医も、ホラーも、この人の得意分野で、それほど無理しているという感じではなさそうです。

思春期(とかいてグリーン・エイジと読ませるのですよ)に読んでいたときほどの凄さは感じないにしても、安定して、どっしりと書き続けている。それがとってもうれしかった1冊です。

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最初の復刊のお願いが、2002年の10月。
そして、出版されたのが2006年の1月。

とうとう、「榊涼介&林正之のマルチプレー三昧」が、出版されました。

「電撃アドベンチャー」に連載されていた?
オレ、その本、読んでたと思うけど、そんな記事、目に入ったことないなぁ~。
↑ その後、わたしが読んでいたのは、「電撃アドベンチャー」ではなくて、「電撃王」だったことが判明(爆)

と思って、ずーーっと、楽しみしていました。

最新のゲームが「カタンの開拓」ということで、ちょっと古いゲームが多いということだそうてすが、友だちとテーブルを囲んでの楽しさの質というのは、かわっていないんだなぁと思います。
まぁ、わたしは、ここ数年でゲームはじめた人なので、まんまり「新しい」、「古い」の感覚がないということもありますが……。

「遺産相続ゲーム」や、「貴族の務め」は、わたしは本当に、浅井さんのようなプレーをするなぁとか……。

いい本です。

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ブッキングライフ2

この男が、なんで、これだけ周りの人間に不幸に巻き込みまくりながら、自分だけがヘラヘラとおいしいとこ取りして生きていられるのか不思議です。
ちょっと反吐が出ます。

周りの人間が、巻き込んだ主人公を責めないのは、「主人公のやりたいことを理解していた」ということで、実は、わたしとしてはその部分がすごくうらやましくて嫉妬しているからこういう結論が出てくるのかもしれませんが……。

だって、この男、失業したとき落ち込んでるのも、自分の失業についてだけじゃないですか。
最後に偉そうに、

「だから医師と患者・家族をつなぐ間に俺達がいるんス!!」

なんて、偉そうなことを言っていますが、お前って、ただの見習いじゃねえか。しかも、今まで、つないだ事なんてないじゃないか。

実践を伴わない理想、しかも相手の反論を許さない理想というのに、わたしはとっても疑問を感じます。

ブッキングライフ(2)

高田 裕三 / 講談社(2003/11/06)