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ピアノの森8

ここから、第2部という感じです。
そして、その始まりのこの1巻は、メチャクチャ、ドキドキします。

読んだ後、

「すごーい」

とつぶやかずにはおれない展開。

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ピアノの森7

この巻で、小学生編が終了です。

この展開って、けっこう「ガラスの仮面」を彷彿とさせます。

そう、たとえどんなに障害があろうとも、本当に、彼が世界に認められる力の持ち主であるのなら、世界の方が、彼をほってはおかない。

そう考えると、カイはマヤのように天才タイプで、雨宮はアユミさんのように努力家タイプだ。

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ピアノの森6

単なる上手下手ではない「音の優しさ」や、「音の深さ」というのは、いったいどういうもので、どうやって表現できるんでしょう?

同じ楽譜なのに、違いが出てくる。
それは、別に、「大胆なアレンジ」なんかじゃなくて(カイは、どっちかというとアレンジしているという感じもありますが)、同じ楽譜なのに違うもののようです。

もう1回聞きたくなるピアノは、下手ではダメなんだけど、必ずしも、超絶に上手なピアノというわけではない。

そのあたりは、物語としては、その人の「人格」にかえってしまうのですが、現実では、そうでもなくて……。
不思議です。

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ピアノの森5

どんなに小さなステージでも、ステージの上で喝采を浴びる快感を知ってしまうと、後戻りするのが大変なんだそうです。

自分で楽しむだけではなく、人に認めてもらう。拍手をもらう。
もちろんそれは、人に媚びるということではなくて、自分自身を思いっきり表現して、人に認められるということ。
それは、やっぱり、ものすごい力があるのだなぁと思います。

誉子のお便所、ほんとにでっかいなぁというのが、今回の発見でした。

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ピアノの森4

いよいよ、コンクールの話です。
このあたり、記憶では、もっと短いエピソードなんだと思っていたのですが、けっこう、丁寧にかいていますねぇ。

再読は、そういう新たな発見もあっていいです。
やっぱり、本捨てちゃダメだな。