PLUTO8
「PLUTO」完結です。
手塚 治虫の「ロボットだって、生きている!!」という声が聞こえてきそうなラストでした。
もともと、ロボットの三原則は、人間がロボットを規制するためのものでしたが、それが、やがて彼らの人間性を証明するものになっていく。
それは、アシモフも見た夢なのだと思います。
後半は、いくつかが未来のカメラ屋さんの連作になっています。ちょっと大人向けのドラえもんみたいな感じです。こっちは、あんまり読んだ記憶がなに作品が多かったです。
ああでも、最後の「劇画・オバケのQ太郎」は、読んでいます。強烈に覚えています。たしか、コロコロコミックスのドラえもん特集みたいな増刊に載ったのだと思います。
これって、子ども向けの本で、わたし読んだのは小学生の時でした。
しかし、こんな夢のない話を、小学生に読ませてどうするつもりだったんだろう……。
1巻の他の人の感想を見てると、あんまり評判が良くなかったみたいですが、わたしは、悪くないと思うのですが。
もともと、「ちびまる子ちゃん」って、これぐらいの水準のマンガだと思います。
高くないけど、けっして低くない水準。
どんな選択をしても、非難されるときというのはあります。
さて、舷一郎の選択は?
ちょっと、大人向きの藤子・F・不二雄。
実は、子どもの頃に読んで、けっこうこわかった思い出があります。
藤子 不二雄Aのマンガは、けっこう直接的な恐怖マンガがあったのですが、それよりも、この藤子・F・不二雄の日常の中に潜む恐怖みたいな物語の方が、ゾーーツとしたんですね。
まあでも、やっぱり、子ども時代よりは感性は鈍化していて、今読んでみると、それほど怖くないなぁと思ったりします。