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チャールズ・ウォードの系譜 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ6

短編集。今回のテーマは、魔術。

オマージュ元である「チャールズ・ウォードの事件」自体、それほどクトゥルー神話らしさがあるわけではないので、それぞれの物語も、ものすごくクトゥルー神話っぽい感じはしないかも。まあ、匂わす遊びがクトゥルー神話的だとすると、クトゥルー神話っぽいか?

魔術師は、ちょっとしたヒーロー的な側面もあって、それぞれ、おもしろかったです。

「ダッチ・シュルツの奇妙な事件」は、朝松 健らしい、歴史と絡んだお話です。ちょっと、ハードボイルドで格好いい。

「青の血脈」は、今回の3つの物語のうちで、1番好みです。基本やっぱり、自分がホラーよりも、ヒーローものが好きなんだなぁとよくわかります。

「妖術の螺旋」は、1番ホラーっぽい感じて漉かねぇ。まあそれでも、ラストにヒーローでてきて、ちょっと笑ってしまった。まあ、好きですけどねぇ。日本的だなぁ。

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結晶銀河 年刊日本SF傑作選

前巻から、3年以上かかってしまいました。
ほぼ10年前。10年前なんて、ついこの間のことのようです。なんか、一種SF的な時間の流れの中を生きている気がします。

伴名 練「ゼロ年代の臨界点」とか、山本 弘「アリスへの決別」とか、わかりやすいのが好きです。月村 了衛「機龍警察 火宅」とかもハードボイルドで悪くない。

でも、西島 伝法「皆勤の徒」とかは、意味も、なにがおもしろいかもさっぱりわからないのでした。いやぁ、これ、苦しかった。

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東京創元社
発売日 : 2011-07-27

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進撃の巨人 LOST GIRLS 1

「進撃の巨人」のスピンオフ小説のマンガ化。
今までの番外編と違うところは、本編が進んでいるのと並行して物語が動いているところです。

憲兵団に入ったアニが、どんな日々を過ごしていたのかというお話で、けっこう、ハードボイルド小説みたいな感じで面白いです。

さて、ここで終わりでないということは、これから本編のあの事件が、アニ視点からかかれるのかな。それは、ちょっと読みたいかも。

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中国行きのスロウ・ボート

もともと、村上 春樹を読む気はあんまりなかった。
たしか、まだ大学生ぐらいだった頃に「風の歌を聴け」を読んで、まったくピンとこなかったというか、まったくストーリーも、登場人物も、読んだ後に残らないというすごい経験をして以来、まあ、わたしには関係のない作家なんだと思ってきた。
それは、「ノルウェイの森」でベストセラー作家になった後も一緒で、まあときどき大塚 英志とかが紹介しているので、「読む?」とちょっと目に入ってきたりしていたのだが、珍しく買うまところのまでいかなかった。

今回、もう1回、村上 春樹を読んでみよう。それも、「ノルウェイの森」でもなく、「ダンス・ダンス・ダンス」でもなく、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」でもなく、この「中国行きスロウボート」という短編集を読んでみようと思ったのは、古川 日出男の「二〇〇二年のスロウボート」を読むための知識として、これを読んでおかないといけないような気がしたから。

そして、今、この文章を書いているのは2つ目の短編の「貧乏な叔母さんの話」を読み終わった後ですが、1作目の「中国行きスロウボート」の話は、ほとんどわたしのなかに残っていない。
まったく、大学時代に読んだ「風の歌を聴け」と同じ印象。

まあ、感想を一言でいうなら、「なんじゃ、こりゃ」。

「貧乏な叔母さんの話」は、きのう読んだところなので、まだちょっと印象が残っている。でも、多分これも、数日したら、まったく忘れちゃうような話。
出だし、叔母さんが出現するあたりは、ちょっと面白くて吹いた。
でも、その「叔母さん」が、ものを考える「ぼく」の思考かなにかを遠回しに表しているだけで、それで、「ぼく」に叔母さんがひっついていることで友達がうっとしがって離れていって、でも、そのおかげで有名になってテレビに出てくだらない質問に、くだらない答えをして、叔母さんがいる「ぼく」はそんなにいやじゃないというか、むしろ積極的に素敵、と最後に自己肯定してしまうこの話は、アホかと。

どこまで、自分のこと好きなんや。他人のこと、どうでもいいと思っているやろうという感想しかでてこないのです。

いや、もしかしたら、もっと深い話かもしれないですが、わたしは頭が悪のでこんなことした感じなかったです。

うーん。古川 日出男は、村上 春樹のどこに衝撃を受けたんだろう。

「カンガルー通信」まで読みました。
これは、ひたすら気持ち悪かったです。
自分が女子で、こんな手紙が来たら、迷わずに警察に行くと思います。
怖い。

なんか、ラストで「あぁ」というオチがあるのかと思ってがんばって読みましたが、結局、なにもなかった。

わたせ せいぞうとかに感じる、空っぽなおしゃれな感じがするんですよねぇ。
あれ、おもしろいか?
そして、おしゃれとも思えない。いやもちろん、わたしにおしゃれを語れるだけのなにかがあるとは思えないけれど。

うーん。主人公がダメダメな片岡 義男?
片岡 義男は、最近は小説書いてないのかな。けっこう好きでした。

なんのかんのいって、投げ出してしまうほど読みにくくはない。
でも、読んでいる最中も、読んだ後も、心になんにも残らない感じ。
時間を無駄にした感じがなぁ。

と思って読み進めていきましたが、最後の「シドニーのグリーン・ストリート」だけは、けっこう面白かった。
この作品が、他の作品とどこが違うのかはわからないけど。
もしかして、1冊読んでいるうちに、村上 春樹に慣れてきた?

そして思ったのは、この「シドニーのグリーン・ストリート」だけ、 村上 春樹ファンからは、すごく評価低かったりしないだろうか?

あっ、今、「中国行きスロウボート」で、中国人のカールフレンドが泣くシーンをフラッシュバックみたいに思い出した。
あれ、主人公、ナチュラルにいじわるしているんだよねぇ。そして、自分がいじわるしたことすら気づいていないという描写なんだろうか。
でも、そこで読者であるぼくの感じる気持ち悪さは、

「実は、作者すらその悪意に気づいてないんじゃない?」

という気持ち悪さと、それにもかかわらず、意味深げにそのシーンを切り出しているんじゃないかという気持ち悪さが、ないまぜになっています。

これが、村上 春樹の処女短編集。
あと、家には読んでいない村上 春樹が2作品あります。

うーむ。読む機会はあるかなぁ。

栗本薫,読書アンティック・ドールは歌わない,カルメン登場,ハードボイルド,新潮文庫,新潮社,栗本 薫,永遠の0

アンティック・ドールは歌わない カルメン登場

かっこつけている感じの栗本 薫。

「カルメンシータ・マリア・ロドリゲス。友達あたしをカルっていうよ。敵はカルメンと呼ぶ」

って、日本人だろう?

でも、その言い切りが、なんか、気持ちよくていいんですよ。
そういう人もいるかもしれないと思わせる強さがある。

ある意味、型にはまっているのに、「永遠の0」で感じたみたいな陳腐さがない。うーん、わたしのただの好みかも。

栗本 薫の長編のハードボイルドは、最後のどんでん返しでちょっと今までのドラマを壊しちゃうようなところがあるのですが、これは、短編の連作なので、そういうところもまったくなくて、そこもいい感じでした。