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みずしな孝之のミズシネマ2

「スパイダーマン2」と「ヴァン・ヘルシング」の2本しか、見てません。
この2本は、けっこう好きです。
ドラキュラ、そんな悪いヤツじゃないというのは、同感です。

一緒についてくる「「スパイダーマン2」と「ヴァン・ヘルシング」の2本しか、見てません。
この2本は、けっこう好きです。
ドラキュラ、そんな悪いヤツじゃないというのは、同感です。

一緒についてくる「うわの空注意報」の方が、おもしろいです。
なんか、キャラ立ってるし、成長が見えてくるし。

……紹介マンガで、キャラ立ったり、成長したりはあんまりしないか。

あぁ、そういえば、映画にいったのに、「シン・シティ」と「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の感想書いてないなぁ……。

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デビルマン

ということで、でこねぇさんも見たという(笑)「デビルマン」をわたしも、見てきました。

そういえば、永井 豪の原作映画では、「キューティハニー」が、ちょっと前にありました。
あれは、けっこう予告編の

「愛の戦士、キューティハニーさ!」

っていう決めぜりふが、かっこよくて、ちょっと見に行きたかった映画でした。

あのときは、見たい映画がいくつかあって、妹が「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を選んだんですね。そして、その後、「セラ」を買ったという……。
1人で映画を見に行けない人なので、一緒に行く人のいいなり(笑)まあ、全部見るわけにもいかないし、取り立ててどれという執着もないので、全然、気にしない。
まあ、多分、1人ならどれも行かないという選択肢になりますから。

で、今回は、「デビルマン」。
これは、原作の洗礼を受けているわたしたちの世代は、見に行かないわけにはいきません。
本当に、今見る、少年マンガのいろんなところに、わたしたちは「デビルマン」を見つけます。

ということで、期待もあり、でも、実写だしなぁという不安もありで、見に行きました。

見てきた結論から書くと、

「うーむ。やっぱり、難しいよなぁ…」

ということで、ツッコミどころ満載でした(笑)

「オレの親友の飛鳥 了は、小さなときから変なヤツだった…」

飛鳥 了ですが、今は、金髪にそめているのですが、子ども時代はなぜか、白髪なんですよ。
なんというか、苦労したんだねぇ(笑)

そして、彼は、高校にオープンカーで通ういかしたヤツです(笑)
そらもう、デーモンの危機に気づく前から。
えーと、サタンらしく、車のナンバーが、「3」だった(3からはじまってただったかな?)と、一緒に見ていた子が後から教えてくれましたが、本当だろうか?

「3」……。サンタ?

明くんの日常牧村家は、明くんの誕生日のシーンから、牧村パパと牧村ママの顔は、原作そっくし(笑)
美樹ちゃんが、明くんのためのお料理を作っています……牧村家では、お料理作るときは、あんなでっかいコックさんの帽子をかぶりますか?
コ、コスプレ好き?

明くんが、なんで、人間を捨ててまで戦うのかというと、この美樹ちゃんの存在がでかいわけですね。
でも、映画の美樹ちゃんは、うーむ、不思議なキャラクターでした(笑)
正義感みたいなのは強そうなのだが、今ひとつ、それが表現できていない…。
明くんへの想いや、明くんの美樹ちゃんへの想いも、???

だって、デーモンに合体されたクラスメイト、ミーコの家をのぞいた後、教会へ。
そこで祈ったことが、

「いつかこの教会で、明くんと結婚が出来ますように…」

オイオイ!
これは明らかに、演出の順番の配置ミスのような気もしますが……。

飛鳥了ですが、キレるこわいヤツです。
わたし的には、クールなイメージがあるのですが、短い時間のなかで、明くんへの執着を見せるとしたら、それもありかなぁ。

でも、いきなりなんの説明もなしに、サンタだからなぁ。しかも、サタンが両性具有だという話がどこにもないので、なんか、2人の関係が……。変な感じ。

ちなみに、飛鳥 了も、コスプレ好きです。あるときは、警察官の格好をして、そして、またあるときは、神父の格好をして……あんまり、意味があるとは思えんが……。

映画を作っている人のなかで、前半のデーモンを憎み恐れている飛鳥 了と、後半の人間を憎んでいる飛鳥 了との区別かついていない感じで、好き放題、やっています。

できたら、サタンの計画は、計算づくのものであって欲しかったのですが、なんか、

「驚いたことに、人間同士が殺し合いをしはじめたのさ!」

って、オイ、驚くなよ。

そんななかで、けっこうオリジナルっぽかった、ススムくんとミーコの話の部分は、見れました。
なんか、明くんと美樹ちゃんよりも、こっちの方が、心情が迫ってくるという…。

ショッキングなあの「魔女狩り」のシーンも再現されているのですが、なんか、美樹ちゃんの心の動きが違う……。変だ。

よく考えると、あれ、原作では、両親が捕まっていて、牧村家には美樹ちゃんとタレちゃんと不良さんたちしかいない状態で起こっているんですね。
だから、親に守ってもらうという状況ではなくて、タレちゃんを美樹ちゃん自身が守らなければならない。
だからこそ、あそこで、

「わたしは、魔女だ!」

と決意するわけです。
それは、偏見に対する戦いというだけではなくて、やっぱり、自分よりも弱いものをいわれない暴力から守ろうとする戦いで……。
という美樹ちゃんらしさが出ていたのですが、それが、今回はなかったなぁ。

デーモン同士の戦いのシーンは、すっごく、良かったです。
というか、あのデビルマンのデザインの勝利というのは、すごくあったと思います。

まあ、サタンに胸がなかったり、シレーヌがブラしてたりという問題はあったにしろ(笑)

動きはというと……。まあでも、最初の明くんに合体してくるデーモンのイメージとか、そういうのは、すごくいいです。

ただし、シレーヌ戦は途中で終わっちゃうし、ジンメンはパンチ一発でやられちゃうし……。
そこが見せ場という感じではないんですねぇ。
シレーヌ戦は、もっと魅せても良かったと思うのですが……お金の問題かなぁ。

ジンメンなんて、トラウマになるほどこわい話じゃないですか?せっかく、青春ドラマまでして引っぱったウシくん(?)というキャラクターを、あそこまであっさり捨てていいのか?

もう1こ、つっこむと、デーモンとデビルマンの違いが、あんまり明確ではないんですね。
というか、原作を読んでいるのが前提なのかなぁ……。

デーモン軍団、デビルマン軍団の激突というのもなくて、最後は、サタンとデビルマンの一騎打ち。

パンチ1発で、火の玉になっていく地球……。
あぁ、そういえば、なんか、デーモンで作ったビルみたいなのが建ってたか?
2人で、世界を創造、破壊していくみたいなイメージなのかな?

そして、静寂のラストシーンに入るのですが……。

「死ぬな明!お前は、デビルマンなんだろう!」

叫ぶ(いや、叫んではなかったか?)、飛鳥了……。いや、お前がやったんやん!

そうです。なぜか、ラストシーン、この人は、飛鳥了に戻っているんです。なんか、スーツ着てるし。

うむ。ストーリーを見に行く映画ではないですね。

でも、退屈で死ぬ~というと、そんなことはなくて、けっこう、笑いどころも満載です。

えーと、教会には神父さんがいて、1人めっちゃくち意味ありげに出てくる存在感のある人がいるのですが、別にストーリーに絡んできませんでした。
永井 豪、その人だ(笑)

それから、普段はおしゃれな今時の青年明くんですが、牧村家でくつろぐときは、ファッションには気を遣ってないようです。
黄色のTシャツには、「A」の文字が……そう、原作、テレビシリーズと、ずっと明くんが着ていたあのTシャツです(爆笑)

「デビルマン」が、これで終わるわけがない。
きっと、何年か後、また復活することと思います。

それまでは……

「今日もどこかで デビルマン
今日もどこかで デビルマーーーン」

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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ちょっと前に見に行った「ハリー・ポッター」の感想を。

原作を2巻分をギュッと詰め込んだということで、ちょっと展開がチャカチャカしているなぁというのが、1番の感想かな。

あのイタズラの地図を作ったのは誰かとか、最後、おじさんはどうなったかとか、語られなかったことも多いですね。
だいたい映画だけみてれば、あの双子が、ウィズリー家の子どもだということも、理解できないような気がします。

「外出許可」のネタも、けっこう重要なのに、最後、ほったらかしになっていましたねぇ。

逆にいうと、バッサリ切って、本当にエッセンスだけを詰め込んだという感じもします。
よく2時間(だっけ?)にまとめたねぇという。

ハーマイオニーは、けっこうこの話では活躍するのに、以前の毒気が消えていて……。

いや、毒気が消えたといえば、マルフォイ。オールバックやめたら、誰かわかりませんでした(笑)

ということで、結論としては、原作の方がおもしろいので、原作も併せて読むことをオススメします。

ただ、原作の1巻は、たいしておもしろいとは思わないので、映画だけでいいと思います。

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セラ

「ボーナスのたびに1こ」が、定着しつつあるネフの積み木です。

「ネフスピール」、「アングーラ」ときて、第3弾目は、「セラ」です。

今回は、「アングーラ」をもう1つ……とか、「キーナーモザイク」が……とか、クラーセンなら、まず1「キュービック」を買わなあかんでしょう……とか、いや、最初にふれるネフの積み木2は「リグノ」でしょう……とか。

し、しばらくの間は、「買うものがない……」なんて、なやむ必要はないですね。

まあ、今回は、「セラ」です。

「セラ」は、今までの「ネフスピール」や、「アングーラ」と違うところがあります。
それは、色。

なんと、「セラ」には、色違いがある!!

えーと、「ネフスピール」の4色とか、「アングーラ」の9色(だったかな)というのは、決まった色なわけなんですが、この「セラ」には、3種類の色違いがあるのです。

実は、ネフの積み木で、色違いがあるのは、「セラ」だけではなくて、「キュービック」、「ダイヤモンド」なんかも、そうです。
「ダイアモンド」は、ネフ社の最高傑作といわれている作品で、色の種類も、1番多いと思います。限定100個なんて色もあるすごい作品です。

「セラ」の場合は、「青」と「赤」と「白木」の3種類が有名です。みたことはありませんが、「モノクロ」のものもあるようです。
「赤」、「青」といっても、単色ではなくて、グラデーションしていまして、青は、濃紺から水色に、赤は、だんだんとオレンジ色に変化していって、とってもきれいです。
どれを買うか?
またまた、なやましい選択です。

わたしは、買うなら「青」と決めていました。
子どもにあげるなら、暖色系の「赤」を選択するかも知れませんが、自分のために買うのなら、なんてったって、「青」です。
↑ このあたりは、論理的に説明するのは不可能です。

で、しばらく、ボーナース前から、

「どこかで、『セラ』の青が売ってねぇかなぁ~」

と虎視眈々と狙っていたわけです。

通販で手に入れるという方法が、とっても簡単で、ときにお店で手に入れるよりも安かったりしちゃうときもあります。
でも、できたら、がんばっている町の木のおもちゃ屋さんを応援する意味も込めて、直接、お店で買いたいものです。

そうすると、きっと、素敵な日記のネタが……。スゲえ、個人的な理由ですか?

わたしが、いつも利用している木のおもちゃ屋さんは、大津市の「ころぽっくるの家」、草津市の「ぱふ草津店」、京都の「ぱふ宇治店」の3つです。

「ぱふ・草津店」は、6月の「ゆうもあゲーム会・草津」のときの集合場所だったので、覗きました。
その時は、赤い「セラ」しかなかったのかな。
で、店長さんに、

「青いセラ、青いセラ、青いセラ~」

と、呪いをかけて……いやいや、お願いをしていたわけです。

以前、「ぱふ・宇治店」では、みたことありました。
「ころぽっくるの家」は、アングーラは、見たことあるけど、「セラ」は、なかったよなぁ~。たしか。

と、事前調査では、こんな感じでした。

で、実際に、ボーナスが入ったので、購入に行ったわけです。

その日は、妹が、めずらしく実家に帰ってきていまして、

「『ハリー・ポッター』を見に行こう!」

とかいうので、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を見に行って、その後、昼飯食って、食事したところのすぐとなりが、たまたま「ぱふ・草津店」だったので、「ぱふ・草津店」に行ったのです。

あぁ、なんていう偶然(笑)

「こんにちは~。『セラ』の青買いに来ました~」
「ありません」

早。
お話によると、「青」は人気が高いそうです。
でも、なんか、「赤」もないそうです。

「もしかすると、宇治店の方に在庫が残っているかも知れませんので、連絡させて頂きましょうか?
 もしあれば、2、3日いただければ、宇治の方から取り寄せますが……」

1回、ほしいと思ったものは、どうしても、ほしいです。さて、どうしよう。

「ほな、ぼくら、これから、宇治の方に行きます」

アホです。
えーと、もし、お店に品物が入ったら、連絡して頂けるということで、携帯の電話番号を教えて、一路、「ぱふ・宇治店」へ。

実は、草津から宇治までは、バイパスを通るとメチャクチャ近いのです。大津から行くと1時間ぐらいかかるのに、それより遠い草津からバイパスを通っていくと、なんと30分から40分ぐらいで宇治までついてしまいます。
お値段も、片道500円ぐらいで、とっても、リーズナブルです。

妹は、こんな兄ちゃんに文句も言わずによく付き合ってくれるもんです。
まあ、映画と昼飯は、兄ちゃんのおごりでしたが(笑)

で、本当に、アッという間に、宇治店に。

2階に駆け上がって、棚を確認。

……無い。
あれ~~。
前は、あったのに~。
お前ら、ちょっとボーナスが出たからっていって、オレの「セラ」を買うなよ~~(やつあたり全開中)

ガックリと肩を落としていると、お店の店員さんが、

「なにか、おさがしですか?」
「青い『セラ』を」

店員さん、少し残念そうに。

「青ですか。青は、人気がありましてね。うちにも1つ残っているんですけど、今、別のお店から取り置きしておくように電話があって……」
「それは、ぼくのです!!」

オイオイオイ。
でも、さっそく、出してもらって、購入。
お金を払っているときに、携帯がなりました。
「ぱふ・草津店」からです。

「今、兄ちゃん、手が離せないから、出て」

妹に、携帯をわたし、レジをすますわたし。
妹は、

「はい。はい。ありがとうございました。もう、買っています


と、電話のむこうの草津店・店長さんも思ってくれたはず。

「だいたいわかるけど、電話、どんな、内容やった?」
「今、宇治店に連絡して、1つだけ在庫があったから、取り置きしてもらうように頼んだって」

お店の棚に、並んでいなかったのは、そのせいだったようです。

ということで、今回も、いろいろな人のあったかい気持ちに支えられて、「セラ」を手に入れることが出来ました。

で、「セラ」ですが、いいよ~。
うっとり、してしまいます。

ちみに、この前、7月中旬ぐらいに「ころぽっくるの家」に行ったら、青い「セラ」ありました。

  1. アングーラも、クラーセンなので、なにが「まず」かは不明。 []
  2. 全然、最初じゃないでしょう。 []

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どろぼうの神さま

「ハリー・ポッター」よりも、「ドラゴンランス」の方がおもしろいと思って、子どもにすすめているわたしですが、「ドラゴンランス」は、児童文学かというと、微妙だなぁと思っています。

今まで、これは最高だと思った児童文学は、「ふたりのアーサー」のシリーズだったのですが、この「どろぼうの神さま」も、それとおんなじぐらい楽しかったです。

この本に書かれていることは、ファンタジーも含めて全部、本当のことのように思えてくるんですねぇ。
それは、言葉のはしばしのさりげない繊細さからくるのかもしれません。
すごく気に入った、使ってみたいと思うフレーズが、いくつも、いくつも出てきます。でも、それらが、ガンガン自己主張をしているわけではないんですねぇ。
そのせいで、不思議な現実味があるのかもしれません。

それから、悪役とよばれる人物でさえ、すごく注意深く書かれています。

わたしは、最後の最後のまで、まさか全員があんな結論に達するとは思っていませんでした。

特に、「どろぼうの神さま」たち。

最後のページで、やられた。と思いました。

人それぞれに、価値観が違って、幸せも違う。
それは、口で言うのは簡単だし、これまでも、いろいろ物語などでも語られ続けてきました。

でも、こんなかたちで、本当に示してみせるというのは、しごくわたしにとっては、ショックでした。

「竜の騎士」も、買いに行こう。

コルネーリア・フンケ,Cornelia Funke
細井 直子
WAVE出版
発売日:2002-04