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蜃気楼の旅人 グイン・サーガ98

あんまりにも、都合のいいことだけ覚えているグインに、けっこう笑ってしまいました。

しかも、1番最初に出会う人間が、イシュトだとは……。
たしかに、モンゴールは地理的にあそこにあるので、必然といえば必然なんだけど。

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樹魔・伝説

実は、「イティハーサ」以外の水樹 和佳子の作品って、読んだことないのが判明しました。

あぁ、SFだ。それも、なんというか、懐かしい雰囲気がするのは、やっぱり20年前の作品だからということもあるのだと思います。

星新一、光瀬龍、平井和正、眉村卓と、この時代に影響を与えたSF作家は何人もいるのですが、少女マンガ系でSFをかいていた人は、みんな光瀬龍が好きだったんだなぁと思います。

植物に対する思いとかは、どこか、内田善美を思い出させて、その時代の空気みたいなものを感じさせられます。

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ファウンデーションの勝利 下 新・銀河帝国興亡史3

おおっ。
後半部は、一気読みしてしまいました。
けっこうスリリングだ。

まあ、若干ロボット同士の権力闘争とか、ダニールの書き方とか、ドースはこれから浮気するのとか……。
アシモフじゃない~というのは、本当にそうなんだから、言ってはいけないのかな。

それでも、この後半の逆転劇は、けっこう読まされます。

それに、こっちの結論の方が、わたしには納得がいきます。
無名人の矜持というのも、けっこう格好良かったし。

「だか、考えてみたまえ、ダニール。イライジャ・ベイリがここにいたら、彼は危険を冒そうとするのではないかな?」

このセリフは、名言ですねぇ。

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ファウンデーションの勝利 上 新・銀河帝国興亡史3

うーん、焚書して(知識を捨てて)、瞑想に生きるか……。
そして、多分、それが、ゲイアに続いていく。

でも、アシモフならば、決して知識を抑圧する方向には、動かなかったはずだと思ってしまう。

でも、そのアシモフだったらという部分を除いてみてみると、3部作中でも、1番おもしろく完結編にふさわしい物語のような気がします。

だいたい、アシモフ自体が、ゲイアにどうしても思い入れることができなかったような気がします。
「ファウンデーションと地球」の時点では、たしか、保留になっていたのかな。

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ノスフェラスへの道 グイン・サーガ97

実は、マリウスは、けっこう好きです。
ということで、今回は、ちょっと名誉挽回の巻でした。

ただ、あの詩は、あんまりにも解説しすぎで、ちょっとおさえた方がという気がしました。