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ゴールド-黄金-

不思議な文庫本で、第一部は短編小説、第二部、第三部はエッセイ集。
ハヤカワ文庫のアシモフだから、大丈夫だろうと買わずに少しほっておいたら、なんか、あっという間に絶版になっていて、ビックリした。多分、この次に出たアシモフの初期短編集が出た頃には絶版になってゐのでは。創元文庫のアシモフも、結構、絶版になったしなぁ。「聖者の行進」とかは、もう読めないのでは。けっこう、あわててこの本は、古本屋さんでかったような記憶があります。

オールタムで廃れない作家だと思い込んでいましたが、死んじゃった後は、やっぱりちょっとさびしい感じになりましたね。ロボットものの長編なんかは、新版がでてますけど、自伝とかもいっこうに文庫になりません。
アシモフって、なに読んでもオールタイムにおもしろい作家だと思うのですが。
ときどき、無性に読みたくなるのです。全集が出て欲しい作家さんです。

まあ、絶版については、昔よりも早く本がなくなると感じているのですが、実は、そんなことはないのかもとも思っています。
子ども時代の方が、時間の流れがゆっくりなので、ずっと同じ本が書店の本棚にあったような気になっているだけで、実は、同じぐらいの流れなのかもしれません。

めちゃくちゃおもしろいというわけではないけれど、安定してクスッとしたり他では得られない安心感があります。

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知ってるつもり 無知の科学

大変、真面目なお話でした。
もうちょっと、茶化した「実はこうなっているの知らなかったでしょう」みたいな雑学的な本かと思っていたけれど、掃いたツバが自分に返ってくるような哲学的なお話でした。

まあ、そうやって無知であるにもかかわらず、知ってるつもりになって生きていられるからこそ、人間は、しあわせに生きていけるんだろうなぁとも思います。

鬱のお話を読んだときに、基本的に世界の状態というのは、普通の思考力があれば鬱になってしまうぐらいに心配事がたくさんあって、実は、それを気にしないぐらいにわたしたちが鈍感で考えなしで楽観的だからこそ、普通の人は生きていけるんだよみたいな話があって、それとちょっと似ている。

まあ、それは、周りで生きている人間とか、社会に対する信頼でもあって、そうして、人間がみんなお互いを補い合いながら生きている。

だとすれば、この哲学の行き着く先って、けっこう明るいと思います。

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流浪の皇女 グイン・サーガ144

弱い人間は、翻弄され続ける。
まで、シルヴィアが、自分の意志で悪であったり、売国妃であろうとしているのならば救われるんですけどね。

でも、いつか、この平凡な女の子が、例えばヴァレリウスの救いになったりしないかなぁと無想もしています。

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ウィッチャー5 湖の貴婦人

電子書籍を読んでいる時はそうなのですが、特にアレクサに読んでもらっていると、あとどれぐらいのページが残っているが全然わかんなくて……。
5巻の途中で、ものすごい血みどろの大戦闘があって、それが終わってちょっと落ち着くところがあって、そろそろ終わりかなぁと思っていたら、終わらない、終わらない。もう、ビビるぐらい終わらなくてビックリしました。

でも、それを読みながら、あぁ、物語に一区切りがついても、彼らの人生は続いていくのだなぁと感じました。

ゲームは後日譚?
えっ?

ちょっと、興味が出てきました。
ネトフリ版のドラマも楽しみです。

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翔けゆく風 グイン・サーガ142

五代グインが続きます。
ヤガの話から、カメロン、スーティのお話。でも、これってメインストリームではないっていえばないんですよねぇ。
充分に面白いし、先も知りたいですが。

五代さんが、メインもつなげて書いていくのかな。

まあ、グインのお話が途中でどっかにいっちゃうのは、栗本グイン・サーガでもよくある話でした(笑)