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アングーラ

キーナーモザイク

相沢さんのパフォーマンスが終わって、クリスマスのセールをしている「ぱふ南草津店」へ。
なんと、このセール期間中は、ぱふ会員は1割引。
すまん、「ころぽっくるの家」……。次は、きっと、買います。

でこねぇさんも、草津でコンサートがあるという話で、一緒に草津まで。
ということで、当然、「ぱふ南草津店」にも、ご一緒しました。

でこねぇさんは、今回、「アングーラ」を購入される予定だそうです。ぱふ会員の紹介があると、セール期間中は、お友達も一割引になるんですよ。

でこねぇさんが、ネフの積み木「ネフスピール」を1番最初に買ったときに、ぱふ南草津店の店長さんがやって見せてくれたデモンストレーションが、「ネフスピール」と「アングーラ」の合わせ技での「クリスマスツリー」だったのだそうです。

で、12月のゆうもあゲーム会・草津では、ぜひ、このクリスマスツリーを飾ろうということで、今回、「アングーラ」の購入に踏み切られたのだそうです。
素晴らしい!パチパチパチ!

ゆうもあゲーム会・草津には、わたしの「アングーラ」と「ネフスピール」があるのですが、こっちは、子どもが使って(まあ、大人が使っていることも多いですが…)遊び用。
でこねぇさんの方をディスプレイ用にしようという計画です。

で、この前、このクリスマスツリーに、宇治店では、「キーナーモザイク」を入れるんですよという話を聞いてきたわけですね。
南草津店では、なぜ、「キーナーモザイク」を入れないかというと、それは見本用の「キーナーモザイク」がないからということでした。

どうせ飾るなら、派手にいきたいですねぇ。わたし、「キーナーモザイク」を買うつもりなんですよ。だったら、この機会に、買ったばかりの「キーナーモザイク」を出して、お店でその「キーナーモザイク」入りのクリスマスツリーの作り方を教えてもらいましょう。

てな感じで、わたしも、「キーナーモザイク」を買うことに。本当は、1ボーナス1ネフのはずなのですが……まぁ、セールだしねぇ。

問題は、「キーナーモザイク」には、入っているピースの数の違う、「キーナーモザイク(小)」と「キーナーモザイク(大)」があるということです。

以前、「ミニネフスピール」を買ったときは、結局、小さいのでは満足できなくて、大きな「ネフスピール」を後から買っちゃうことになりました。
だから、大きい方か?

自分の頭の中では、小さい方が8千円ぐらいで、大きい方が2万円ぐらいかなぁと思っていて……。
まあ、3万円ぐらいなら、大・小2つとも購入するというのもありかも……。

ネフファンクラブの方々からのメールにも、

「迷うくらいなら両方でしょう(笑)」

というありがたいお言葉が…。

うむ、やはり。てなことを考えていたのですが、なにを思い違いをしていたのか(笑)
「キーナーモザイク(大)」は、なんと、ダイヤモンドなみのお値段でした。キレイだもんねぇ……。
わたしは、確かに匹敵する綺麗さだと思います。

ということで、今回は、大は小を兼ねるということで、「キーナーモザイク(大)」の方を購入。

そう思って、ぱふ・南草津店のドアを開けたのですが……。
あっ、店長さんの姿がない……。

焦りました。これでは、「キーナーモザイク」を入れたクリスマスツリーの作り方を教えてもらえそうにありません。

「今日、買うのやめておきます?」

いつになくというか、いつも通りというか、気弱なわたしでした。

こう考えると、ぱふ南草津店は、スタッフのなかで店長さんが飛び抜けておもしろいな。宇治店であったときから、なかなか、強烈な印象をわたしと妹に与えておりますが(笑)

それでも、まあ、どこに「キーナーモザイク」を入れるのかなぁとでこねぇさんと2人で、議論を。

「ぼくは、木の端っこのところにのせるんだと思ったんですよ…」

って、わたしは言ってましたが、よく考えるとそこにおくと、キーナーモザイクは、ずり落ちてしまいます。

「多分、アングーラとアングーラの間に挟み込むんじゃないですか?」

えーっ、それって、バランス悪くない?

てなことをケンケンガクガクとしていると、店の奥から、店長さんが~。いたのね~。
よかった~。待ってたんですよ~。

お客さんの熱烈な歓迎をうける店員さんって……。

さっそく、わたしは、「キーナーモザイク(大)」を購入。
でこねぇさんは、「アングーラ」購入。

「今日は、キーナーモザイクも入れたクリスマスツリーの作り方を教えてもらいに来たんですよ。
 だから、キーナーモザイクは、今すぐにあけて使います!!

あいかわらず、また、言いふらされそうなセリフを吐いております。
そういえば、妹と「セラ」を買いに来た話も、けっこう店長さん、いろんな人にしゃべっているようです。
妹は、なぜか、「奥さん」ということになっているらしいですが……。おかしい。ちゃんと、説明したはずなのに……。

「いえいえ。お客さんが買っていただいたものを、そんな、使わすわけにはいけません…。
 見本を作ります」

と、なんと、「キーナーモザイク(小)」を見本用にあけてくださいました。
なんて、いい店だ(笑)

「えーと、ご自分用ですか?」

うなずく、大人2人(笑)何者や!

「じゃあ、クリスマス包装させていただきますね」

なんでも、去年も、ボーナスが出たところの大人が、自分のために「アングーラ」を買っていったという事があって、今年は、ちょっと大人向けのシックな包装紙も用意されているような……。
去年、ボーナスが出てアングーラ購入……。うーむ、どっかで聞いたような話だ……。

さて、購入して、落ち着いたので、クリスマスツリーの作り方を教えてもらいます。

でこねぇさん、正解。
なんと、アングーラでツリーの本体を作るのですが、その「アングーラ」と「アングーラ」の間に、「キーナーモザイク」を挟み込んでいくのでした。

これを、

「じゃあ、次は、どの色がいいですか?」

なんて感じでしゃべりながら、店長さん、1人で積んでいきます。
「キーナーモザイク」を選んでわたすと、1段はいるたびに、

「キレイ!キレイ!」

と喜んでもらえたので、子ども役のわたし(笑)も、とってもうれしい気持ちになりました。
やっぱり、人間は、ほめてもらうのが好きだな。

「しゃべりながらは無理ですねぇ。でも、飾るだけなら、できるはず…」

ということで、12月のゆうもあゲーム会・草津では、でこねぇさん作のクリスマスツリーが飾られます。
なかなかキレイで、一見の価値ありですよ~。

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リグノ

アングーラ×2

「リグノ」は、わたしのなかでは、「ネフの積み木にしては積み木らしすぎる」と思っていた積み木です。
たしか、

「はじめてネフの積み木をさわる子どもに触れて欲しい積み木」

というのが、「リグノ」のうたい文句だった気がします。

1辺が5センチメートルの普通の立方体の積み木です。ただし、なかが、円柱状にくりぬかれています。
これだけ。
えーと、たしかなかに入っている円柱じょうの積み木が、長いのと短いのと2種類あるぐらいで、あとは、角もなければ、ひっかかるような部分もなく、同じ形が入っているだけです。

だから、本当に単純な積み木なのかなぁと思っていました。
でも、単純な積み木なら、わざわざネフじゃなくて、ピースのもっとたくさんはった積み木の方が……。

おもちゃの紹介の本で、他のネフの積み木との組み合わせて作った作品があったりして、それはちょっといいなぁと思っていたのですが、単品としての魅力は……。

うーむ。子どもにとっては、こういうオーソドックスなものもあった方がいいのかなぁ……。

てな感じで、まだまだ、購入にまではいたってなかったのです。

だから、パフォーマンスとは、なんか結びつかないのが、「リグノ」でした。
今回、前のテーブルに置いてあるのは知っていましたが、まあ、合わせ技に使うのかなぁぐらいに思っていました。

でも、なんと、「リグノ」単品のパフォーマンスがあったのですねぇ。

ひとつは、「流しそうめん」(笑)
「リグノ」の穴のなかを、ソーメンにみたてたチェーンリングを流します。
「みたてる」って、大事ですよ~。
けっこう、それらしく流れて、うけておりました。

ただ、これは、わたしとでこねぇさんは、きっと、途中を飛びながら、円柱のパーツがなかを流れていくのだと思っていたので、ちょっと、期待をはずされた感じ(笑)
いや、よく考えたら、それはちょっと、無理かも……。もう、なんでもしてくれると信じてしまっていますねぇ。

1番おもしろい、やってみたい「リグノ」のパフォーマンスは、こんな感じでした。

相沢さん子どもたちに、

「あぶないと思ったら、すぐに逃げ出す準備をしておきなさい」

なんて言いながら、リグノをひたすら縦にどんどん積み上げていきます。
それも、自分の手の上で。

1ピースが、ネフスピールと同じ大きさなんですね。だから、全部を縦に1列に積むとかなりの高さになります。
たしか、1辺が5センチメートルで16ピースあるので、80センチメートル!!

「こういう積み方はねぇ、危険なので、大人の人しかしてはいけません……」

てなことを言いながら、80センチを全部手のひらに乗せてしまったのは、さすがです。

「あっ!」

バランスが崩れました。
積み木は、ステージから、子どもたちの頭の上にパラパラと……落ちて……落ちてこない?

なんと、積み木が、手の上で斜めになったまま倒れずになっています。1個、1個別々のはずの積み木が、なぜかひっついて止まっているのです。

「すっ、すげえ~」

わたしは、ビックリ、唖然。となりで、

「なろほど」

の声が。

「いや、アレは、なかの積み木をちょっと指でずらしてあるんですよ」

すかさず、でこねぇさんが、小声で解説(笑)

「そうなんだ」

それに、あの一瞬で気づく、この人もすごいですねぇ。さすが、理系。
わたしが、気づかなすぎという説もありますが……本当に、大人なんだろうか(笑)

「実は、おじさんは、念力が使えるのです」

なんてことを相沢さんは、言っておられます。

「念力か~。すげ~」

一緒に見ている子は、わたしと同じレベルのようです(笑)

相沢さんは、念力で斜めになった積み木をもう1回真っ直ぐたてています。
もう、自分が念力を使ったような気分になってる子にむかって、でこねぇさんが、解説。

「あれはね……」

「えー、念力じゃなかったんや~」

その一言を聞いて、でこねぇさんは、すごい後悔をされたそうな(笑)

いや、嘘をつきとおして夢を見させ続けるのもよし。また、真実をしらせるのもよしですよ。

最後は、大技でしめくくりです。

「『アングーラ』2つを使った大技と、さっき使った『リグノ』、『ネフスピール』、『アングーラ』、『セラ』、『キュービックス』、『ボーン』、『ヴィボ』など全部使った大技があるんだけど、どっちが見たい?」

という問いかけ。
でも、相沢さんのなかでは、今日、最後に作りたかったものは、決まっていたようですね(笑)

「全部つかうやつ~」

という子どもたちの声もけっこう聞こえた気がしますが……。

「全部の方か……」

と、ちょっと作りかけるそぶりなんかもしたけど、「アングーラ」2つ使ったパターンを見せてくださいました。

うーむ。2つともというわけには、いかないか~。

このパターンは、ピエール・クラーセンが、考案したものだという話でした。

「非常に、魅力的な男でして、天才というのは、ああいうのを言うんでしょう。
 気むずかしいところもあります。
 さて、この小さな2つのピースが種です」

てな話をしながら、種のまわりに少しずつずらしながら「アングーラ」2セットを平面に配置していきます。
ずれは、パーツが大きくなるに従って、大きくなります。
出来たのは、花のような不思議な文様です。

「さて、花が咲いたら、種はどうなるか知ってる?
 種はねぇ、なくなるんです。
 これが、クラーセンの天才のゆえんです。だから、必ず、種をとらないといけないと彼は言うんです」

そう語りながら、相沢さんは、1番最初においた、2つの小さなピースをはずすと、なんと、その平面に出来た文様を、ギュッと締め付けて、立てました。

「アングーラ」2つ分ですからねぇ。けっこう重さだと思います。
でも、それを、ブリッジの上に載せて、見事、アングーラのお花が咲きました。

素晴らしい!!

でも、わたしが、相沢さんって、やっぱりわかってるよなぁ(生意気ですねぇ)と思ったのは、すべて終わった後のこの一言でした。

「じゃあ、子どもたち。この前にある積み木は、全部、おじさんの私物だから、近づいてきて、好きにさわって遊んでいいんだよ!」

今回も、パフォーマンスは、特別なそれようの積み木でされていたわけではなくて、けっこう使い込まれた、そしてその分だけ手になじんだ積み木でされていました。

そして、パフォーマンスの意味は、やっぱり、子どもたちに、

「あれに触れたい!」

と感じさせることだと思うのです。
だから、見せた(魅せた)後では、当然、さわらせないと……。

なんて、正しいんでしょう。

ということで、「積み木おじさんライブショー」は、終了しました。

そして、でこねぇさんになついていた子どもともお別れ。
さびしいので、

「さよなら」

はあんまり上手に言えないのです。
その気持ちは、よくわかる。

お母さんが、

「本当に、お世話になりました」

とあいさつしてくださいました。

その後、自動車のおいてあるアーカスに行くまでの会話。

「で、結局、あの子はなんだったのだろう」
「えっ、りんさんが、『ころぼっくる』で遊んでいる子じゃあ……」
「いやぁ。あんな子、知らんよ」

こうして、ライブショーは終わったのですが、積み木話は、もう少し続きます。

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ネフスピール

アングーラ

キュービックス

セラ

ダイヤモンド

いろいろと、相沢さんのデザインした積み木のパフォーマンスの後は、いよいよ有名な(笑)ネフの積み木の登場です。

まずは、「ネフスピール」。
そして、クラーセンがデザインした「アングーラ」、「キュービックス」、「セラ」、「ダイヤモンド」。

わたしの周りのネフのファンにとっては、

「もってる!!」

と叫びたくなる積み木たちですねぇ。
みんな、微妙にもってないのもあるんですけど(笑)
わたしは、……さすがに、「ダイヤモンド」には手を出せないでいます……。ネフの最高傑作といわれていますが、お値段の方も、けっこう最高傑作です……。

「ネフスピール」、「アングーラ」、「セラ」のパフォーマンスは、岡山県の現代玩具博物館の「おもちゃツアー」で見たことあります。
現代玩具博物館では、それぞれおもちゃの紹介をする博物館員の方々が、基本のパフォーマンスの上に、いろいろ工夫を重ねられています。

相沢さんのパフォーマンスは、それらの原型になった基本的なかたちのものといえます。

例えば、とっても有名な「ネフスピール」のパタパタ落としというのがあります。

「これは、静岡県のいさみ保育園というところで発見された遊びです…」

なんて感じで、話されながらどんどんネフスピールを交互にずらして積んでいって、テーブルを、ドンッと叩けば、左右にわかれて積み木が落ちていく遊びなんです。

ぼくらみたいな素人は、単純に、なにも考えずに積んでいって、ドンッと叩いて落とします。
積むのも、1こ1こ、結構慎重に積んでいきます。
でも、はじめて見る人は、これでも、けっこう喜んでくれます。

相沢さんや、玩具博物館の博物館員の方たちは、プロだけに見せ方を工夫されています。
たとえば、積む色の順番を決めれば、落ちたときに、キレイに4色が2つにわかれて倒れます。
積むスピードも、メチャクチャ速いです。そして、無造作に簡単に積んでいるように見えますが、これがなかなか、やって見ると丁寧にしないとうまくいかないのですよ。
このあたりが、基本です。
相沢さんのパフォーマンスは、こういう楽しく見える基本的な技をいっぱい見せていただきました。

現代玩具博物館では、さらに、パタパタと4方向に落ちて、4色にわかれる技というのを見せてもらいました。
このあたりになると、博物館員の方でさえ、

「ときどき、成功しないこともあります…」

って感じで言っておられました。
まあ、それでも、けっこう無造作に積んでるように見えるんですけどね……。やってみたら、けっこう、コツがいることがわかります。

まあ、現代玩具博物館で見せていただいたパフォーマンスの方が、ちょっと多彩な感じです。
でも、基本も、いいんですよ~。なによりも、なんか自分でも出来そうな感じがとてもいいです。

どっちのパフォーマンスも、何回も見たくなります。ちょっと、病みつきになってまして、積み木のパフォーマンスという言葉を聞くと、いろいろなところに出没してしまうかも知れません。

「アングーラ」のパフォーマンスも、見たことのある技が多かったのですが、やっぱり魅せられてしまいます。

「おぉ!おぉ!」

とすぐ声の出るわたし(笑)
そう言えば、岡山の時も、そんな感じで、その旅にとなりに座った方に、

「キミ、持ち主やろう!」

と、ツッコミを入れられていたような記憶が。

ブリッジの上に1番長い積み木をくの字型にたてて、その上に残りの積み木を全部積んでしまう技とかは、岡山で見て、練習しましたよ~。
その後、京都のぱふで、お店の見本の「アングーラ」を積んで、そのまま逃げて帰ったりしていたのは内緒の話ですが(笑)

でも、見た目派手なあの技よりも、難しいのが、おかたづけの技(笑)です。

「アングーラ」を小さい積み木から順番に、少しずつ支え合うように積んでいくんです。
なんていったらいいのかな?交互に組み合わされたアーチというか、虹みたいな感じに積んでいくんです。
そして、1番下の四角い小さなピースを抜くと……。
積み木は、パタパタと倒れて、三角形に近い形が2つ出来るのです。

これは、簡単そうだということで、岡山では試さなかったのですが、子どもたちに見せようとやってみると、けっこう難しいのですよ……。

かみ合わせが深すぎると、倒れません。
そして、ちょっとずれると、キレイに三角形にならないんですねぇ。

でも、相沢さんは、こともなげにそれをやっちゃいます。
パタパタバタ。

「あれ難しいんですよ」

と思わずとなりのでこねぇさんに。

「えー、あれがですか?」

なんか、疑いのまなこで見られてしまった。

「セラ」も基本なパフォーマンス。

「サイコロの形。お風呂の形。サイコロの形。お風呂の形。サイコロの形。……」

はやい!

もう、完璧に、セラの形を理解している動きなんですね。
「セラ」の形を理解するって、けっこう難しいですよ。わたしは、いまだに、斜めにたてた角っこにさらに積んでいくとき、どの向きに置けばピッタリくるのかは、やってみないとわからないのです……。

「ダイヤモンド」は、パフォーマンスできる人が、とっても少ないそうです。
たしか、現代玩具博物館でも、1人しかいないという話でした。わたしたちは、特別に「おもちゃツアー」ではなくて、遊戯室で、メチャクチャ近くで見せてもらったんですね。
ただ、そのときは、パフォーマンスというよりも、説明に近かったかな。

今回の相沢さんのは、流れたるようなパフォーマンスです。

「種をまきます」

と一番小さな八面体のピースを組まれた積み木のなかに放り込んでいって、

「花が咲きます!」

という技が、「ダイヤモンド」では、とってもおもしろいです。

実は、ネフの積み木を見たときにわたしが1番に欲しいなぁと思ったのが、「アングーラ」で、それから、「ネフスピール」、「セラ」、「キュービックス」という順番だったのです。
「ダイヤモンド」は、実は、そんなに欲しいと思わなかったのですが……ああいうのを見ると、良さがわかります。
魔法のように、欲しくなります。

現代玩具博物館では、パフォーマンスが見られなかっのが、「キュービックス」です。
たまたま、「モノクロ」の「キュービックス」が、現代玩具博物館に売られていたので喜んで購入したのですが、実は、1番自分がさわっていないのが、この積み木だったりします。

今回は、この「キュービックス」を使った相沢さんのパフォーマンスもありました。
これは、楽しみ。なんせ、「キュービックス」は、

「わたしの人生を変えてしまった積み木です。この積み木に出会うことで、わたしはこの道に入りました」

と相沢さんが語る一品です。

最初は、キュービックスを分解しながら、どういう構成になっているのかを見せます。

「1、2、3、4。4つの部品と…サイコロの形」

「1、2、3。3つの部品と…サイコロの形」

「1、2。2つの部品と…サイコロの形」

手の中で、分解されて、どんどん小さくなっていくキュービックス。
簡単なのに、この計算され尽くされた見せ方。
確かに、キュービックスの構成の妙を見せるのに、これ以上のものはないのかもと思いました。

そして、次に出てきたのは、意外な積み木。
ネフの積み木には違いないのですが、これが出てくるとは!!

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しばらく、その子と一緒に「ヴィア」で遊びます。

1回動きを確認したら、やりたくなるのは、連続でビー玉を落とせばどうなるか?です。
これは、子どもとしては、当然出てくる欲求というか、疑問なようですねぇ。

そういえば、クーゲルバーンには、1個だけ大きい玉がついてます。これは、なにをするための玉かといえば、玉を溜めるための栓になるんですね。
わざと玉を溜めて、一気に流したいという子ども心をちゃんとわかって入っているんです。
この使い方は、大人には、なかなかわからない……。

ただ、「ヴィア」には、そういう止める仕組みは、残念ながらついていません。
おもちゃに精通している相沢さんですから、そういうことも、きっと考えたのだと思います。
まあ、作り自体が栓ができるような作りではないのと、多分、「ヴィア」は、2つのビー玉を1度に転がすと、微妙に意図したコースから外れてしまって、詰まってしまうという問題があって、1つずつ入れるように作ってあるのではないかと思います。

まあ、今回の見本の「ヴィア」は、きのうも書いたように、もともと、ちょっと年季が入っていて、止まっちゃうんですけどね……。

てなことをしているうちに、お店の方が来て、一言注意。

「あぁ、これは、1つずつ入れてね!」

2つずつ入れるところを大喜びで見ていた大人が2人いたことは、秘密です(笑)

そんな様子を見ていて、でこねぇさんが考えられたのは、

「これ、大きさが違うビー玉があればおもしろいかも……」

ということだそうです。
確かに、ビー玉の大きさがわかれば、落ちていく軌道が変わります。そして、そうすることによって、アクリル板にかかる負荷もちょっと減るような気がします。
その他にも、2つ一緒に落としたときの落ち方がかわるのではないかということを考えられていたようです。
でこねぇさんの頭は、考える頭だねぇと感心しました。
わたしも、使わないといけないねぇ。

なぜか、その間に、この子のお母さんは、お姉ちゃんを迎えに行っていなくなっている。

「お母さん、ちょっとお姉ちゃん迎えに行ってくるよ」
「うん。ぼく、こっで一緒にいる」

わたしたちと一緒に?誰ですかキミは?もう友だちですか?
さすが、ゆうもあチーム。2人もいると子どもが自然によってくるようです(笑)

だんだんとお客さんも、増えてきました。

もちろん、展示してある積み木に、当然のようにさわりだします……。そら、さわるよ子どもは……。
微妙に、売り物と見本が混ざっているような気がするのですが……。

「あぁ、この使ってある積み木以外は、さわっちゃダメ!」

まあ、当然といえば、当然ですね。
どうやら、公民館では、販売ができないので、今日は予約だけ。その見本として持ってきたようです。
普段、遊ぶための見本のある積み木は、そのまま持ってきて、見本のないものは、そのまま売り物を持ってきたんですね。

前のステージの長机にも、何種類か積み木がおいてあって、それは、子どもがさわろうとすると、

「それだけは、さわらないで」

と、お店の方に注意されていました。
多分、相沢さんのパフォーマンスようだな(笑)でも、さわってなんぼのものなのですが……。

「しもた。こんなことなら、積み木、もってきたらよかった!」

いやぁ、なぜか、車のなかにはわたしの持っているネフの積み木一式がのっていたんですよ。
ほら、見たらすぐに練習したくなるでしょう?

それがあれば、子どもたちも、心ゆくまで遊べたのに……。
残念ながら、車は、アーカス。さすがに、取りに帰る気持ちにはならないです。

……で、いきなり、パフォーマンスをはじめていたりしてな。やりにくい客だ(笑)
なかってよかったのかも。
いや、でも……。

ガサゴソとわたしのポーチをさぐると、なぜか、「6ニムト」と「そっとおやすみ」と「デュスターバルトの狼人間」が出てきました。
なぜか、でこねぇさんのバックのなかからも、サイコロのゲームが出てくるという……。

お母さんについていかなかった子が、興味津々で、それを見ています。
うーむ。小さい子ばっかりなので、明らかに選択ミスだな……。せめて、「スピード」とか持ってきたらよかった。

でもまあ、せっかく興味津々に見てくれているので、まあ、簡単にゲームの説明むだけはするヤツ(笑)

「これは、カードをせーのーでで出していって、だんだん並んできたら、カードを取っていくゲームです。
ここに、牛の絵かいてあるやろう。この牛が点数になります。
この牛を出来るだけ多く取った人が……負けです

まあ、いつものやつですね。

「ほら、このカードは、牛が1ぴきしかいないやろう。でも、このカードには、2ひきいる。このカードには、3びき。このカードには、5ひき」

けっこう、これだけでも、ウケてます(笑)

「そして、このカードには7ひき!これは、松井 秀喜っていうんです」

とこのあたりは、でこねぇさんの口上でした。
なんか、子どものハートを鷲掴みって感じですか?

その後、人も会場いっぱいに集まって、お母さんも、お姉ちゃんをつれて帰ってきて、いよいよ、パフォーマンスのはじまりです。

「お母さんら、向こうで見ようと思うんやけど……」
「ぼく、こっちで見る!」

誰の子や(笑)
そんな感じで、3人でかたまってパフォーマンスを見ました。

いよいよ、みんなの前に姿を現したその人は……!

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ヴィア

11月7日(日)、いつもお世話になっている大津の木のおもちゃ屋さん「ころぽっくるの家」主催の相沢康夫さんの積み木のパフォーマンスショー「積み木おじさんライブショー」がありました。

これは、夏休みぐらいから、「ころぽっくるの家」で企画されていたのです。その頃は、

「行きたいなぁ。でも、面白いかなぁ?」

程度の認識でした。相沢康夫さんのかかれたマンガや、本には触れていて、けっこうファンでしたから。
でも、9月、岡山の現代玩具博物館で、積み木のパフォーマンスショーを見たときから、

「見に行かねば!」

に変わっていたのでした。
なんせ、あの現代玩具博物館でされたパフォーマンスの元祖が、相沢康夫さんなのです。
これは、見に行く価値がありますよ~。

きっとこれは、現代玩具博物館に行って、あのパフォーマンスを見た人には、わかってもらえると思います。
ということで、今回は、一緒にパフォーマンスを見たネフ愛好家(笑)のでこねぇさんも、一緒でした。

場所は、大津市長等市民センター。
駐車場なし。近くの有料駐車場をお使いくださいということで、自動車を浜大津アーカスに止めて、テクテクと。
本当は、となりに大きなスーパーみたいなお店があるので、そこの駐車場に車を止めてもよかったのですが、「一緒に行くなら案内しますよ」と言っておいたでこねぇさんが、

「ちゃんと、車は駐車場に止めないといけないですよ!」

と、とっても、モラリストだったので歩きました。
歩けば、25分ぐらいかかるかと思っていましたので、とってもはやくアーカスを出発。でも、15分ぐらいでついちゃいました。
当然、1番のり。早すぎです。微妙に、案内になっていないわたしであった……。

長等市民センターは、地域の公民館の役割もはたしている施設らしく、ごく普通の公民館でした。
入り口あたりで、

「どこだろう?」

と、ウロウロしていると、眼鏡をかけた眼光鋭い中年男性が、コンビニの袋をさげて、なかに入っていきます。

むむっ、アヤシイ(笑)

会場は、2階の大会議室のようなところです。ステージの上に長机が置かれていて、そこでどうやらパフォーマンスをされるようです。

会場のうしろにも、テーブルがならべてあって、そこには、ネフの積み木や、相沢さんがデザインされたいろいろなおもちゃが並べてあります。

物販コーナー?見本?

物販コーナーにしては、各おもちゃが1つずつしかおいてないし……手にとって遊ぶ見本にしては、綺麗なやつも混ざっていて微妙ですねぇ。

「ぼく、このキーナーモザイクがほしいんですよ」
「高いですよ~」

てな会話をしながら、相沢さんのデザインした「ヴィア」の前に。
「ヴィア」は、大人のクーゲルバーンという感じのおもちゃです。
透明なアクリル板の間をビー玉が不思議な軌道を描いて落ちていきます。まるで、空中をビー玉がころがっているみたいに見えるんですね。
クーゲルバーンと同じように、左右に振り子が揺れるみたいにビー玉が落ちていきますが、途中1カ所だけ、駆け上るような動作をビー玉がするんですね。
それが、とってもおもしろくて、わたしははじめて見たときビックリしました。

この「ヴィア」は、明らかにお店で見本にしていた「ヴィア」なので((えーと、「ヴィア」の密かな欠点。とっても、繊細な作りなので遊びすぎるとアクリル板にビー玉が通る道が跡になって残ってしまいます。))、だれもいないのをいいことに勝手にビー玉を入れてコロがしてみる(笑)

ほら、この手のおもっちゃって、自分で遊んで見てるのも楽しいのですが、人に見せて、

「どうや!」

っていう楽しみがあるでしょう。別に自分が偉くなったわけではないけど。

「ヴィア」は、かなり繊細な作りのおもちゃです。
まあ、今回の見本の「ヴィア」は、かなり年季の入ったものいうことで、途中でとまってしまったりしてましたが(笑)
それでも、最後のところでは、ビー玉が、「クン!」と上にあがって、落ちていきます。

「ね、不思議でしょう?」

あれ、あんまり反応ない。
落ちていくのを見るのは楽しそうなんですが、別にでこねぇさんにとって不思議なことはないようです。

……見てなかったのかな?

ということで、もう1回。

「ほら、ここで『クン!』って上がるのが不思議でしょう?」

どこが不思議なのかを説明するのは、ちょっと虚しい…というか、わたしもしつこいですね。

「あぁ、この動き面白いですね。これは、まだ、落ちたときの回転が残っているからてすね……」

……解説、していただきました。
わたしが、ただただ不思議~と思っているうちに、でこねぇさんの頭の中では、一瞬にして何が起こったか分析されているようです(笑)

これが、文系の頭と理系の頭の違いか~!

ちょっと、衝撃的でした。

その後、やっとお客様。お母さんに連れられた男の子です。

「ヴィア」を前にして、

「これ、やのりたいなぁ~。ビー玉入れたいなぁ~」

としきりにお母さんをうかがいながら、訴える男の子に、でこねぇさんが助け船。

「それ、やってええで」

ええんかい!(笑)まあ、さんざん、さっきわたしが遊んだわけですが(笑)

その言葉に、意を決して、ビー玉を走らせる男の子。

ビー玉は、(まあ、途中で止まったりしながらも)決められたルートを落ちていって、さいごに「クン!」と、上にあがります。

「うわぁ!!」

驚きの表情の男の子。これ、これ。これを期待していたのですよ(笑)
それを見ていた、でこねぇさんが一言。

「あぁ。あれって、子どもにとっては不思議なんだ」

………。イジメ(笑)?