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バケルくん 藤子・F・不二雄大全集

「バケルくん」は、子どもの頃、ものすごく好きだった記憶があるんですよ。
でも、バケルくん自体がけっこうマイナーで、その後、読み返す機会ってなかったのです。

で、今回、読み返していて、けっこう、お金で解決することが多くて、ちょっと、ビックリしました。

でも、そういえば、

「ドラえもんのポケットより、バケルくんのパパの財布が欲しい……」

ってなことを言っていたような記憶があるような、ないような。なんちゅう、子どもだ(笑)

まあでも、お金があれば、あんなことも、こんなこともできるのにというのは、子ども時代は、けっこう考えていたんだと思います。そのあたり、子ども心をものすごくくすぐるマンガなんだったんでしょう。
……今も、そういう想像は、しないわけではないですけどね。

バケルくんは、その能力の不自由さが、なんともおもしろいです。

これも、発表順の編集の方がよかったです。
というか、「ドラえもん」以外は、この編集、しなくていいのでは??

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ドラえもん4 藤子・F・不二雄大全集

「さようなら、ドラえもん」から、「帰ってきたドラえもん」への流れは、神ですな。

昔は、本当に一旦、連載中止が決まって、それから、しばらくたって連載再開になったのだと思っていたのですが、これは実は、こういう、藤子・F・不二雄の策略だったのですね。

しかし、

「この世代の希有な経験を追体験できるのは、『学年繰り上がり方式』で読む、全集版「ドラえもん」4巻だけ。」

というのは、言い過ぎというか、大嘘ですね。

追体験としては、コミックス6巻の最後で「さようなら」になって、7巻で「帰ってきた」の方が、優れていると思います。

この形式にしたために、その効果が得られていない。

まあ、これは、全集を読む人は、あらかじめドラえもんが全何巻か知っていて、この展開も当然知っているという前提だから、こういう構成にしたという方がいいと思います。

わたしが自分で、ドラえもんのコミックスを組むとしたら、この「さようなら」と「帰ってきた」は、ドラえもんのエピソードの1番最後に載せるかなぁ……。

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ドラえもん3 藤子・F・不二雄大全集

ドラえもん3巻目。

ガチャ子というキャラクターは、一切知らない。覚えていないだけか?
だから、この巻は、知らない話ばかりかと思っていましたが、そうでもないです。なかばから後は、ほとんど読んだことがある。

どっちかというと、「名作集」には入らない小ネタみたいな話が多いんだけれど、そういう話も、楽しいです。

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エスパー魔美1 藤子・F・不二雄大全集

「エスパー魔美」も、けっこう、色っぽいお話として、ドキドキしながら読んでいた記憶があります。
だから、アニメになったときは、ビックリしました。今よりも、おおらかな時代だったんだろうなぁ。まあ、今は、許されるとなるとなんでもやっちゃう人が多すぎて、世知辛い世の中になっちゃった部分もあると思います。

今回、カラーで掲載されている回がけっこう多いことに気がつきました。人気あったんだと思います。

ちょっと大人の雰囲気の藤子・F・不二雄の作品が好きでした。
多分、こういう作品があったから、自分としては、ずーーっと、藤子・F・不二雄を読み続けてきて、「ドラえもん」とかの再評価ができたのだと思います。

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ドラえもん2 藤子・F・不二雄大全集

ドラえもん2巻目。
知らないのも、けっこうあるなぁ。今回、コミックス初収録というのもあるみたいです。

てんとう虫コミックスの「ドラえもん」をそのまま全集として持ってこなかったのは、英断だったなあと思います。その分、多少、違和感のあるところもあったりするのですが。1

ドラミちゃんも、最初はそれほど優秀なロボットではなかったようです。

ドラえもんといえは、時折ある「いいお話」が印象に残ったりしていますが、普通のテンションのギャグマンガのなかに、ふっとそういう話がバランス良く入っているので、一層、印象深かったみたいです。
逆に、人情話ばかりだと、疲れちゃうと思います。

そして、けっこう、いいお話だけでなく、ギャグマンガのなかに、今の自分に繋がる、残っているものがあったりして、ビックリします。

  1. スネ夫の弟とか。 []