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ドラえもん14 藤子・F・不二雄大全集

ドラえもんをこうやって読み返してわかるのは、のび太が酷い目に遭わないエピソードというのは、結構、ある時期にかたまっているんなということです。
ということで、あまり、のび太が酷い目に遭わない時期のお話です。

これは、藤子・F・不二雄のバランス感覚とか、精神状態が影響しているのかな。

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オバケのQ太郎11 藤子・F・不二雄大全集

オバケのP子日記というのがあって、なんていうか、世界全体に、オバケワールドが広がっていっているのがいいなぁと思います。

ドラえもんにも、その広がりというのは、ちょっとはあったけど、オバQは、この異界からきたオバケたちの町内への広がり方が半端じゃない。
特に、ドロンパなんて、こどもがまったくいない神成さんのところの居候。これって、なにげに凄いことだと思います。

そのへんてこな感覚が、面白いです。

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ドラえもん13 藤子・F・不二雄大全集

のび太は、すごいヤツだよ。のび太を尊敬するよ。ぼくは、のび太になりたい……。

みたいな論調の本をパラパラと読んで、

「確かに、言われてみれば……」

と思いました。
まあ、この「言われてみれば…」というところが、わたしが凡人たる所以ですね。

そして、思い出したのは、岡田 斗司夫の愛されニートの話。
こういう人が、愛されニートになれそうだな。わたしには、ない資質です。

今回、45年後の自分がやってくる話は、すごい。
これ、きっと、大人ののび太は、なんかつらいことがあったんだよ。親が死んだとかそのレベルの。
でも、それがわかるのは、大人だけで、子どもには、いっさい説明がなく、未来向きの話になっています。

藤子・F・不二雄って、本当に天才です。

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ドラえもん12 藤子・F・不二雄大全集

12巻。
多分、この本1冊単行本3~4冊分になると思うので、これで単行本で30冊から40冊ぐらいの分量。

でも、これだけのお話があって、パターンも限られているのですが、飽きがこない。すごい。
パターンは、そんなにないと思うけど、同じ話も、決してないんです。人間技と思えない。

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チンプイ1 藤子・F・不二雄大全集

藤子不二雄ランドで連載されていたものなので、結構、新しい物語です。
といっても、もう、20年以上前なんですね。

エスパー魔美とドラえもんを足して2で割ったようなお話でした。割と、面白いです。
女の子が主人公の時のパターンというのも、できあがったものとして藤子・F・不二雄のなかにあったことがわかります。