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フォーカス

「フォーカス」は、ドイツ年間ゲーム大賞にもノミネートされたアブストラクト風の4人ゲームです。

コマを積み重ねていって、積み重なったものをスタックと呼んで、スタックは、積み重ねられたコマの分だけの移動力を持っています。
スタックは、1番上にのっているコマのプレーヤーだけです。

と書くと、まるで、「デュボン」みたい説明ですね。
確かに、とっても、「デュボン」とよく似ているなぁというゲームでした。

ただし、「デュボン」は、スタックが積み上がっていくと動けなくなってきて、ゲーム終了となるのですが、こちらのスタックは、5個までしか積み上がりません。
6個以上になった場合は、上から5個だけを残して、1番下のコマを取り除きます。
このとき、1番下のコマが、自分のコマだとリザーブになって、他人のコマだと破棄します。

こうして、どんどん進めていって、自分の動かせるコマやリザーブのコマがなくなった人から脱落していきます。
バトルロワイヤル形式で、最後まで生き残った人が勝ちです。

うーむ。最初は、どうやって動いたらいいのかわからないのですが、後半、コマの数が少なくなってきたら、メチャクチャ厳しい手数の読み合いになる感じです。このあたりも、「デュボン」に似ているかな。
でも、「デュボン」みたいな連結ルールがないために、一気に自分のコマの数を減らされてしまうということはないです。
ただし、4人用のゲームで、バトルロワイヤル形式なので、誰かがちょっと不利な状況になると(あと、青色コマ3つしかないぞとか)、一気に、集中攻撃を受けてしまうようなところがありました。
うーむ。ここは、多人数ゲームのセオリー通り、トップから潰すべきだったのかな?

ということで、なかなか考える、そして、弱みを見せたらいけないゲームでした。

このゲームも、2人や4人だとバランス良さそうですが、3人だとちょっと、やりにくそうなゲームでした。

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ゼヘツ

「これ教えて」

あぶれた子が、持ってきたのは、「ゼヘツ」でした。
前回、やった子とは違う子です。

どうも、前回、教えて欲しかったのだが、前回は他のゲームをしていたので、出来なかった模様。

「これは、ちょっと変わってるからなぁ。前回は、これが、ウケてたよ」

ということで、「デュボン」をオススメしますが、まあ、とりあえず初志貫徹ということで、「ゼヘツ」を遊びました。

1回目は、ひたすら彼が、わたしのとなりにマーブルを置いてくれました。
多分、次の自分の手番で取ろうと仕掛けてきてるんでしょうね。
でも、次の手番の人は、取れる隣り合わせのマーブルがあれば、絶対に取らなければなりません。
ということで、彼の手番が来るまでに、わたしが取ってしまうわけです。

これは、何回か、説明したのですが、はじめ、全然、理解できなかったみたいです。
えーと、スゴイ状態になりました。
マーブルを取ると、リングを減らす手順はありません。ということで、いきなり、序盤から、マーブルばっかり取っていたので、マーブルを置くリングが足りない(笑)

もちろん、あっという間に、白いマーブルを3こ集めで勝利しました。

「どや、やっぱり、ちょっと難しかったやろう」

暗に、別のゲームにさそっております。
彼は、うーんとひとつ考えて、

「でも、難しいけど、おもしろいわ。ちょっと、やってみたいいことあるし、もう1回」

と、意外な展開。
まあ、そんなに言うならということで、もう一戦。

今度は、隣に置いてはいけないということは、しっかり理解した模様。
お互いに、牽制しながら、マーブルを置いて、リングを取っていくと、どんどん、ボードが小さくなっていきます。

ギプフ・シリーズを遊んでいて、とっても、優れているなぁと思うところは、なんというか、千日手みたいな硬直状態にならないで、どんどん、ゲームが終局に向かって収束していくところです。

「ギプフ」では、あんまり感じないけど、時間制限がある「タムスク」、スタックが積み上がっていって身動きが出来なくなる「デュボン」、そして、このボードがどんどん小さくなっていく「ゼヘツ」と、絶対にゲームが終わるシステムなんですよね。

「ブロックス」も、必ずゲームが終わるシステムですが、これは、置いたブロックが絶対に動かないし、ブロックの数も、制限されています。

ギプフ・シリーズは、コマがどんどん動いていって、囲碁とか将棋に近いと思うのですが。将棋では千日手というのがありますし、囲碁ではコウがあるわけです。1

「アバロン」も、2人ともが接触を嫌うと、終わらなくなったりする可能性があると思います。2

でも、ギプフ・シリーズは、必ずゲームが、それなりの時間で終わるというところが、すごいし、好きなところです。3

ということで、話をもどしまして。

どんどん、ボードが小さくなっていくと、そのうち、必ずどちらかが、どれかのマーブルのとなりに置かなければならないようになります。

まあ、多分、ベテランは、そうなる前になにか手を打っておくはずですが、もちろん、わたしたちに、そんな余裕はありません(爆)

「うーむ。どこに置いても、取られてしまう」

……しかも、連続で。マーブル、よりすぎ。

と、困ったのは、わたしでした。

「やった。2こゲット」

うぅ。
しかも、リングを中央から切り離して、さらに1つゲットする彼。
さっきの彼とは、別人のようだ……。

というか、取ってるマーブル、全部、灰色なんですが……。

あと1つ、灰色のマーブルを取られたら負けといういきなりピンチ。

でも、どこにおいても、相手にマーブルを取らせてしまうという布陣は変わらないままです。

ということで、2回戦目は、わたしが負けてしまいました。
子どもは、すぐに、上達するので、ビックリです。

いや、わたしが上達しなさすぎなのは、おいといて。

  1. よく考えると、囲碁は打った石は動きませんね。でも、まあ、取ったり取られたりということはあるわけです。 []
  2. そのために、そうならないマーブルの初期配置が考えられているという話をきいたことがあるような気がします。 []
  3. 長考したら別ですが。あぁ、「タムスク」は、そうしてさえ終わってしまいますね。 []

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デュボン

そろそろ、将棋を一戦終わった子たちも出てきて、その子たちが、「デュボン」を教えてほしいということで、インストをしました。

「まあまあ、適当でいいから、かわりばんこにコマをボードにおいていきな。
 最初は、この赤いコマからね」

まあ、いい加減な説明ですが、子どもの場合は、とりあえず1回プレーをしてみた方が、長々と説明が続くよりも理解が早いようです。

「ならべるのは、実は超重要だけど、なんで重要かは、やってみたらわかるしー」

ということで、コマが全部、ボードに配置されました。

「では、いよいよ、ゲームスタートです」

白いコマと黒いコマの勝負です。
白からはじめます。

自分の手番では、自分のコマを1つ動かします。
ただし、動かすコマは、1番外側のコマでなくてはいけません。

最初は、ボードのマスのすべてにコマがのっています。
つまり、コマを動かせば、必ずどこかのコマの上に乗っかることになります。
というか、コマの移動は、他にコマがいるマスにしか移動できません。
将棋とかだと、このコマを獲得できて、ゲームボードから取り除いたりするわけですが、このゲームでは、取り除かずにどんどん積み上げられていきます。

この積み上げられたコマをスタックと呼びます。
1度スタックになったコマは、分裂させることは出来ません。
だから、どんどん積み上がっていきます。
ようするに、スタックは、一番上にのっている色のコマの一種とみなされます。

普通のコマは、1つとなりのマスにしか移動できません。
しかし、スタックは、その積み上がったコマの分だけ、移動しなければなりません。
5つ積み上がったスタックは、必ず5つ移動しなければならないわけです。
だから、高く積み上げると、そのうち、移動すればボードから飛び出してしまうようになって、移動できなくなってしまいます。

どんどん、スタックを積み上げていって、すべてのコマが移動できなくなったとき、お互いのスタックの高さを比べて、勝ち負けを判定します。

でも、このゲームにもう1つアクセントをつけているのが、タイトルでもあるデュボンコマです。

デシュボンコマは、赤色をしています。
ゲームボードに3つだけおかれて、白・黒どちらのプレーヤーも、直接このコマをもって移動させることは出来ません((ただし、スタックのなかに組み込んで移動させることは出来ます))。

さて、このデュボンコマですが、かなり重要です。
なぜなら、このコマから、接続がきれてしまったコマは、すべてボードから取り除かれてしまうのです。

子どもたちですが、最初は、高いスタックの取り合いをやっています。
なんせ、どんなに高いスタックをつくっても、となりにスタックになったいない単品の敵のコマがあれば、

「えい」

と1つ動かすだけで、そのスタックが全部とれちゃうわけです。
でも、そうやっているうちに、ボードがスカスカになってきて、

「あー、デュボンコマとはなれちゃったので、ここのコマは、全部なくなります~」

という感じで、今まで争っていたスタックごとごっそりボードから取られたりしていました。

「うわ」

でも、その豪快さが、けっこうウケてたようです。
次は、どうやったら、相手のコマの集まりから、デュボンコマを切り離せるかとかを考えていました。

「ゼヘツ」に比べると、「今度こうやってみよう」という戦略が立ちやすくて、試しやすいところが、良かったようです。

1戦終了後、

「おもしろかったな。じゃあ、われのわかったところで、もう1回しよう」

ということで、2戦目がはじまっていたのも、いい感じでした。

ということで、これからは、「デュボン」を押していこうという結論の出た、第3回の囲碁・将棋クラブでした。

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では、囲碁・将棋クラブで聞いてきた、今後遊び方を教えてほしい、または、今後遊んでみたいと思うゲームのアンケート結果です。

将棋        ……11人
ハイパーロボット …… 9人
アバロン      …… 7人
オセロ       …… 7人
デュボン      …… 6人
リーチ       …… 4人
囲碁        …… 4人
カタン       …… 2人
ガイスター    …… 2人
ギプフ      …… 1人

複数回答可で、この日は全員で15名の部員が来ていました。
まあ、「囲碁・将棋クラブ」ですから、将棋をやりたい人が多いのは、理解できます。

しかし、囲碁の4名は、「教えてほしい」でした。
うーむ。「囲碁・将棋クラブ」の「囲碁」は、どこから来たのだろう。
ちょっと話を聞いていると、連珠(五目ならべ)しかしたことないらしいです。

あぁ、この日は、ブロックスを持って行っていませんね。
多分、あれば、上位に入ったと思います。

「アバロン」は、人気があるようなら、大きいのがあった方がいいかなぁ……。

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まあいろいろとネタは尽きない(笑)
おもしろいか、どうかは、別として。

ということで、年に10回ぐらい行われるという近所の子ども向けの囲碁・将棋クラブに顔を出すことになりました。

えーと、対象は小学校4年生から6年生までの子どもたちです。
15、6人の子どもがいることになるのかな。
もちろん、全然、プロとかは、目指していなくて、囲碁・将棋クラブであるにもかかわらず、囲碁の打てる子はほとんどいないそうです。

「じゃあ、5、6年の子たちは、去年は、ひたすら、将棋ばっかり指してたの?」

と聞くと、恐るべき答えが(笑)

「1番やったのは、『まわり将棋』。
 それから、コマをはじいてするオハジキのゲームを考えついて遊んでいたで」

おいおい(笑)

まあ、ここで、わたしに望まれている仕事は、将棋に飽きちゃった子どもたちに、それに変わるようなゲームを紹介してあげることに違いない……。
と、思ったのですが、子どもたちは、意外と保守的というか、何というか、まあ、半分ぐらいの子は、将棋をするということでした。
↑ 全員が、いっぺんに来ても困るので、これは、これでOKではあります。

今回は、ここの雰囲気に合うようにと言うことで、アブストラクトチックなカードゲームじゃないゲームを持って行ってみました。
うーむ。イメージとしては、「頭脳スポーツ」なたいな感じです。まあ、りんのチョイスなので、ちょっといびつな感じは否めないかも(笑)

  • ギプフ
  • ゼヘツ
  • デュボン
  • トラベルアバロン
  • ガイスター
  • カタン
  • ブロックス
  • ミシシッピクイーン
  • ハイパーロボット(第2版)

えーと、「タムスク」が入ってないのは、あれシビアにやるとケンカになりそうという理由からです(笑)
「ミシシッピクイーン」とかは、もう、ただ単に自分が遊びたいだけですね。

人気があったのは、「ガイスター」と「アバロン」。

「ガイスター」は、将棋クラブ(囲碁はどこにいった?)だけに、ルールを説明すると楽しんで遊んでいたようです。
えーと、ルールを説明する前は、赤いオバケチームと青いオバケチームに別れて戦っておりました。それ、永遠に勝負つかないと思う……。
実は2セット持っていったのですが(何故2セットあるのかは、聞いてはいけない)、どちらも、ずっと遊ばれておりました。

「アバロン」の方は、さすが5年生というか、自分たちで説明書を読みながら進めていました。

あとで、遊んでみたいゲームのアンケートを取ったのですが、「ミシシッピクイーン」は、残念ながら1人もいませんでした。
なんでや~。