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キング・ルイ

「キング・ルイ」を遊んでみたいとのリクエストがあって、小学生とお母さんにインスト。
ただし、インストしたのは、ベテラン・スタッフでした(笑)
ほら、まだ1回しか遊んだことないから。

ということで、親子と、ベテラン・スタッフとヘタレ・スタッフの4名でプレイ。
以前プレイしたときは、会社が同じ、食べ物を扱っているということで、ちょっと「マンマミーア」と似ているなぁなんて思っていたのですが、今回遊んでみて、それほど似てなかったです。

似ていると感じたのは、

かけ算のけっこうめんどくさい点数の出し方は、なんか「トール」に似ているよなぁ……。
1列全部引き取らなければならないルールは、同じ時期に出た「コロレット」に似てるよなぁ……。

という2点です。
このあたりが、ゲーマーの人に、

「『コロレット』があれば、『キング・ルイ』はいらないかな」

と言われている理由かもしれません。

でも、その分、けっこうルール的には、子どもに理解しやすくなっているのではないかと思います。

「王様よりもたくさん食べたら、失礼ですから0点にかなります」

という説明とか、そういう物語的なところ、題材では、こっちの方がとっつきやすいです。
あと、プレイする人数によって、「マンマミーア」のようにカードの数を調節しないところも、なかなかいいところだと思います。
セットアップに時間がかかるゲームって、なかなか、子どもだけで遊んだりできないんですよね。

問題は、最後の点数計算のかけ算と足し算だけです。
このあたりはもう、計算の練習をするか、電卓を使うぐらいしか、解決の方法がないかもしれませんが。

人に、自分のカードを渡して点数計算してもらって、

「はい。きみの負け~」

とか言われるのは、ちょっと抵抗があるかも。その意味で、かけ算ができる年齢以上の子どもにオススメのゲームといえるかもしれません。

キャントストップ

最後は、小学校高学年の子とそのお父さんと遊びました。
小学校高学年の子ということで、難しいのも遊べそうということで、久方ぶりの「キャントストップ」をしました。

4つのサイコロを2つずつの組にして、その和を考えるというのは、1年生ぐらいの計算ができていればできそうです。
でも、実は4つのサイコロを見て、どんな組み合わせがあるのかを思いつくのは、けっこう大人でも慣れるまで難しかったりします。

4つとも違う数字が出たとして、3種類の組み合わせがあるのかな。
例えば、「1」、「2」、「3」、「4」の目が出たとして、

  • 「1」と「2」で3。「3」と「4」で7。
  • 「1」と「3」で4。「2」と「4」で6。
  • 「1」と「4」で5。「2」と「3」で5。

の3種類。
多分、難しいのは、3種類以上あるんじゃないかと思って、さがしてしまうからなのかもしれません。

まあ、時間をかけてゆっくりやれば、低学年の子でも遊べるゲームなのですが、そうすると今度は、他のプレーヤーがプレーしているときの待ち時間がちょっと気になるゲームでもあります。
落ち着いて、相手のプレイを見守るという技能が必要になってきますね。

このあたり、高学年になると、かなりスラスラと計算ができるようになります。だから、このゲームも、それなりに楽しめたのではないかと思います。

性格でます。
バーストするまでサイコロを振り続けたり、もう、少し進むとキャンプしたり。人の登っている山にはできる限り登らない作戦とか、「7」に必ず1コマおいて進むとか。

最終的には、サイコロの目しだいですから、どっちが優れた作戦とはいえません。それでも、「行くべきか?止まるべきか?」と考えてしまうところが、このゲームの楽しいところですね。

慎重に遊んでいると、他のプレーヤー達が山の妖精になって、

「行け!キミは、もっと上を目指せる人間や!」

とか、耳元で甘い言葉を囁いてきます。
このあたりも、淡々と遊んでいると、なんかソロゲームをみんなで遊んでいるだけみたいになるので、積極的に入れていきたいところだなぁと思っていました。

このゲームで、12月の「ゆうもあゲーム会・大阪」は、終了でした。

キャントストップ


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リトルゲーム・ニャーニャー

2つ目のゲームは、ハバのリトルゲーム「リトルゲーム・ニャーニャー」です。

ハバのリトルゲームは、いろいろなゲームを子どもの遊びやすいように簡単にアレンジしたシリーズです。
シュガレットケースか、アメが入っていそうな小さな缶に、楽しいゲームが詰まっています。

この「リトルゲーム・ニャーニャー」は、カードゲームです。缶のなかは、カードとかわいいネコの顔のチップが入っています。
こういう、かわいいギミックも、すごい好きなシリーズです。

さて、子ども用にカードを作るとしたら、みなさんならどうします?
わたしなら、子どもが見やすいように、わかりやすいようにということで、カードを大きくすると思います。
でも、小学校低学年ぐらいの子どもにとっては、トランプぐらいの大きさのカードですら、大きすぎるのです。
だから、本当は、大きくするなんてもってのほかなのです。

ハバのリトルゲームは、そういうこともきっと考えてあるのでしょう。小さな子でも持ちやすいように、ちゃんとカードも小さめです。
それに気づいたときは、ビックリしました。
わたしは、「リトルゲーム・ニャーニャー」と「そっとおやすみ」しか知らないのですが、もしかするとルール的にも手の中に5~8枚ぐらいしかカードがたまらないゲームが選んであるような気がします。

「リトルゲーム・ニャーニャー」は、「ウノ」にとっても似たゲームです。好きな色に変えられるカードや、次の人の順番をスキップするカード、次の人はカードを2枚引かなければならないカード、いつでもどこでも出せるカードなど、特殊カードも同じ様な感じです。
さらに、特定の人と手札をそっくり入れ替えるなんてカードがありますから、「ウノ」というより「ソロ」という感じもします。
ただし、数字のかわりに、カードにはいろいろなネコの顔が描いてあります。だから、次におくカードは、同じ顔のネコのカードか、同じ色のネコのカードということになります。

手札からカードを出すか、出せない場合は山札からカードを引きます。
そして、手札をどんどん減らしていって、すべての手札をなくした人が勝ちになります。
ああ、そうそう。手札がラスト1枚になったら、

「ニャーーオ!」

と鳴かなければなりませんし、最後のカードを出すときは、

「ニャオ!ニャオ!ニャオ!」

と喜びの雄叫びと、求愛のネコダンスを踊らなければなりません(一部誇張あり)

1回勝つと、1枚ネコの顔のチップがもらえます。
これを2枚集めるのが、ゲームの目的です。

えーと、このゲーム本来、5人用のゲームなんです。
なんで5人かというと、ネコの顔チップが6つしか入ってないから(笑)
やろうと思えば、何人でも出来なくはない。

うーむ。

でも、今回は、バランスを考えて(ちょっと大人数だと苦しくなる)、りんは、インストとアドバイスにまわることにします。
スタッフですから(笑)実はわたしの参加料、今回から免除してもらっています。

それでも、6人いるんですけどね。

ちょっと、「好きな色に変えられるカード」と「いつでも出せるカード」が、どっちがどっちか覚えにくいということもあり(他のカードは、文句なしにわかりやすいんですけどね)、子どもの後ろに回って、カードを見れて、

「これ出せるよ」

という立場は、けっこう役だったと思います。
自分がゲームしながらだと、やっぱり人のカードは見れませんから。

最初は、声出すのに抵抗あった子たちも、やっているうちにワイワイ、ガヤガヤにぎやかです。

「あ、いまラスト1枚なのに、『ニャー』って鳴かなかった!!」

でも、別にペナルティってないのな。このゲーム(笑)
↑ もちろん、上級者は勝手につくればいいわけです。

けっこういい勝負で引っぱって、4、5試合で終了しました。30分~40分ぐらい遊んだかな。

「もう1回」

という、うれしい声も出ています。

でも、次に待っているのは「そっとおやすみ」♪

ということで、次のゲームにGO!

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夕方。
会場は、まだまだ、盛況です。

むこうでスタッフと「ドリュンター・ドリューバー」している女の子は、確か一番最初に1人でこの会場に来ていた「ソロ」をした女の子です。

スタッフに教えてもらいながら、クリスタルな「チェス」を遊んでいるのは、さっき、女の子軍団の中にいた子たちです。

「ブロックス」している男の子たちも、さっきはいなかったけど、見た顔ぶれだからもどってきてくれたようです。

うーむ。途中、この会場から抜けていた子も、気に入ってくれて、また戻ってきてくれているようです。
これって、かなりよい傾向ではないですか?

そろそろ、フェスティバルも終了です。「カラバンデ」も、片づけられはじめました。

「おっちゃん、また来たで。遊ぼう」

お菓子をいっぱい持ってやってきたのは、この子も、女の子軍団にいた子ですね。軍団は、すでに解散して、各々で動いているようです。それでも、ここを選んでくれてる。うれしいですねぇ。
でも、

「見てみ。もう、片づけの段階や」

「ええやん。遊ぼう」

慣れてくると、1人でも強引やなー。
ということで、まわりのスタッフも巻き込んで、簡単に遊べる「ダイナマイト」を。

中学年か、高学年ぐらいですので、これぐらいの引き算は、朝飯前。

ドカーン

と何回か楽しんで、いよいよ本当のお別れです。

「このチラシ持って帰り」

とスタッフが、「うつぼゲーム会」のチラシを渡しています。

「おっちゃんら、月に1回、うつぼ会館っていうところで、こんなゲームして遊んでます。来てくれたら、参加費ただで遊べるので、お父さんにねだって、連れてきてもらいや」

「絶対、行くわ」

この手の約束って、あんまり期待しすぎるとよくないんだけどね。
みんな、待っております。

「うつぼ公園って知ってるやろ?その近くやし」

「えー、そんな公園知らん」

地元ではないのか、うつぼ公園(笑)
小学生の行動範囲の中には入ってなかったということか?

オチがついたところで、スプリング・フェスティバルのレポートは、終了です。

本当に、「うつぼゲーム会」お待ちしておりますので、来てね。

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ソロ

うーんと考えてる様子のときは脈ありなので、具体的なゲームを紹介します。
出してきたのは、「ソロ」。ちょっと激しいウノによく似たカードゲームです。
2人よりたくさんでしたほうがおもしろいだろうということで、スタッフの人も何人か混ざってもらってプレイ開始です。

ウノにはないカード交換系の特殊カードが入っていることと、手番の人が出したカードと同じカードが手札にあれば順番を抜かして自分のカードを出すことができるというところが、ウノとの大きな違いです。
でも今回は、はじめてということで、「順番抜かしルール」の方はなしということでプレーしました。
やること限られているゲームで、初対面の相手同士でも気兼ねなく楽しめます。
「ドロー2」とか、「ドロー4」なんかを出すときに、

「オリャー」

とか、

「イケー」

とか、

「ゴメンナー」

などなどと、気合いを入れるのは、お約束。
非常に数は少ないのですが、「1人と手札交換」カードを出すときは、ちゃんとしゃべらなければなりません。
引っ込み思案でも自然にゲームに入っていける、ルールもウノを知っていればそれほどとまどうことがなく簡単。なかなかよいゲームです。

子どもが多くて、「順番抜かし」ルールを入れると、なかなかシビアな息つく暇のないゲームになります。でも、今回は一緒に遊んだ子の雰囲気にあったほのぼのとしたゲームになりました。

「ソロ」を2回戦ほどした後は、部屋の中にはかなり子どもが集まってきていました。

入り口の近くの「みつけてピカチュウしっぽでバンバン」の周りには、幼児から小学生低学年、その保護者たちの小さな人だかりが。

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東では、ゲームマーケット2003が開催されていた2003年3月23日、同日同時刻(?)大阪の西区民センターでは、スプリング・フェスティバルが開催されていたのでした。

「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」も、昨年11月の西区民祭り「文化のつどい」に引き続き、テーブルゲームのコーナーを出すことに。
わたしも、スタッフとして子どものゲームのお手伝いに行って参りました。

じつは、去年の11月の時点では、わたしはまだ「ゆうもあ」のスタッフではなく、「文化のつどい」には参加しておりません。
先輩スタッフのお話しされているのを聞くと、野外のテントでのゲームだったので、風が吹くとカードとかが飛びそうで、けっこう大変だったそうです。

今回は、西区民センターの室内ということで、かなり落ち着いて遊べるはず。
できたら、子どもだけでなくって、一緒に来ておられる大人も巻き込んで遊べると楽しいなぁという野望もあります。

やっぱり、子どもだけで遊ぶと、大人にとっては「子どもの時間」つぶしぐらいにしか感じてもらえません。でも、一緒に遊んでもらって良さが伝われば、

「ちょっと、子どもと一緒にプレーしてみようかな」

という人も増えてくるかもしれません。

ちょっと、遠いところからの参加ということで、10時スタートの会場にわたしが入ったのが、10時15分すぎ。
西区民センターの前には、すごい人だかりが。入り口のあたりには、いろいろ出店が出ていて、おいしそうなにおいが。

ボードゲームのブースは……3階!
階段をぐるぐるのぼって3階へ。
階段からすぐの最初のお部屋は、「てっちゃんのお部屋」でした。
かなり、大きなお部屋には、机がならべてあって、その上に線路が引かれ、多分Nゲージとかいうあの電車が走っておりました。
楽しそうだ!!

で、ボードゲームのブースは、お隣でした。
「てっちゃんのお部屋」に比べるとちょっと小さいお部屋です。

うーむ。3階のかなり奥の部屋ですか。ここまで、小さなお客さんたちは来てくれるのだろうか……。

もう、机の用意などはしっかりと先に来てくれていたスタッフたちの手でしてあります。
入り口の入ってすぐのテーブルには、「みつけてピカチュウしっぽでバンバン」が。
主にドイツゲームを中心に広めている「ゆうもあ」としては、日本のアニメのキャラクターを使ったゲームということで、とってもめずらしいゲームです。
でも、小さな子にもできる優れた認識ゲームです。

これは、まずは入り口では、ちょっと敷居を低くして、子どもたちが安心してボードゲームを始められるようにという大変高度な考えの上でのレイアウトとみた。

その奥のテーブルには、前回、すごく人気があったという「カラバンデ」がセットされています。
この前わたしも経験した、おはじきレースゲームです。
幼稚園の子がプレイするには、テーブルの背がちょっと高すぎるので、こっちは、小学生ぐらいの子対象という感じです。

他のテーブルには、ゲームはセットされていず、入り口の右側のテーブルにゲームがつまれております。

「ソロ」、「こぶたのレース」、「ガイスター」、「ミッドナイトパーティ」、「ようせいさがし」、「動物さがし」、「ブラフ」……。

うつぼゲーム会でもおなじみのゲームたちのなかでも、特に小さな子でも楽しめるものを中心に選りすぐられたゲームです。

それから、「チェス」、「入門用の将棋」、「中将棋(?)」。
ディスプレイという感じで、しっかりとコマがならんでおいてあります。
「チェス」は、クリスタルというか透明のコマで、けっこうきれいです。
スタッフの人にお話を聞いたところ、この中将棋は、普通の将棋と違って、取ったコマを打つことはできないそうです。また、やっぱり王将を取られると負けなのですが、成ると「太子」になるコマがあって、「太子」が盤上にあると、王将をとられてもOKなそうです。す、すげえルールだ。
「仲人」とか、なんか戦いにはそぐわないような名前のコマも。

「『なこうど』ではないよ」

そうですか。

お客様は、わたしが着いた時点では、小学校高学年ぐらいの女の子が1人。1人の女の子って、ゲームに誘いにくいんだよなー。
やっぱり、こっちはいかつい顔したおっちゃんじゃないですか。声をかけても、なかなか、警戒されてしまうわけです。まぁ、そういう警戒は、自分のみを守るためにけっこう大事なのだと思います。これが、3人ぐらいのグループになると本人たちもかなり強気になって、ノリもよくなるわけです。
あと、ゲーム自体も2人ですると考えると、けっこう限られてくるものがあります。
将棋、チェスなどのすぐれた2人用ゲームというのはあるのですが、コマの動かし方をしらないとなぁ。うーむ。

ということを考えながらも、まぁ、声をかけなきゃ始まらないということで、

「なんかゲームしましょうか?」

と出来るだけ優しく、優しく声をかけてみるわけですね。優しくといっても森のくまさんみたいな感じです。森のくまさんこわくないですが?わたしは、森でくまにあったらこわいです。しかも、後からついてきたら泣きそうになると思います……。