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ダイロンの聖少女 クラッシャージョウ10

前巻を読んだのは、6年前。

まわりが変わってもかわらないもの……」という題で、ソノラマ文庫が変わっていったという話を書いていたのですが、そのソノラマ文庫も、今は、なく……。

今のところ、これが、クラッシャージョウの最新刊です。

なんていうか、野田 昌宏の「スペース・オペラの書き方」なんかを読んだので、読みながら、メチャクチャ心にくるなにかがありました。

書けば書くほど、たくさんの「約束」(キャラクター)が増えていくのですが、E.E.スミスの様に、ずっと書き続けて欲しいですねぇ。

これは、次は本気で、「銀河乞食軍団」とか、「キャプテン・ヒューチャー」とか、読みたくなってきた。

……「銀河乞食軍団」は、今は、でかい本しかないのか……。お買い得ではあるのだが……。

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鵺姫異聞

「鵺姫真話」と新版「イーシャの舟」のなかで語り尽くせなかった物語。
これで、残っていた謎というか、ちょっと不足していた部分がよくわかった感じです。

でも、その落ち葉拾いだけで、しっかりとした1冊の長編にまとまっているので、すごいと思います。
やっぱり、多少、端折っているところはあるのですが、楽しい。

これだけの物語を書ける人の本が、絶版で手に入りにくくなっているのは悲しいです。

どこかで、ハードカバーのジュブナイルとして出直さないかなぁ。そして、新作も読みたいです。

岩本 隆雄
朝日ソノラマ
発売日:2002-09
 

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ミドリノツキ 下

「ミドリノツキ」完結編です。
「星虫」シリーズ以外の岩本 隆雄を読んだのは初めてです。でも、この人、どれも安心して読めるわぁ。

若干、少年マンガが好きというだけで、性同一性障害といわれるのはどうか(笑)とか、いろいろツッコミどころはあるのですが、楽しい。

なんとなく感じていたイスティルとピュンの関係も、なかなか二転三転していって、単純に白と黒ではないよというところもよかったです。

この人、本当に小学生、中学生に読んでもらいたいようなジュブナイルをかくよなぁ。
ライト・ノベルのレーベルから出ると、派手さが少ないので難しいと思うのですが、荻原 規子と同じ様なスタンスで、本を出していけるといいのになぁと思います。

どうよ、徳間書店BFT!
ここに、素敵な作家がいるよ!!

岩本 隆雄
朝日ソノラマ
発売日:2001-10
 

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ミドリノツキ 中

2巻目は、走り抜けているという感じです。
おもしろい!!

わたしは、基本的に感情移入で物語を読んでいます。でも、ミリセントも、尚顕も、好きなタイプではないのに。
啓二の使い方も、ベタベタなのに。
いいキャラクター、一杯いるのに、使え切れていないのに。
でも、このおもしろさ。凄い。
青春、だからか?

どうやら、先住民族も、2つのグループで対立していたようです。
一気に、たたみかけるように、ラストにつながるといいなぁ。

岩本 隆雄
朝日ソノラマ
発売日:2001-08
 

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ミドリノツキ 上

最初、主人公があんまり好きでなくて、物語がけっこう唐突な気がしてのれなかったのですが、最後の最後に来て、ものすごいいい感じになりました。

そして、いい感じになったとたんに、「続く!」。でした。

まぁ、「甘い」と思うところもあるんだけれど、けど、やっぱり良質なジュブナイルだと思います。

この人の本って、絶対にハードカバーで出て、学校の図書室とかに置かれるべきなんだが……。

岩本 隆雄
朝日ソノラマ
発売日:2001-06