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美少女戦士セーラームーン7 完全版

デッド・ムーン編。
このメンバーの欲望をのぞくというのは、けっこう、大人でないと理解できないよねぇと思います。

アニメ版は、鏡みたいなものを使って、直接、のぞくていた記憶があります。

ピュアなまこちゃんとピュアじゃない美奈子的な記憶がありますが(笑)。
でも、美奈子が、リーダーとして、みんなをつないでいる感じは確かにあるよなぁと、今回読んでて思いました。そのあたりのバランスが、武内 直子、絶妙。

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美少女戦士セーラームーン6 完全版

外惑星戦士編?終了。
そして、「かぐや姫の恋人」。

「かぐや姫の恋人」は、時期的にいつの話かというのが、ちょっと微妙な話ではあります。
でもねぇ、今回読んで、アルテミスの男前かげんに、涙が出てきました。

再アニメ化されるみたいです。うさぎの声は一緒らしい。
それは、凄い。

ルナは、藩 惠子ではないのか……。けっこう、あの声も好きですけどねぇ。

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美少女戦士セーラームーン5 完全版

外惑星3戦士がでてくるパートです。
プルートだけが、未来からの転生だというのが、すごいところ。

というか、うさぎとかは、このまま生き続けるわけだから、このプルートが、あの未来に存在していたプルートで、しかも、その転生ということなのかも。循環している?

3戦士が、なんでうさぎたちにはまかせられないと言ったのかが、理解できると大変胸に迫ります。
まぁ、若干、クイーン、甘やかされすぎかもしれませんが。

脇のキャラも、ちゃんと立っていて楽しいです。

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美少女戦士セーラームーン4 完全版

関係性の非対称が素敵です。

プルートが、ちびうさに向けるまなざし。
孤独であることを運命づけられて、他のセーラー戦士たちにはあまり心を開かないけど、ちびうさにだけは特別な感情を持っている。多分、それは、彼女がキング・エンデミオンへの思いとつながっている。

ちびうさが、どうしてもうさぎに心を開くことができないのは、自分のコンプレックスと自分のせいでクイーン・セレニティが捕らわれてしまったということによる。

正義の陣営であっても、それぞれがそれぞれにむける視線は、一様ではなくて、複雑な思いを持っている。

そして、それがうるさくなくスッとさりげなくかいてあって、ちゃんとストーリーの大事な部分にもかかわってきているというのが、すごいなぁと思います。

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美少女戦士セーラームーン3 完全版

これ、緻密に計算されていますよねぇ。
この人、緻密な人だったんだと、再確認しています。

ちびうさが、最初、うさぎにどうしても素直になれなかった理由も、この時代に来た理由をどうしても言えない理由も、ちゃんと理屈として組み込まれています。

そして、ちびうさが、闇に惹かれていく理由とかも、ちゃんと伏線がある。

おもしろい。