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シャーマンキング完全版3

この「倒すのではなく」という思想が、ジャンプの他の物語を根底から揺るがしてしまったような気がします。

そして、この思想こそが、シャーマンキングを他のマンガと一線を画するものにしています。

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シャーマンキング完全版2

もう、2巻の女将、美しすぎですねぇ。

しかし、わたしは、シャーマンキングを読み始めたのは、実は、マタムネが出てきたぐらいからで、かなり後の方なのです。
あの話を読んでいるから、この最初の頃のアンナもけっこう好きなんですが、アレを知らなかったら、どう感じていたんだろうと思います。

アンナの過去がああいうのもだということは、いつ頃から決まっていたんだろう?

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シャーマンキング完全版1

「シャーマンキング」は、ジャンプのマンガの最高峰だと思っています。
「DRAGON BALL」、「HUNTER×HUNTER」に匹敵する物語だと思います。

「DRAGON BALL」は、鳥山 明が連載を終わりたくても終わらせてもらえなかった(しかも、にもかかわらず爆裂に面白かった)作品。
「HUNTER×HUNTER」は、何年も休載が続きながら、未だに冨樫 義博がかけば連載を続けてもらえるという、ジャンプの中で考えられないぐらいに優遇されている作品です。それだけ、ファンも待っている名作。

でも、それに比べたら、武井 宏之の「シャーマンキング」は、連載打ち切りの未完の作品。
しかも、途中ぶつ切れです。

それでも、この作品は、バトルを繰り返すジャンプのマンガの中で、それを超えていくポテンシャルを持った作品だったと思うのです。

ということで、今回の完全版は、メチャクチャうれしい。
何よりも、あの「蜜柑」の先が読めることが。

今、こうやって、1巻を読んでみて思うのは、まん太も、竜之介も、道蓮も、初登場の時は、目がつり上がってピリピリしてるんだなぁということ。
でも、連載が進むと、穏やかな顔になっていきます。これが、このマンガのすごいとろだと思います。

あと、1話目の表紙を見て、かなり後の方まで設定はできていたこに気づいてビックリしました。

あぁ、これから毎月楽しみだ。