サンファン一覧

7月おてばん その4 こうかいしない大航海

マジェラン

ちょっと、「貴族のつとめ」、「サンファン」と(それから、「前置き」も)、書きながら、

「何でこんなに長すぎるんだ?」

というのが、自分的にもあります。
それほど、複雑なゲームでは、ないはずなんですがねぇ。
ルールが手元にあるもので、ついつい詳しく書いてしまう。でも、あんまりわかりやすくないところが、問題です。

今回の「マジェラン」は、所有していないゲームなので、あっさりめのレポートになるかなと思います。
ただ、その場合は、記憶違いがこわいです。

題名が、「マジェラン」。
でてくるキャラクターが、コロンブス、バスコ・ダ・ガマ、クック、マルコ・ポーロといえば、大航海時代、海に乗り出す冒険家たちです。
ん?なんか、1人だけ、あんまり海に乗り出していない人が混ざっているような気もしますが……1

どんなゲームを想像していたかというと、コーエーの「大航海時代」とか、アートディンクの「アトラス」とか、懐かしのPCゲームです。
イメージとしては、未踏の海や大地に冒険家たちを派遣して、地図を作っていくようなゲームかなぁと思っていました。
ボードゲームでいうと、「ニューエントデッカー」みたいな感じです。

でも、「マジェラン」は、全然、そんなゲームではありませんでした。
どんなゲームかというと、競りゲームです。

だいたい、プレーヤーは、まったく冒険にでかけません。
プレーヤーは、冒険者たちのパトロンです。だから、当時の王侯貴族や、大商人といったところですね。
そして、自分が援助する冒険者を競り落としていきます。

競るには、お金が必要です。でも、ゲームの勝敗は、名声の高さで決まります。

冒険者たちは、「お金は儲けてくれるけど名声はさっぱり」という人から、「名声は稼いでくれるけど、お金を湯水のように使っていく」という人など、いろいろな特殊能力をもっています。

ゲームは、3つのラウンドにわかれています。
1ラウンド目は、すべてのプレーヤーが、すべての冒険者の競りに参加することができます。
1ラウンド目は、1人の冒険者について、カードが3枚あります。
だから、1人の冒険者について、プレーヤー3名まで競り落とすことができます。
つまり、1ラウンド目は、「コロンブス」を3人の人間が競り落とすことができるわけです。

このゲームのおもしろいところは、2ラウンド目からは、「1ラウンド目で自分の競り落としている冒険者の競り」にしか参加できないところです。
2ラウンド目の「コロンブス」の競りには、1ラウンド目で「コロンブス」をら競り落とした3人以外のプレーヤーは、参加できません。
そして、2ラウンドの冒険者のカードは、2枚ずつしかありません。だから、2ラウンド目では、必ず誰かが脱落してしまうことになります。

ということは、1ラウンド目に、「コロンブス」のカードを3枚とも独占してしまえば、2ラウンド目、3ラウンド目と、競りがおこなわれないので、最低の値段で「コロンブス」を雇うことができそうです。

今回は、はじめてということで、わたしはこういう考え方で、プレーはしたのですが、これは、バランスが悪くなって、イマイチな作戦であるようでした。

バランスよくいろいろな人を競り落としていって、2ラウンド目、3ラウンド目で、できるだけ自分が競り落としていく人の数を減らさないようにしていくのが、理想的な進め方なのかなぁ。

今回は、3ラウンド目の競りに、もう、全然参加できないプレーヤーがいたりして、わたしの印象としては、けっこう難しいゲームだなぁという感想でした。

わたしが独占した冒険者が「コロンブス」で、バランスはそんなにわるくないと思うのですが、なんか、特殊効果の「拒否権」というのが、今ひとつ理解できなくてゲーム中1回も使えなかったのも、ちょっと不満の原因かな。
なんか、競りをやり直しさせられるような力だと思うのですが、使いどころが難しいのです。

多分、冒険者の特殊効果とかをしっかりと分析して覚えて、相手のお金をカウンティングしてという、高度な遊び方をして、味が出てくるゲームなのだと思います。

周りの方たちの反応は、

「なかなか、いいゲームだ」

という感想だったことを付け足しておきます。
もう1回ぐらい遊んで、結論を出そう(というゲームは、たいがいもう1回遊ぶ機会はないという……)。

  1. さて、仲間はずれはだれでしょう? []

7月おてばん その3 有名どころ

サンファン

人よりちょっとずれているためか、なぜか話題のゲーム、有名なゲームをあんまりしたことがないということがあります。

「カタン」とかは、このサイトの出来た2002年ぐらいから所有しているゲームですが、はじめて遊んだのは、2003年の7月になってからです。

実は、2003年度のドイツ年間ゲーム大賞をとっている「アルハンブラ」も、きのうまで遊んだことありませんでした。

2002年を代表するゲームといわれている「プエルトリコ」も、実は、1回も遊んだことがありません。
まあ、「プエルトリコ」は、けっこう重量級のゲームということで、縁がないのかなぁと思っていたところもありますが。

その「プエルトリコ」のおもしろさのエッセンスを抜き出して作ったカードゲームが、「サンファン」なのだそうです。
「プエルトリコ」は、1時間以上かかるゲームなのですが、サンファンは、けっこうさっくりと終わって、何回も遊びたくなるというウワサを聞いておりました。
しかもなんと、今回の「サンファン」は、完全日本語版!!
カードに書いてある特殊効果の説明を<b>いちいち和訳シートを確認しなくても</b>、遊べるんですよ。

これは、「買い」でしょう。

ということで、なぜか、「プエルトリコ」も一緒に買ったのですが、プレイする機会が、今まで、なかったのです。

なんでだろうなぁと徒然に考えてみるに、やっぱり、大人とあんまり遊んでいないということがあげられると思います。
「サンファン」も、小学校高学年から中学生ぐらいにならないと、遊ぶのは無理かな。
日本語化されたカードも、漢字がけっこう使ってあります。

「プエルトリコ」は、お金のチップとか、商品を表すマーカーとか、いろいろなものが、いっぱいついている重量的にも、本当にわりと重たいゲームです。
プレイをしている様子を何回か見たところ、商品を作って、お金を儲けるゲームなのかなぁという印象をうけていました。

だから、「サンファン」も、お金のチップぐらい入っているのかと思っていたのですが、内容物からして、すっごいシンプルです。

メインになるのは、カード110枚。
スタートプレーヤーを表す総督タイル1枚。5種類の役割タイルが各1枚ずつ。
相場を表す商館タイルが5枚。

ゲームに使うのは、これぐらい。

あと、鉛筆とスコアシートがついています。
スコアシートがついているゲームは、いっぱい知っていますが、筆記用具がついているゲームは、始めて見ました。

でも、ちゃんと、商品を生産したり、お金を使って売買したりという要素は、しっかりと残っています。
この「商品」と「お金」のアイデアは、最初はちょっとビックリしました。わたし的には、斬新でした。

というのは、ゲームに使う110枚のカードは、基本的にはすべて、ゲーム中に建設する建物のカードです。
でも、これが、同時に「お金」や、「作物」を表したりします。

1つのカードが色々表すということで、わたしが思い出すのは、「フラット・エキスプレス」1です。
このカードの場合は、1枚のカードの上に、色々な複数の情報をかいて、カードの使い方をプレーヤーに選ばせる感じでした。

でも、「サンファン」の場合は、カードにかかれている情報は、建物の種類とその効果、勝利点など、あくまで、建物に付随する情報だけです。
そして、プレーヤーが、手札から裏向けに捨て札にした場合に、お金として扱われます。
「ボーナンザ」のターラー(「ボーナンザ」に出てくるお金です)と似ているかな。でも、「ボーナンザ」の場合は、おマメとして収穫されたものがお金に変化していきますが、「サンファン」の場合は、建物をたてて、その代金として建物として使った以外のカードを使うことが出来ます。
手札のなかから、どのカードを建物にして、どのカードをお金として使うかは、プレーヤー次第です。

お金を儲けるゲームなのかと思っていましたが、実は、このゲーム、建物をたてていくゲームでした。

いろいろな役割を選びながら、建物をたてていくゲーム。
といえば、思い浮かぶのは、「操り人形」です。
特殊効果のある「紫の建物」もあって、「操り人形」をしたことがあれば、ルールの理解も、しやすいと思います。

最初は、全員、1番安い生産施設である「インディゴ染料工場」を1つたてて、手札にカードを4枚ずつ持た状態でスタートします。

まず、総督カードをもったスタートプレーヤーが、5種類の役割カードのなかから、1つ役割を選びます。
これは、「操り人形」のルールとよく似ています。もっとも、「操り人形」の場合は、「暗殺者」や、「泥棒」なんていうアヤシイ役割も入っていました。
でも、<b>「サンファン」</b>の場合は、「建築士」、「監督」、「商人」、「参事会議員」、「金鉱掘り」の5種類で、けっこう堅い職業が多いです。「金鉱掘り」だけは、ちょっと、山師的なところがありますが。

そして、選んだプレーヤーから順番に全員が、その役割のアクションをしていきます。
このあたりは、ちょっと、「操り人形」とは違うところです。「操り人形」の場合は、その役割を選んだプレーヤーのみが、その役割のアクションをすることができました。
でも、「サンファン」の場合は、1人のプレーヤーが、例えば「建築士」を選べば、そのプレーヤーから順番に、全員が「建築士」の「建物を1つたてることができる」
というアクションをすることができます。
全員が、同じアクションができるのならば、役割を選ぶ意味があるのか?
それが、大ありです。役割を選んだキャラクターは、その役割の「特権」を自分の手番に行使することができるのです。
例えば、「建築士」の場合は、建物をたてるときに支払うカードを1枚少なくすることができます。

こうやって、全員が、1つの役割のアクションを終えれば、次のプレーヤーが役割を選んで、また、アクションをします。
こうして、全員が、1通り役割を選び、アクションを終えれば、1ラウンド終了です。
次のプレーヤーに、総督タイルをわたして、スタートプレーヤーを交代して、プレイを続けていきます。

こうして、建物をたてていって、誰かが12こ目の建物をたてた時点で、ゲーム終了になります。
建物にそれぞれ勝利得点があって、そこに、いろいろなボーナス得点をプラスして、最終的に勝利得点の合計が1番多いプレーヤーが勝ちます。

110枚あるカードは、すべて建物なのですが、大きく分けて地道にお金儲けをしていくための「生産施設」と特殊効果のある「紫の建物」の2種類があります。

「生産施設」は、カード1枚でたてられて、スタート時点から1つ所有している「インティゴ染料工場」から、カード5枚でたてられる「シルバー精錬所」まで、5種類あります。
当然、たてるのにカードがいる施設ほど、多くの利益を生み出す可能性を持っています。

「紫の建物」は、いろいろな特殊効果があって、それぞれのカードに説明が書かれています。
そのカードに書かれている建築コストとおなじ枚数のカードを捨て札にすれば、その建物をたてることができます。

ただし、「生産施設」は、同じものをいくつでも作ることができますが、「紫の建物」は、1人のプレーヤーが、同じ建物を複数たてることはできません。

このゲームのすごいところは、この「紫の建物」が複数立ってくると、その効果が連鎖してくるところにあります。

例えば、「監督」の役割が選ばれているとします。「監督」のアクションは、「すべてのプレーヤーが商品を1つ生産する」です。その役割を選んだプレーヤーは、「さらにもう1つ商品を生産できる」という特権を持ちます。
生産というのは、自分のたてた生産施設の上に「商品」を1つおくことができるわけです。1つの生産施設の上には、1つの「商品」しかおくことができません。
ただし、「監督」の役割を選んだプレーヤーは、2つの生産施設に、2つずつ「商品」をおくことができるわけです。

「商品」は、山札からカードを取って、生産施設の上におくことによって表します。
そして、その「商品」を売却するとき、その商品の相場にあった数のカードを得ることができます。

さて、この「監督」の役割にかかわる2枚の「紫の建物」があります。
1つは、「水道橋」。「商品を1つ追加で生産できる」というものです。
もう1つは、「井戸」。「商品を2つ以上生産できれば山からカードを1枚引く」というものです。

さて、「監督」の役割が選ばれているとき、もし、自分がこれらの建物をたてていたら……。なんと、空いた生産施設が2つあれば、生産をするごとに、カードを1枚ずつもらうことができるのです。

このゲームですが、カードをもらえる機会は、基本的に、「商品」を売ったときと、誰かが「参事会議員」の役割を選んだとき、自分が「金鉱掘り」の役割を選んだときぐらいです。
しかも、「商品」を売ったとき以外は、1枚ずつしか手に入りません。
だから、こういった手札がふえる特殊効果は、なかなか、おいしいのです。

そんな感じで、連続技をねらって決めていくのが、おもしろいところのようです。

ということで、実際にプレー。

なんか、事前に、

「『礼拝堂』が強いぞ…」

という、ウワサをキャッチしていたので、いきなり、手札にあった「礼拝堂」をたててみる。
礼拝堂は、「紫の建物」で、特殊能力は、こんな感じです。

「ラウンドが終了するごとに、手札から好きなカードを1枚『礼拝堂』の下に入れる。ゲーム終了時、このカードが1枚1勝利得点になる」

要するに、1ラウンドに1点ずつ、勝利得点の貯金ができるというカードです。

たしかに、このカードは、強いです。
ただし、ちゃんと、毎ラウンド、毎ラウンド、1枚ずつ手札のお布施ができればの話です。

えーと、ろくにお金のはいるルートを作っていないのに、こんな金(手札)悔い虫な建物をつくってしまったので、常に手札不足状態です。

これは、生産施設をたてなければだめだと思うのですが、手札かないために、建てられる施設は、「インディゴ染料工場」ばっかりです。
この安い工場が、4つぐらい並んでました。

上にも書いたように、連携技があるために、儲かる連携ができると、その人は、どんどん、儲かっていきます。
そして、さらに「紫の建物」を建てて、節約ができるようになります。

「操り人形」の場合は、他のプレーヤーの建物をつぶして、ゲームを長引かせるということができました。
しかし、「サンファン」の場合は、1回たてた建物は、こわされることはありません(多分)。
だから、ゲームが進むと必ずそれほど時間をかけずに終了に近づいてきます。
このあたりは、わたしは、サクサクすすんでよいなぁと思いました。

わたしは、「礼拝堂」で扱いに困っていたのですが、もう1人の方は、「金鉱」という紫の建物をたてて、「金鉱掘り」という博打にはまっておられました。
「金鉱掘り」は、それを選んだプレーヤーだけが、カードを1枚得ることができるという役割です。
で、この「金鉱掘り」、「金鉱」を持っていると、もう1枚カードを追加で得るチャンスがあります。
それは、カードを山札から4枚めくって、そのすべてのカードがの建設コストが違っていれば、そのなかの1枚をもらえるというものです。
でも、はじめてプレイされたカードで、あんまりしっかりとシャッフルされていなかったということもあったのでしょう。
ほとんど、成功していませんでした(笑)

ということで、20ラウンド前後ぐらいで、ゲームは終了しました。

礼拝堂の下には、14枚ぐらいカードが入っていたと思います。建物とあわせて22点でたしか、最下位だったような気が……。

ただ、これ3位とそれほど大きく差がひらいてないので、すごいバランスはいいというか、確かに、「礼拝堂」は、使い方によっては強いのかも。

教訓。
生産施設は、大事です。
お金が入ってくる仕組みをしっかり作ってから、ボーナスの建物を造りましょう。

あと、博打は、やっぱりいけない。

こうやって、次に試してみたいことが出てくるゲームは、よいゲームですね。
そして、試す機会は、その日にもう1回あったのでした。

  1. ちょっと、例えとして出すには、マイナーなような気も……。 []

2004年 7月 おてばん

「おてばん」に、初参加です。

少し、仕事が落ち着いてきましたので、大人のゲーム会にも、積極的に参加できるうちに参加です。

遊んだゲームは、

「貴族の務め」
「サンファン(日本語版)」
「マジェラン」
「イモムシイモムシ」
「シュリレ・シュテレ」
「サンファン(日本語版)」
「ドメモ(ピラミッドカードゲーム)」

ということで、「サンファン(日本語版)」を2回も遊びました。ゲーム会で、こういうことも、めずらしいですね。
遊んでみたかった「貴族の務め」も遊べたし、ギミックの楽しい「ヒットチャート」も遊べたし、「ドメモ」はやっぱり面白くて、なかなか、満足度の高い1日でした。

そして、楽しくおしゃべりをして帰ってきたら、もう次の日になっていたのは、内緒(笑)