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コンコルディア

コンコルディア
前回は、夜スタートだったので遊び足りなかった……ということで、次の週の8月9日(土)、8月2回目の湖畔のゲーム会でした。

前回、研究の結果勝利した……はずだったのですが、ノーゲームとなったので、仕切り直しの「コンコルディア」。

今回も、用意と称して、ボードを広げてカードを並べて、和邇乃児さんが来るのを(作戦を考えながら)待ちます(笑)

そして、出ている専門家は、「石工」、「鍛冶」。
最初の家をどこに置くか。うーん、出来たら最初は特に2つ置きたいところ。そうすると、最初の1ラウンド目に置くとしたら、「煉瓦都市」と絡んだところでないと……。
「煉瓦都市」と「食料都市」、「煉瓦都市」と「道具都市」が割と近いところに。

うーん、「食料」がはれば、「煉瓦都市」が作れるんですよねぇ。でも、「道具都市」に後から相乗りするのは金銭的にしんどい感じです。

むむ。ということで、ゲームスタート。
1番手。
悩んだ末に「煉瓦都市」-「食料都市」に家を置きました。これ、最初の都市、同じ属州内に作るか、別々の属州内に作るかも、難しいところです。
同じ属州内につくれば、そこで自分が「長官」をすると、資源が安定して入ってきます。でも、いろんな属州に足を突っ込んでおけば、誰かが「属州」をしたときに手番を使わずに資源が手に入るかもしれません。

うーん、3人の場合は、それでもあんまり人のいるところで「長官」を使うことは少ないような気がします。でも、5人とかの場合は、いろいろな属州にいっちょかみしておくのは、大事になってくるかも。
今回、3人戦の場合は同じ「属州」の都市を選ぶと後々楽かなぁとか考えておりました。ということで、同じ属州の都市です。

今回、序盤のミスは、カードの獲得。「石工」を取られてしまったので、「道具都市」をまだ取っていないのに、焦って「鍛冶」のカードとをとったこと。しかも、このとき同時に入手したのが「建築家」。
まぁ、「専門家」のうち「石工」か「農夫」か「鍛冶」は、押さえておかないといけないと思っているので。
次のラウンドで「道具都市」を押さえるつもりだったのですが、でこねぇさんに押さえられてしまうという……。同じ都市に家を建てることは可能なのですが、それにはお金が足りないという状況に。最初、「煉瓦都市」と「食料都市」を選んだのが裏目にでました。
お金を出すためには、「商人」か「長官」しかないのですが、どっちも使用後。

うーむ。残っているカードは「建築家」が2枚。
予定では、「煉瓦都市」-「道具都市」を建築して、「鍛冶」を使って「道具」を1つ生産。
そうすれば、「護民官」でカードをリフレッシュするときに、入植者を1人増やせるはずだったのですが……。

ここで、「道具都市」がたたないとなると、「護民官」までに、このカードを使えないという損がでてしまいます。
しかも、このとき一緒に買ったカードが、「建築家」だったのは、つくづくなにも考えていなかった。
結局、新しく手に入れた「建築家」も「鍛冶屋」も利用せずに、手札回収。
このあたりの無駄な動きが最後まで祟った感じでした。

あと、カードの獲得も、自分の盤面とあってない感じでした。最近は、どうも安い資源の都市にしか家をおけていない。今回も、「煉瓦」、「食料」、「道具」の3種類の都市にしか置けていないのに、なぜかメルクリウスのカードを持っていたり。
6人とも開拓者が出ているのに、マルスのカードが1枚だったり。
なによりも大きいのは、この安い都市に家の作戦は、属州の数は稼げるので、実は、サトゥルヌスをいっぱい取っておかないといけないということがわかりました。

煉瓦都市がどうしても多くなるので、ユピテルはとれたらとる位の感じで。だから、最初に取るべきはカードは、ユピテルついてる「建築家」じゃなかったよなぁ。

1位和邇乃児さん130点。2位でこねぇさん125点。3位りん122点。
うーん、まわらなかったと思った割には僅差。
というか、よく出来てるなぁこのゲーム。

マック・ゲルツ,Mac Gerdts
ニュー・ゲームズ・オーダー
発売日 :

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カシュガル

定番の「カシュガル」。
始まったのが7時だったので、重いゲームはなし(「コンコルディア」のみ)で。

このときは、和邇乃児さんの勝利。

「こっちは、勝てなかったけど勝てるようになってきた」

と、和邇乃児さんはおっしゃいます。
実は、この前、おてばんでも負けた記憶が。

和邇乃児さん25点。でこねぇさん20点。りん18点。
良いとこなしですな。

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コンコルディア

コンコルディア
8月2日(土)。
この日は、予定がはっていてゲーム会はなし。

なし……の予定が。

「午後7時からでもいいので、ゲーム会しませんか?」

という和邇乃児さんからのお誘いが。

これは、「コンコルディア」をしたいに違いない。
ということで、用事を済ませた後、「コンコルディア」をテーブルの上にセットアップして、和邇乃児さんを待ちました。

ちょっとだけ、先に、マップの配置とカードの並びを見て、わたしとでこねぇさんは、作戦を考えておく(笑・まぁ、これぐらいのハンデは必要)

以前は、表の全ローマ面でやったのですが、3人で全ローマ面というのは、ちょっと広くてゆるゆるな感じでした。
2、3人は、裏面のイタリア面の方が良い感じだと思います。

ということで、今回は、裏面の2、3人用のイタリア面でです。

前回から後、でこねぇさんと2人で遊んだり、おてばんで遊んだりしました。

おてばんでは、インストしたりもしたので、それで、あの中間決算というのも、意味がないわけではないなぁなどといろいろ考えていたのです。
まあ、中間決算で計算はしなくても、中間決算が起こるタイミングまでに、どれだけのことが出来るのかということを考えておくのは、けっこう大事だと思います。

作戦も、いろいろ考えていました。
特に考えたのは、「煉瓦」の確保です。

「煉瓦都市」以外の都市に家を建てるためには、必ず煉瓦がいります。

このゲーム、基本的に、リソースを生産するカードって、「長官」とミネルヴァの専門家の「石工」、「農夫」、「鍛冶」、「酒商」、「織屋」のカードだけ。あとは、「商人」を使った変換しかない。

「煉瓦」を生産することができる「石工」のカードは、何人でプレーしていても、ゲーム中1枚しか存在しません。
そして、「煉瓦都市」がなければ、このカードは意味がありません。

「長官」は、属州を指定して、その属州の1番価値のある資源を手に入れることが出来ます。そして、その属州の都市に家を建てているプレーヤーは、それぞれ都市に応じた資源を手に入れます。
「煉瓦」は、資源の中では1番安価なものです。で、この「長官」を実行したときに「煉瓦」を得るためには、ほとんどの場合、やはり、「煉瓦都市」に自分の家を置いておかなければなりません。

つまり、「煉瓦都市」は、「ユピテル」で点数にはならないけれど、いくつかは押さえておかないと、あとあと自分の家を都市に置くときや、「ミネルヴァ」のカードを購入するときに困ってしまうということが、ちょっとずつわかってきました。
まあ、「煉瓦」を手に入れるには、「商人」カードでの変換するという手段も残されているのですが、「商人」カードは、最初のデッキに1枚だけしか入っていません。そして、資源の1種類が「煉瓦」で固定されてしまうと、あと1種類しか扱えないという問題が出て来ます。
「粘土都市」が確保できない場合は、積極的に「商人」を手に入れたり、「外交官」で他のプレーヤーの「商人」の能力をコピーしていったりする必要があると思います。
この場合は、できるタイミングで「煉瓦」を量産しておかないといけないと思います。でも、そうすると資源の置き場に困ったりという問題も出て来ますので、いくつぐらい作っておいたらいいのかは、なかなか悩ましいところです。

まあ、「煉瓦」に限らず、「食料」、「道具」などの比較的安いリソースについては、「石工」、「農夫」、「鍛冶」などの専門家のカードを取っておくのはかなり大事ではないかというのが、これまで遊んでいた経験からの感じです。

ということで、今回の目標は、中間決算(しないけど)までに、「粘土都市」2つと「食料都市」、「道具都市」を1つずつ作ること。
「ミネルヴァ」のカードを1枚と「長官」か「外交官」あたりのカードを1枚手に入れられればよいなぁと。

これ、めいっぱい動いてですよねぇ。
「外交官」で「建築家」をコピーして、「建築家」して、「元老院議員」して。それを最大限に動かす。
そのかわり、織物とかワインは、中間決算までは捨てている感じです。

で、それをするための資源の数を計算してみます。
「煉瓦都市」×2には、 「麦」×2必要。
「麦都市」には、 「煉瓦」「麦」が必要。
「道具都市」には、 「煉瓦」「道具」が必要。

カードの方は出方しだいなところはあるのですが、「石工」と「鍛冶」のカードを手に入れるとして、さっきの都市に必要な資源と合計して、

「煉瓦」、4こ。
「麦」、4こ。
「鉄」、2こ。

ずつぐらいが必要。そして、多分、「煉瓦」は、カード購入の時に追加払いがあるのもう少し多い目に取っておかないといけない。

てなことを考えてプレーをしました。

割とうまくいった感じあったのですが、この方法だと、「葡萄酒都市」や「織物都市」が手に入らなくて、後からそこに都市を建てることがまったく出来ませんでした。

でも、都市の広がり方は、けっこう速いです。
「煉瓦」と「道具」の専門家を手に入れたので、「道具都市」が世界中に広がりました。そして、属州の数もけっこう広がりました。

最後は、やっぱりカードが点数ということで、カード購入の競争になります。

わたしが、ラスト1枚を購入して、「コンコルディア」のカードをゲットして。

「これで、終了!!」

さて、点数を計算すると、コンコルディアのカードで、なんとかギリギリ和邇乃児さんを逆転。
ギリギリ1位でした。

えーと、りん11点、和邇乃児さん108点、でこねぇさん93点。

さて、その日、ゲーム会も終わってから、風呂に入って、今日のゲームをつらつら思い浮かべながら考えていました……。

「これで終了!!」

と、「コンコルディア」カードをゲットして終わっていましたが、あと1周、わたし以外の人の手番があったような……。

ルール通りにあと1周あれば……。

3点差。
微妙な点差だ。

家が1つ建ってたりすれば、和邇乃児さんの逆転は充分にあり得ます。
失礼、いたしました。

ということで、「コンコルディア」は、もう1回遊ばないといけないゲームとなったのでした。

マック・ゲルツ,Mac Gerdts
ニュー・ゲームズ・オーダー
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イスタンブール

イスタンブール
かたづけ中の写真かも

今年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート賞ゲーム。
黒ポーンを取った記念ということで、ゲームハウスでも購入。
これも、和邇乃児さんが持ってきていて、かぶりました。

これは、前回も、湖畔のゲーム会で遊んでいて、全員、僅差だった思い出が。
僅差で、和邇乃児さんが持って行って、でこねぇさん、りんという順番。

そんなに差が出るゲームじゃないんだよきっと。ゲーム大賞取るゲームは。

と思っていたら、ものすごいスピードで、和邇乃児さんが5つ宝石を集める。

えっ、今、何が起こったの??
という感じで、りん、でこねぇ、ポカーーーン。

いや、前回も、けっこうスピーディな展開にビックリした記憶がありますが、今回、何がおこったのか理解できなかったぞ。

「コンコルディア」を遊んだ後は、

「あぁ、わたし、『イスタンブール』よりも、『コンコルディア』が好きかも!!」

と言っていたねぇさんが、「コンコルディア」の後には言わなかった一言を。

「もう、1回!!」

納得、いかなかったようです。

で、2回線目。

これ、スタートから3手で、宝石1こゲットできる。

店の並びがどう考えても、初手番有利な感じ。
そして、わたしが初手番。

よし、完璧。

わたしの狙いは北。
和邇乃児さんは、南に。でこねぇさんが、東の方へ。
このままでは、でこねぇさんが次にわたしの狙っている場所に入ってくる可能性がある。

うーん、1手、遅くなるけど、でこねぇさんを押さえる方にいったら、確実に邪魔されずに、宝石が取れるよなぁ。

と思ったら、その完璧な動きを和邇乃児さんに、

「カード使って4マス歩きます」

と言って、邪魔されて、一気に思惑を潰されてしまいました。
立て直せずに、3位。

でこねぇさんと和邇乃児さんは、同じターンに宝石を5つ集めましたが、残りのお金がねぇさん0円で、和邇乃児産の勝利。

うーん、ドミニオンみたいに、店が並んだ時点で、どうやって歩くのかあるていどプランニングが超重要かも。

そして、カードなにもってるかも考慮して、柔軟に作戦を変化させる。

うーん、柔軟な変化、苦手だ。

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6月は、ちょっと遊ぶペースがダウンしましたが、7月は、12日(土)、13日(日)は、東京でホビージャパンフェスティバル、19日(土)は京の勉強会と、なかなか充実の日々を送っております。

あと、平日に久方ぶりに子どもと遊んだりもしておりました。子どもと遊んでいたのは、定番の「ラブレター」と「ナダ!」です。
「ナダ!」は、すぐに遊べていい感じですが、若干、物足りなさが残る感じかな。

そして、三連休のど真ん中7月20日(日)は、湖畔のゲーム会でした。

コンコルディア

コンコルディア
今回は、ゲームオーダーから日本語版が出たばかりのゲーム、「コンコルディア」からスタートしました。
けっこう、あっという間に売り切れでしたねぇ。日本語版が出るのをみんな待っていたのですね。
今回、和邇乃児さんが購入。ゲームハウスに持ち込む予定をされていたのですが、ゲームハウスでも、購入しておりました。
和邇乃児さんのゲームが届くのが送れていたので、うちのゲームで遊びました。ちょうど良かった。

デザイナーは、「ナビゲーター」を作ったロンデルシステムで有名なマック・ゲルツです。
ただし、今回は、ロンデルはなし。

手札のカードをプレイしていって、カードに書かれたアクションを解決していきます。

カードは、「元老院議員」のカードをプレイすることで購入して増やしていくことができます。デッキビルドっぽいところがあるゲームだということで、デッキビルド好きとしては、大変、期待しておりました。
購入したカードは、手札に入ってすぐに利用することが出来ます。このあたりは、「ロココの仕立屋」とよく似たような感じです。

ローマ帝国のマップとイタリアのマップがあったのですが、今回は、全ローマのマップの方で。
ローマ帝国のマップの方が3~5人用で、イタリアマップが2~4人用で、イタリア面の方がちょっと土地が少ないです。なので、もしかすると3人だとイタリアマップの方がからみが多くて良かったかもしれません。
まあ、初回なのでそんなことはわからずに、「とりあえずローマでしょう」みたいな感じで。

最初、手札にすべての初期カードを持ってスタートします。で、どれを出してもOKです。
そして、使用したカードを全て手札にする能力のある「護民官」のカードを出せば、また全てのカードが使用可能になります。
「護民官」のカードは、このデッキをリセットする能力とともに、捨て札の数に応じてお金を得るという能力もあります。また、決められた資源を払えば、このときにマップ上の自分の入植者コマを増やすことが出来ます。
このカードを出すことで、いつでも手札をリセット出来ますので、使えないカードを廃棄したりする必要はありません。使えないカードは、使わずにリセットをすればいいわけです。
でも、基本的には、パス的な動きをするカードなので、出来るだけプレイしたくない感じです。たくさんのカードを上手に使ってからプレイした方が、収入も増えてよさげです。

最初は全員ローマに、入植者を置いています。入植者は、陸路を動ける人間と、海路を動ける船のコマにわかれていて、最初は各1つずつ配置されています。「建築家」というカードをプレして、この入植者コマを動かしてコマのとなりの都市に自分の家を建てていきます。
都市に家を建てるには、その都市で生産される資源によってきまった資源とお金を払わなければなりません。
最初は、初期資源と初期金で、都市に自分の家を増やしていきます。

マップは、いくつかの都市が集まって、「属州」という地域を作っています。「長官」のカードをプレイすれば、その属州から資源を集めたり、お金を集めたりすることができます。このカードだけ、最初から手札に2枚あります。

資源は、「商人」というカードを使えば、別の資源お金に変換することができます。ただし、このとき2種類の資源しか扱えません。あとこのカードは、プレイしたときに、少し収入があります。

新しいカードを増やすには、「元元老議員」。このカードを出せば、2枚までカードを購入できます。カードを購入するには、カード化にかかれたコストの資源を払います。ただし新しく置かれたカードほど、追加のコストが必要になっています。
そして、カードが購入されると、カードが詰められて置かれて新しいカードが置かれます。

あと、他人の捨て札の1番上のカードの能力をコピーして使える「外交官」。これの使い方が、けっこう大事。

最初からあるカードは、これぐらいかな。

カードが全部売り切れるか、誰かが家を置ききったら、1周りしてゲーム終了になります。

さて、わたしは、スタートプレーヤーでした。なにを選ぼう。
スタートプレーヤーは、ちょっと初期資金が少ないのです。

ボードが陣取りっぽい1ので、最初に有利な場所に家を作るのが大事かなぁ~。
ということで、「建築家」。1番高い資源である「織物」が生産される都市に家を1こ作りました。これで、スタートプレーヤーの初期資金5金を全部使い切る。

うーん。家は、入植者コマの隣にある都市に、資源とお金がゆるすかぎり建設できます。今考えると、1つの都市を全力で建てるより、もうちょっと安い都市を2つ建てた方が良かったかもしれない。

「なんか、『建築家』って、大事だよねぇ」

と、2番手、3番手、2人とも「外交官」で、その能力をコピー。

そのプレイ、本当に正しいか?

と思うけど、多分、前半は、自分の領地を広げていくのは、すごく重要だと思います。
そして、自分の「建築家」は温存。

「長官」は、自分の家がない属州でも指定するだけで資源がでるし、自分の家があれば追加で資源がでるし、「大長官」というカートがあれば、さらに追加で資源がでるしで、かなり便利なカードでした。
でも、自分の以外のプレーヤーの家がその属州にあった場合は、そのプレーヤーも資源を得てしまいます。
わたしは、自分の利益が優先なので、でこねぇさんの家のある属州で何回か長官の能力を使って、自分に「織物」2つ、でこねぇさんに「ワイン」1つてなことをしていましたが、ゲーマーな2人は、他人に資源がでるような長官は、まったくしてくれませんでした。非道い2
後半は、いろんな人と利害がからまってくるので、若干プレイしにくくなりますが、購入して手に入れる「石工」、「農夫」、「鍛冶」、「酒商」、「織屋」などのカードを購入してプレイすれば、自分だけが、それぞれの資源を手に入れられるようになります。

まあ、これを見ていると、自分だけの「属州」を持ったり3、人がいる「属州」にいっちょかみするのは、けっこう大事かもしれません。

自分の手札のカードと資源を上手にマネージメントするという楽しさと、マップの上で他のプレーヤーとどう絡んでいくのかという楽しさの両方が、ほどよくマッチしています。

これだけのルールでも、なんか、けっこう楽しい感じです。ルールも、わかりやすくて例外的な動きも、「ロココの仕立屋」や「イスタンブール」に比べても少ない感じです。
基本、カードをプレイして書かれていることするだけです。

ただし、自由度が高くて、最初は、どうすりゃいいのか、けっこう考えてしまいます。そして、考えないと、けっこう1手が後に残ってしまう感じです。
まあ特に、最初の1手、2手っていうのは、7枚もカードあるし超重要で、多分、今回は安易すぎ(笑)

ちょっとわかりにくいのは、点数です。

このゲーム、自分の手札のカードが、全部得点になります。
カードは、プレイしたときの能力の他に、得点の要素もついています。得点の要素は、それぞれ神様の名前で表されています。
このゲームの題名である「コンコルディア」っていうのも、この神様の名前です。

「ウェスタ」のカードはゲーム終了時に資源を全てお金に変換したあと所有している10金ごとに1点になります。
「ユピテル」は、煉瓦都市以外の都市の家の数が得点に。
「サトゥルヌス」は、家がある属州の数が得点に。
「メルクリウス」は、産出できる資源の種類の2倍が点数に。
「マルス」は、入植者の数の2倍が点数に。
「ミネルウァ」は、それぞれの資源の数だけ種類があって、それぞれの資源を生産する都市に応じて得点が決まっています。
「コンコルディア」は、終了条件のトリガーを引いたプレーヤーが自動的に貰える特別なカードで、7点です。

で、このカードの種類ごとに1枚の得点を計算して、それに持っている枚数を掛け合わせて、すべて足したものが最終得点になります。

点数要素、実はこれだけ。
だから、カードを買わないと点数が増えない。まあ、初期手札のカードにも、神様の名前がついているので、0点てことはないのですが、とにかく自分がボード上でやっていることに合致するようなカードを取っていかなければいけない。

「コンコルディア」はおいとくとして、基本的に「ウェスタ」と「メルクリウス」と「マルス」以外のカードは、全部、家が点数にからんできます。だから、基本、家を作っていくのは大事。
でも、「メルクリウス」は、できるだけいろいろな種類の資源をつくれといい、各「ミネルウァ」は、同じ種類の資源をつくれというわけです。しかも、「ミネルウァ」は、そのカード購入するために必要な資源と、その資源が出る都市に家を建てるのに必要な資源がまったく同じで、いつ、どっちをとるのという選択になります。しかも、各ミネルウァのカードは、ゲーム中1枚ずつしかない。他人に取られれば自分はとれません。

どのカードを獲得すれば得点になるのだろうということと、どのカードを獲得して使っていけば上手に回せるのだろうという2つを考えながら、カードを購入していかなければならない。

このあたり、点数、どれだけとれているのというこや、誰が勝っているんだろうというところが、ちょっと見えにくい感じでした。

ゲームの流れとしては、前半は、資源が出る家を建てていくのことが大事で、後半は、カードが点数なんだから、カードの奪い合いみたいになるのだと思います。

ということを考えて、また、「織物」が豊富だったということもあって4、「執政官」という追加資源を払わなくても1枚カードを購入できるというカードを出た瞬間に、無理無理に「元老院議員」で手に入れたりしていました。

そして、前半は、神様の名前なんて関係なしに効果でカード購入して、後半は神様の名前重視でカード購入していく感じです。5
今回のゲームでは、終盤、カードがあっという間に売り切れて終了しました。
「外交官」のカードも、終盤は、カード購入に使われる感じでした。

わたしは、「織物」をいっぱい作れるので、お金的には困らなかったのですが、「商人」での変換が1度に2種類の資源しか扱えないという制限が、なかなか苦しかったです。これ、うまい制限だと思います。
家を作るのには煉瓦都市以外は2つの資源が必要なのですが、織物を潰してなにか1つしか資源が作れない。
「商人」のカードを購入して、2回ぐらい変換できるようにするとかの必要がありました。

まあでも、この点数の見通しが悪いことで、誰が勝っているのかわからずに最後までもモジベーションをもってプレイを続けていけるという部分もあるかもしれません。
詰んだ……って感じにはなりにくい。実は、詰んでるかもしれないんですけどね。

結果は、1位和邇乃児さん139点、2位りん120点、3位でこねぇさん120点でした。タイブレイクは、「大長官」のカードを持っているかどうかでした。

今年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート賞のノミネート作の3作を並べてみると、多分、「イスタンブール」、「ロココの仕立屋」、「コンコルディア」の順に難しくなるかなぁと思います。
でも、実はルール的には、「コンコルディア」って、「ロココ」、「イスタンブール」よりも、すっきりしている感じがします。

「あぁ、わたしは『イスタンブール』より、こっちの方が好きかも」

と言うのが、でこねぇさんの感想でした。
わたしは、この3作のなかでは、「ロココ」が、1番楽しいです。多分、これはテーマ的なこともあるのだと思います。

この3作のなかでは、確かに、1番プレイ時間が短くて、リプレイ性のある「イスタンブール」が、エキスパート賞だというのは、納得なのですが(基本、エキスパートと言ってもそんな重いゲームがとらないよねぇ)、どれが賞とってもおかしくないなかなかレベルの高い3作だと思います。

ということで、次の日、ねぇさんと2人戦。
同じ用に、スタートプレーヤー、初手「織物」。
カードを減らすのを忘れていて、途中で、突然にカードを減らす事態に。
勝利したと思ったら、コンコルディアの点数で負けてしまいました。

うーん。ちょっと作戦考えた。また、遊びたいです。

さて、その後、 ねぇさんと遊んだり、おてばんで遊んだりしました。

「おてばん」で遊んだときは、わたしがインストしたのですが、得点の取り方の説明が不十分だったようです。
うーん、いつになく上手にインストできたと思ったのだが……。
途中でも、「カード買わないと点数が伸びないよ…」的なことを言ったのですが。

まあ、確かにでも、そこがこのゲームで1番見通しの悪いところです。
で、最初に遊ぶときは、やっぱり「中間決算」のルールは、やっておいた方が無難かなぁと思います。
これをすることで、ちゃんとプレーヤーが得点の取り方を理解しているかどうか確認することが出来ます。

まぁ、インスト完璧で、理解できない方が悪いといいきれる人は、それでいいと思いますが、わたしは、それほどインストうまくないからなぁ。

ここで、点数の高いプレーヤー順に2金、1金と収入がある件で、

「なんで、点数高いプレーヤーにさらに収入?」

とか、

「なんで、本来のルールでは入らないはずの収入が?」

とかいう疑問があったのですが、これ、本来は得点がはっきりとは見えないゲームなので、1位であるということが周りに知られるというのは、(叩かれやすくなって)不利だということなのだと思います。
まあ、あんまり直接攻撃的なことってないのですが、あいつトップだから、長官はあいつの家があるところではやめようとか、そういう影響は、ジワジワくると思います。
そして、2金、1金プラスというのは、その点数を公開した事による不利をなくすためのもののようで、やっぱりあった方がよいでしょう。

あと、高級ということで、布、ワインに目がいきがちですが、初手、布は、悪手かも。
少なくとも、1番手、布都市に家1つというのは、かなりヤバイ気がしている今日この頃です。

マック・ゲルツ,Mac Gerdts
ニュー・ゲームズ・オーダー
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  1. 正確には、他の人の家の置かれている都市でも、お金をたくさん払えば自分の家を置くことができるので、陣取りではないですね。 []
  2. と言うか、でこねぇさんだけぬるい。ずるい。 []
  3. まあ、人はいつでも自由に入れるので、可能ならばですが。 []
  4. 「元老院議員」でカードを購入するときの追加コストは「織物」であることが多いのです。 []
  5. まあ、1点にでもなるのなら、買えるカードなんでも買っとけ的な感じもあったかも。 []