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『陰陽師』のすべて

なぜか晴明神社の禰宜の人が司会をしている対談と本の紹介が、1番おもしろかったかな。

陰陽師も、四捨五入して30年。
本当に、安倍 晴明も有名になりました。わたしが、陰陽師、土御門、安倍 晴明の名前を知ったのは、多分、「帝都物語」からです。
図書館で本を借りていた頃なので、小学校高学年から中学校ぐらいです。

まあ、まさかわたしも、40代になって、キマイラを読み続けているとは思わなかったからなぁ……。

そんなこといえば、「ガラスの仮面」とかも……。

キマイラとか、「ガラスの仮面」は、最後まで読みたい物語ですが、「陰陽師」は、いつ終わっても、「続きは…」とはならない感じかなぁ。短編連作だけに。
でも、いつもあるので、なくなるとさぴしくなる。そんなお話。

やっぱり、書き続けて欲しいです。

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ハチワンダイバー23

みんな、愛を賭けて戦ってるな~。

本当は、それって、一番、賭けたらダメなんでないの?人として(笑)

この話って、「キマイラ」と同じで、なんで人が鬼に変わっていくのかという話なのかもしれない。

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キマイラ青龍変

キマイラ読むの何年ぶりだ?
前の巻を読んだのは、学生時代だったのではないか?1
でも、時間に関係なく、やっぱり、おもしろいのです。

しかし、青龍変は、龍王院 弘の今と昔の話だと思っていました。闇狩り師の「崑崙の王」をキマイラの登場人物サイドから見た話と、回想話になるのだと。
でも、全編、過去のお話でした。

そして、主人公は、龍王院 弘というよりも、宇名月 典善のお話でした。

夢枕 獏のキャラクターって、ある程度パターンが決まっていて、同じ俳優さんが演じているみたいなところがあるじゃないですか。

オルオラネは、多分、真壁 雲斎と同じ顔をしているし、宇名月 典善は、きっと、芦屋 道満と同じ顔をしていると思うんです。

それが、マイナスではなくて、プラスになっているなぁと感じます。

まだまだ因縁が残っていて、楽しいのです。
本編、どんどん出ないかなぁ。

  1. 「キマイラ昇月変」が2002年発行なので、嘘でした(笑) []

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KUROZUKA10

千年の旅が終わって、また、千年の旅が始まる。

えー、結局、元の場所に戻ってきただけじゃないかという気もするのですが、終わりかたとしはきれいなのかなぁ。

キマイラも、なんとなく、こんな感じでおわるのかなぁと思ったりしています。

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中島敦 ちくま日本文学全集36

中島 敦といえば、高校の教科書で読んだ「山月記」です。
それ以外は、知らない。

多分、この頃、平井 和正の「ウルフガイ」とか、夢枕 獏の「キマイラ・吼」とかを読んでいたのだと思います。
で、わたしの中では、この「山月記」は、それらの物語の同列の物語として記憶に残っております。

人が、獣に変わっていく。そういうお話。
ウルフガイとか、キマイラ・吼と同じ透明さが、山月記にはあるなあと感じました。
まあ、山月記の影響を、ウルフガイやキマイラ・吼は、うけているのかもしれません。

で、ものすごく、悲惨なお話だったような印象が残っています。

今回、この本で読み直してみて、でも、中島 敦は、この人が虎になる話を、重いテーマをのせながら、それでも、けっこうおもしろがって書いていたんじゃないかと感じました。

それは、「山月記」の前に「名人伝」が載っていて、こっちを先に読んだからかもしれませんが。

あと、漠然と、この人は、芥川 龍之介の王朝物みたいな感じで、中国古典に取材したお話ばかりを書いているのかと思っていたのですが、けっこう、いろいろなお話を書いていたのですね。

 そして、どのお話も、メチャクチャわたしにしっくりくる話ばっかりで、ビックリしました。
おもしろいです。

日本文学、侮れない。