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ハニーロード

最近の「うつぼゲーム会」のヒットゲームです。
以前から、

「このゲームを遊びたい」

というご家族、子どもはおられて、もちろん、その希望に答えて遊ばれていたのですが、その希望がかなわないことも多かったゲームです。

なぜ?ルールが複雑すぎて子どもにはわからないのか?
いえいえ、子ども用のゲームです。

なぜ?人数の幅がせますぎて、せっかく遊びたくても、人数が集まらない、もしくは、多すぎるなんてことがあったのか?
いえいえ、人数は3人から6人と集まりやすい人数です。

なぜ?ゲームに時間がかかりすぎる?
いえいえ、30分もかかりません。それに、長いゲームでも、「うつぼゲーム会」はOKです。

その理由は、スタッフが対応できない。
もちろん、ベテランスタッフは出来るのですが、わたしにはできない。
なぜなら、このゲームには、日本語のルールがついていないから。

どうやら、日本で発売される前に、ドイツで直接購入されたか、ドイツから直輸入されたゲームのようです。
さすが、「世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ」が関わっているだけあります。置かれているゲームもワールド(特にドイツが中心ですが)に広がっています。

これでは、いけないということで、ベテランスタッフに、教えてもらって、ご家族と一緒に遊んできました。

対応できるスタッフも増えたということで、「ハニーロード」は、大人にも子どもにも引っ張りだこでした。

子ども用のただ単純なチェーンの引っ張り合いのゲームです。チェーンを引っぱって、だれかのくまを中央の穴に落とせば、ハチミツをもらうことが出来ます。

これが、大人の引きでは落ちなくて、なぜか、子どもが引っぱると落ちるという。

「なんでやー」

と大人が叫び出すゲームです。こういうゲームは、子どもは得意になって遊びます。
子どもが楽しそうだと、やっぱり大人も楽しそうです。連れてきた甲斐があるってもんですね。

ハチミツは、ガラスでできているのですが、色がとっても綺麗です。昔、ビー玉の袋を買うと、1個か2個、油だんと呼んでた、全体に泡がういているような綺麗なビー玉が入っていたのですが、ちょっとアレに似ています。なんか、おいしそうです。
そして、チェーンとクマの立体ゴマ。
「穴掘りモグラ」と同じように、箱全体がボードになっています。四角い箱に、まるい同心円の描かれたボードがのっていて、中心には穴が空いています。そのあたりも、楽しさを醸し出しています。
あぁ、そういえば、紙が入っていないためにいつも「うつぼゲーム会」では、遊べない「カヤナック」も、箱全体がボードになっていて、子どもを引きつける物を醸し出しています。
全然ちがうゲームなのですが、子どもを引きつける似たポイントというのがあるのかもしれませんね。

で、ルールなのですが、自分が覚えて帰ってきたルールと、今、ネットで調べたルールでは、若干の違いが……。

子ども用ゲームは、ステップの違いによって、アレンジのルールがいくつもあったりしますので、それかもしれませんが……。

まぁ、ルールなんか知らない子どもたち同士でも、自分たちでルールを作って遊んでいたそうなので(そして、チェーンを引っぱってクマやハチミツを落とすというところはおおむね間違っていなかった)、そんなにこだわらなくてもいいのかもしれません(笑)。

正式なルール、正式なルールと言っているのは大人だけ。
子どもたちにとっては、おもしろそうなもので、おもしろく、それなりに公平に遊べたら、それでいいのかもしれません。

まぁでも、スタッフとしては、それでも、正式なくわしいルールを知っておく必要はありますね。
どっかに、日本語訳のルールないかなぁ。
日本で発売されているのを買うか?

見た記憶はないけど、本当に発売されているのか?

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「スプリング・フェスティバル」のレポートもまだなのですが、「スプリング・フェスティバル」終了後、念願の「ぱふ阿倍野店」に行って来ましたので、そのレポートです。

スプリング・フェスティバルがおわってやれやれです。
フェスティバル終了の打ち上げこということで、スタッフの何人かは、続く飲み会へ。

でも、わたしはこの日、予定があるということで、不義理をさせていただきました。
その予定が「ぱふ阿倍野店」に行くということです。

最近は、「うつぼゲーム会」に参加させていただいている関係上、大阪に行くことも多いのですが、お店にはなかなか行く機会がもてないのです。
「うつぼゲーム会」の終了が午後6時ぐらい、「ぱふ 阿倍野店」の閉店が午後9時とがんばれば行ける時間帯なのですが、さすがに、それは疲れているわけです。
かといって、それ以外の週末に往復運賃2000円以上出して、阿倍野まで行くというのは、なかなかつらいものがあります。
で、今回のように夕方に終わる大阪でのイベントというのは、なかなかにありがたいものだったのです。

飲み会、夕食、その後のゲーム三昧というのも、ものすごい魅力的なメニューではあったのですが、今回は、もうはじめから決めていたということで、残念ながらそちらは涙をのみました。

天王寺。天王寺動物園が近くにあるところだそうです。
わたしにとっては、はじめての土地です。

うーむ。動物園があるのか。
きっと、宇治の「KID’S いわき ぱふ」のあるところみたいな感じの商店街かなぁ。

宇治の「いわき ぱふ」は、下町っぽい商店街のなかに建っている2階建ての建物です。

Webサイト地図によると、どうやら、ビルのなかにあるらしい。
うーん。百貨店みたいな建物のなかにあるのかな?

てなことを考えて、地下鉄で天王寺へ。
降りてビックリ。
もうちょっと、わたしは鄙びたところを想像していたのですが、そこは、ものすごい街でした。
子どものものが売っているというイメージが少なそうなところです。
すごく人が多くてゴチャゴチャしています。
駅の前のちょっと広くなったところには、歌を歌っている人がいたり、座り込んでいる人がいたりします。

どっちかというと、若者の街。わたしみたいなおっちゃんは歩きにくいような街でした。まぁ、わたしはいなかが好きなもんで、人が多いとそれだけでダメなんですが。

「ルシアスビル」を探しあててみて、2回目ビックリです。
吹き抜けのフロアーがとってあるような、これまた若者向けなビルです。
フィットネスクラブとか、スカイレストランとかのあるビルです。
これも意外でした。

で、2階の「ぱふ 阿倍野店」へ。
書店と「ぱふ 阿倍野店」で1つのフロアーを使っている感じでした。

大きさは、宇治の「いわき ぱふ」に比べてそれほど大きいとは感じませんでした。宇治の1フロアーの1.5倍もあるのかなぁという感じです。

宇治のお店は「絵本」と「幼児のための木のおもちゃ」がすごく充実してあるのですが、「ぱふ 阿倍野店」は、ゲームが中心になった品揃えです。
壁いっぱいに、いろいろなゲームがおいてあります。
ゲームの品揃えは、話に聞いていたとおり、宇治の「いわき ぱふ」以上でした。

レジの後のチラシコーナーには、ちゃんと「うつぼゲーム会」のチラシも(笑)
カラー版と白黒版がならんでおりました。

場所的に、お客さんの層と商品があわないんじゃないかと入る前は心配していたのですが、お客さん、けっこう入っています。

若い夫婦らしき人、それから、女の人が多かったです。
子どもの姿がほとんど見られなかったのは、行ったのが夜に近い夕方だったということもあったかもしれません。
子どもが自由に遊べるスペースや、そのためのものは、宇治のように充実していないようでした。

ゲームの棚の品揃えは、素敵です(笑)
ずっと、探していた「スコットランドヤード」を手に入れることが出来ました。

「名作やし、見たら即に買いやで」

といわれていた「マスターラビリンス」もありました。

その他にも、購入はしなかったのですが「果樹園ゲーム」や、「おしゃれパーティ」、「カヤナック」など、子ども用の優れたゲームがたくさんあります。

カードゲームの方もかなり充実していました。

で、帰り道は大荷物をもって、JRに乗ることとなりました。
それから、絵本は売っていないのですが、岩城さんの本は置いてありましたので、6冊ほど購入したのは、以前、雑記に書いたとおりです。
おもしろく、考えさせられることばかりで、あっという間に読んでしまいました。

確かなところはわからないので、わたしが感じたことなのですが、このお店は、宇治のお店とはまた違った願いで経営されていることを感じました。
もちろん、その根底には、子どもに「いいおもちゃ」を与えたいなぁという思いがあると思います。

その上で、「ぱふ 阿倍野店」は、「いわき ぱふ」よりも、より大きな子どもをターゲットにされているのかなぁと思います。
幼児期は、「いわき ぱふ」の木のおもちゃなどで遊んでも、小学校に上がるに従ってテレビゲームなどに子どもが流れていくということは、実際におこっているのだと思います。
そういう子どもたちや、親に対して、「小学校になっても、大人になっても、こんなに楽しい人と一緒にするゲームがあるんだよ」と情報発信されているのが、「ぱふ 阿倍野店」なのではないかと思いました。

そうすると、はじめはそぐわないように思った「天王寺」という街こそが、実は、ぜひ売りたい相手なのかなぁと思ったりしました。
↑ 場所がそうだからこうなったのか、こういうのを売りたいからこの場所を選んだのかは、実際のところはわからないですが……。

そして、天王寺の若いお父さんや、お母さん、若者たちも、そういう願いをなにか感じて、この店に来ているのかなぁと思いました。

子どもたちが、少しでも楽しい時間を過ごせますように。
たくさんの人に、知って行ってほしいお店です。

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カヤナック

今日、やってきたのは、幼稚園児の子どもたちです。
こういう日を待っていましたとも。

♪サカナ、サカナ、サカナー♪

の歌声とともに、出してきたゲームは、「カヤナック」です。

「カヤナック」は、イヌイットの釣りのゲームで、凍った池にみたてたゲームボードに、杭のようにさきのとんがった釣り竿で、穴を開けて遊ぶという大胆なゲームです。

ゲームボードに穴を開ける。なんて、激しいゲームでしょう。1回遊んだら、もう2回目は、遊べない使い捨てゲームでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。

正確にはゲームボードには、はじめから穴があいています。そして、そのゲームボードは、A4の大きさの紙をはさみこめるようになっています。
ゲームボードに紙をはさむと、全く穴のあいていない凍った池ができあがりです。

今日は、小さい子対象なので、一番簡単な基本ルールです。
サイコロを振って、出た目の分だけ氷の上に穴を開けて、そこから、釣り糸をたらします。

釣り糸の先は磁石になっていて、これで、鉄の玉のサカナを釣り上げます。
サカナは、小さい鉄の玉ですが、小さいながらも、大物も混ざっていたりします。

「これやるよー」

と言うと、

「カヤナック」

と返事が。

「あれ、これやったことありますか?」

「あります」

「へー、どこでやったの?」

と聞くと、不思議なことに

「学校」

という答えでした。うーむ。学校に行っている年齢ではないはずなのだが……。
しかも、おもちゃの置いてある学校って……???

まぁ、謎を残しながら、わたしとその幼稚園の子、2人でゲームを始めました。

サイコロは六面サイコロです。「3」の目が4つとあと、「1」の目と「2」の目。
だから、サイコロを素直に振ると、ほとんど出てくるのは「3」の目ばっかりです。

あっという間に、穴だらけになって終わっちゃうのかなと思っていたのですが、これが、穴の数、けっこう多かったです。

前も書いたように、釣り竿のお尻のところが、杭みたいにとんがっています。そこで、紙に「ブスリッ」と穴を開けるときは、大人でも、何ともいえない快感があります。ストレス解消によいかも(笑)

それから、その穴に、そーっと釣り糸をたらしていくのですが、下にサカナがいると、「カチリッ」とサカナが磁石にくっついた感覚と音がします。それがまた何というか、食いついてきた!という感じで楽しいです。

ゲームを始めて、2周ぐらいしたころに、あと2人、幼稚園の子がやってきました。

「なにこれ、なにこれ」

「『カヤナック』。サカナつりのゲームだよ。一緒にやる?」

と聞くと、1人は、

「やりたい。」

ということで、参加しました。
もう1人は、残念。ちょうど近くにコンピュータがあったので、そっちで遊ぶと行ってしまいました。
テレビゲームに、2勝1敗という感じでしょうか。

この基本ルールは、すごく簡単なので、子どもたちもしっかりと理解できたようでした。

そうそう、釣ったサカナは、サカナを入れるための木製の入れ物がついていて、そこになくさないように入れられるようになっています。
サカナは細かい部品なので、こういう配慮は、さすが子どもゲームを長年作っているハバです。

3人でプレーしても、1回でたっぷり30分ぐらいは遊べました。

途中で、釣り竿の釣り糸の先についている磁石が、穴を勢いよく開けた弾みで、クルクルまわって、顔に当たって、ちよっと痛くて苦しんだ人がいたということ以外は、トラブルもなく楽しめました。

幼稚園ぐらいの子どもたちの場合、待ち時間がけっこうくせ者で、その間に飽きちゃったり、他の場所に行っちゃったりということがあるのですが、今回、「カヤナック」は、友だちが釣るところも、しっかりと見ていて、ビックリしました。

うまく釣れると、2ひきのサカナを1度に釣ることができます。
きょうは、1回だけですが、子どもが1度に3びきのサカナを釣り上げていました。しかも、そのうち1ぴきは、大物でした。

穴がいっぱいあいてくると、穴の下のどこにサカナがいるのかちょっと見えちゃって、自分の出番で穴を開けずにもうあいている穴に釣り竿をたらしているちょっとズルイ姿も見られました。
まぁ、その分も1回と数えたし、その分、わたしがたくさん穴を開けられるからいいか~。
と、すっかり童心にもどってしまった今日の「カヤナック」でした。

こんなに、楽しいとは思わなかった。

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週末に、
「ころぽっくるの家」と「KID’S いわき ぱふ」に行って、ゲームを仕入れてきました。

「ころぽっくるの家」では、

「ダイナマイト」
「妖精探しゲーム」
「PICK-IT」

を購入。

「KID’S いわき ぱふ」では、

「ノイ」
「ヴェニスの運河」
「キャッチ ミー!」
「カヤナック」

を購入。

また、「ころぽっくるの家」では、1時間以上居座って、いろいろとお話を聞かせていただきました。

ありがとうございました。

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2月15日(土)。
突然思い立って、京都は宇治市のKID’S いわき ぱふへ行くことを決意しました。

KID’S いわき ぱふのWebサイトから、周辺の地図を出して印刷して、地図で確認して、レッゴー。

自動車で行きます。ナビには、今日もヒマな妹さん。でも、ナビゲーターとしての能力は、ほとんどゼロです。さすが、りんの一族です。

京都の小倉に伯母の家があります。たしか、そこって観月橋に近かった様な気が……。

それぐらいの前知識で、いきなり自動車に乗り込むところが、方向音痴の証拠です。

「とりあえず、伯母さんの家の方に行くね」

ブッブーと自動車は走ります。
伯母さんの家にも、もう2年ぐらい行っていません。
あら不思議。京都に入っていきなり、道に迷ってしまいましたよ。

「あれ?小倉って、こんなに遠かったっけ?」

「道こんでるから、そう思うだけとちがう?」

「でも、もうこのあたり、『宇治』っていう看板が出てるんですが……」

おかしいですねぇ。小倉を通って宇治に出る予定だったのに、小倉を全然通らないうちから、もう宇治に着いたと看板がいうのです。
まったく、こまった看板だ。

けっこぅ細い道を行きますと、観月橋という看板が。

「観月橋あったぞ。地図見て、地図」

「わたしたち、橋のどっちから来たの?」

「宇治橋、わたってええんか?わたるぞ」

「えっ、ちょっとストップ」

こういう状況のときが、1番事故にあいやすいので、注意しましょう。
とりあえず、宇治橋を渡って、第一ホテルの駐車場に車をおいて、地図を確認。

「わかった。ばっちりやで、りんちゃん。もう、すぐそこや」

すごい。奇跡です。一発で目的地に着いたようです。
なんで、小倉を通るという過程が間違っていたのに、素直についたのか?
それはもう、方向音痴というマイナスと、小倉を通るという過程の間違いのマイナスが、かけあわさってプラスになったとしかいいようがありません。
まぁ、いいや。ちゃんと着いたんだし(笑)

「KID’S いわき ぱふ」は、自動車一方通行の商店街の中にあるお店です。自動車は、商店街の駐車場に止めて、お店に行きます。
本屋さんの隣の大きなお人形のおかれたお店で、看板も大きくでています。

中にはいると、本と木のおもちゃがたくさんおいてあります。
ズカズカと入ると、妹が着いてきません。
??

「すいません、お客様。はきものをはきかえてお上がりください」

お店の方にいきなり注意されてしまいました。
このお店も、入り口でスリッパにはきかえないといけないのでした。

「いやぁ、下駄箱があったからどうしようかと」

と妹。

「しってんにゃったら、言ってくれよ~(泣)」

気を取り直して、靴は着替えてお店にゴーです。
お店の中は、特にすごい数の絵本です。
お店の方が電話の対応をされています。
なになに、お手玉のことがラジオで取り上げられてから、お手玉がすごく売れて、売り切れ状態だみたいな話をされているようです。

入り口付近には、ハンマー・トイとかがあります。
妹は、そういう乱暴なオモチャは、大好きなようです。ハンマーを振り回したり、吊ってある木のモービルをはじいたりしてめずらしそうにしています。
でも、わたしは、キョロキョロ。

ボードゲームとか、カードゲームは?

奥まですすむと階段があります。階段のところにも、所狭しといろいろな子育て関係、絵本関係の本が置いてあります。
上は、物置かな?のぼっていってもいいのかな?

木のおもちゃも、最近大好きになりつつあるのですが、これだけだったら、来た甲斐がありません。

「あのー、ボードゲームとか、カードのゲームを探しているのですが?」

とお店の人に尋ねると、そういったちょっと年上の子ども用のおもちゃは、2階にありますよとのこと。
2階にレッツゴー。

2階。
2階は、パラダイスでした。

「ど、どうしよう」

「どうしたん?」

「お金がたりない」

「まだ、買うもん決めてもいやへんやんか!」

だって、ざっと棚を見渡しだけで、「カヤナック」はあるわ、「ディスクショット」はあるわ、「枝のゲーム」はあるわ、「ノエ」はあるわ、「ダイナマイト」はあるわ……。
あぁ、「リーチ」までおいてある。

棚の前で、

「うっ」

と、うめいているわたしを見かねて(?)、お店の方が来てくださいました。

「あの、何歳ぐらいのお子さんがおられるのですか?」

きた。いつもの質問。

「えーと、小学校1年生ぐらいなんですけどね」

多分、妻だと思われている妹が隣で爆笑を押さえていますが、最近、この言葉がスラスラ出てくるわたしです。
平気で、嘘をつく人々?
だって、嘘じゃないもん。

なんと、一番奥の棚は、見本の棚だそうで、自由に遊んでもいいのだそうです。
子ども連れのお客さんが、わたしたち以外に1組。見本の棚から、色々出して遊んでいます。

わたしたちも、いくつか、カードゲームを教えてもらいました。
やっぱり、こういうお店に働いておられる方は、自分の売っているものに対して、誇りと愛情を持っておられるのだなぁと感じる一瞬でした。

「これは、わたしのオススメなんです」

と紹介していただいたゲームが、「かしこい農夫」でした。

それから、「ピノキオ」、「メルヘンカルテット」などを実演しながら紹介してくださいました。
「メルヘンカルテット」は、「YELL」というお店で手に入れていたのですが、あれ以外にも種類がいろいろありました。探してみたら、しってるお話ばかりのカードもありそうでした。

妹もあとから、

「お店の人のお気に入りがあるってすごいなぁ」

と言っておりました。

「ちょっと、テレビゲームのおもちゃ屋さんとは違う感じでしょ」

と言うと、

「うんうん」

とうなずいておりました。

一通り、多分20分ぐらい説明していただいて、棚を探して買うものを考えます。

イメージとしては、ボード1つとあとカードがいくつかほしいなー。

ボード。「ディスクショット」、「カヤナック」、「すすめコブタくん」、「枝のゲーム」……。もうすでに、予算オーバーです(笑)

「カヤナック」と「枝のゲーム」は、予算オーバーになるので、今回はパス。
「すすめコブタくん」は、サーカスをしているコブタくんがあまりにもかわいいので、購入決定。でも、家帰ってから、ゲーム中はサーカスしないことが判明して、ちょっとショックを受けました(笑)
「ディスクショット」は、こういう体動かし系のゲームを持っていないので購入。

次は、カードゲーム。
まずは、ハバのリトルゲーム「ニャーニャー」購入決定。ハバのリトルゲームで、ネコだから(笑)。
「ダイナマイト」と「ノイ」だったら、数字が増えていく「ノイ」の方がいいよなぁ。
「コンツェルト・グロッソ」は、ほしかったゲーム。「ラーのリファレンス」があった場所と同じところに「コンツェルト・グロッソのリファレンス」もおいてあったよなー。
「メルヘンカルテット」の生活のヤツは、けっこう誰でも出来そうだったよなー。
「妖精さがし」もいいなー。でも、「動物さがし」は、お店の方に紹介してもらったよなー。
あぁ、でも、オススメと言わはったゲームは、「かしこい農夫」だぞ。

どんどんどん、と机の上にカードの箱が積み上がります。

「ハウマッチ?」

「うーん、○○円ぐらい」

妹は、方向音痴ですが、計算は速くて正確です。やっててよかった公文式。

「思いっきり、予算オーバーしてますなぁ」

「今日の映画が見に行けへんようになるほど買ったらあかんよ」

その日は、「指輪物語 第二部 二つの搭」を夜に見に行く予定の日です。

なくなく、減らします。
ジェスチャーゲーム、「コンツェルト・グロッソ」。
オススメゲーム、「かしこい農夫」。

品物持って、レジに。

チーン。

「ありがとうございました。
オモチャのこと、たいへん、お詳しいんですねぇ」

調子に乗って、知ってるゲームは、妹に解説しておりました。それを聞かれたらしい。

「えっ、ええまぁ。し、仕事がらかな…」

また、となりで妹が笑い死にしかけています。
どんな仕事やねん。おもちゃ屋か?すわっ、ライバル?

というような感じでしたが、品揃えも豊富で、とってもよいお店でした。
1階にも、子どもたちが遊ぶスペースがあって、家族連れが見られました。

「あれ、2階に直接上がる階段があるやん」

「でも、ドアのところ、1階から入ってくださいって書いてあったよ」

本当ですか?

帰りしは、「大津」という看板の方向へ。
行きしなには通ったことのない、山道に入っていきます。

「ほんまに帰れんのか?」

「大津って、書いてあるやん」

「奈良県大津とかとちゃうやろなー」

なんと、南郷のあたりに道はつながっていました。

「YELLにもよって帰るか?」

「あぁ、あの椅子」

ちょっと、思い出してうっとりしています。

「でも、第2、第3土曜は、休みやったんとちゃう」

その通りでした(笑)

お給料もらった、また行こう。
ということで、無事に家に帰り着きました。