コンチェルト・グロッソ
子どもたちと遊んでいます。
今年は、同じ学年の子がたくさん集まってくるというのが特徴です。で、今日、集まってきたのが20人ほど。
そのうち、8人ぐらいは、お目当てのゲームがあったようです。
どうやら、「オセロ」、「リーチ」、「こぶたのレース」を自分たちでスタートさせています。
残り12人。2年生ばっかりです。
うーん。ついこの間まで1年生だった人たちですねぇ。
いくつかにわけてもいいですが、それでは、それぞれのグループのルールの説明だけで終わってしまいそうです。
うーん。
と考えて、「コンチェルト・グロッソ」を選びました。
理由は、インストが簡単で、1回遊べば子どもたちが自分で遊ぶことができるからということと、かなり人数が多くても、柔軟に遊ぶことができるからです。
まずは、12人でテーブルにつきます。
テーブルがあるので円にはならないで、メチャクチャ細長いグループです。
11種類のカードのうち、ジェスチャーをしなければならない4種類のカードを出して、どんなジェスチャーをするのか説明します。
今回は、椅子に座っていますので、立つアクションもそのままできます。
それから、アクションのないカードもあるよということを紹介します。
そして、アクションに遅れたり、間違ったアクションをした場合は、場に出ているすべてのカードを取らなければならないことを言いました。
3人から6人までのこのゲームですが、カードの数も多いので、12人でも充分に遊べます。
ただ、少ない人数のときだと、1回、1回、1番遅かった子を指摘して、カードをその子に渡してというやりとりがあるのだと思いますが、それは無理です。12人中、だれが1番アクションが遅かったかなんて、わかるもんではありません。
そこで、そのルールは、極端にアクションが遅い、明らかにアクションを忘れていた場合のみとしました。
今回やってみて、少人数でするときも、これぐらいアバウトに運用した方がトラブル(「どっちが遅かった?」みたいな)よいかなとちょっと思いました。
そうすると、けっこうアクションがあってもカードがたまっていくので、それもいい感じです。
あと、普通は、札をみんなの中央に置くのですが、今回、子どもの手で中央までとどきません。
だから、自分の胸の前で、みんなに向かってオープンにする。捨て札は、回収されるまで自分の前におくというルールでしました。
だから、自然と自分のめくる番は、自分のアクションはできません。
題を出す人みたいな役割になります。
やり始める前は、人数多いということで、ちょっと心配もしていたのですが、やってみるとけっこうスムーズに進みました。
やっぱりいるのは、わたしと同じく、「ティンパニー奏者」のカードをみると思わず、テーブルを叩いてしまう子。
「タイコは、手をあげるやでー」
今回は、インストラクターに専念していますので、りんは、余裕の表情です。
今回、大人数でよかった思わぬ効果は、失敗したとき、けっこう複数の子がつられて一緒に失敗していたことです。
人数少ないと、シビアな試合になりがちなのですが、このゲームは、
「うわーー。失敗しちゃったーー」
「あたしもーー」
と、笑いながらできなくっちゃいけません。
たまったカードを2人で、分け分けです。
あともう1つの効果は、人数が多かったために1人の手札が少なかったこと。
まわる数は同じなので、結局は20分ぐらいして最後までだれも上がれなかったのですが、なんか、5枚とか、4枚とかになると、上がれそうな気がしてくるんですねぇ。
そうすると、もうちょっとゲームが続けたくなるようでした。
ということで、今回は、コンチェルト・グロッソの人数の限界に挑戦しました。
もっと、大人数でしたことがあるぞという猛者がおられたら、ぜひ、お教えくださいませ。